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《歌集目次》作品はほぼ新しいものから旧いものの順に並べています。 |
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p1 |
2008年 夏から秋の短歌です NEW ! |
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2008年 早春から春の短歌です NEW ! |
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p6 |
2007年 夏の終りの短歌です |
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p8 |
宇宙論の短歌です |
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p9 |
2007年 初夏の短歌です |
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p12 |
2007年 春の短歌です |
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p14 |
2007年 新春の短歌です |
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p17 |
2006年 冬の短歌です |
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p19 |
2006年 秋の短歌です |
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p21 |
2006年 梅雨から夏までの短歌です |
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p23 |
人に贈った短歌その一です |
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p24 |
人に贈った短歌そのニです。会話調です |
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p25 |
人に贈った短歌その三です |
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p27 |
2005年 夏の短歌です |
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p30 |
2005年 春の短歌です |
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p32 |
2005年 早春の短歌です |
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ソリティア化粧したおまえの姿は 歯みがきを午前零時の秘儀とせよ 鏡に呪文を「Look at me!」と 午前二時 驟雨に街がとける 六月の朝の冷気にくるまれて 窓辺の薔薇は花びらひらり |
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コンビニの軒にたたずむ影ふたつ 傘一本を手にして寄り添う 炒り豆のにおい漂う商店街 行きかう人に秋の陽は射す 冷蔵庫あければふたつ缶ビール 手付かずのまま冷えてゆく秋 ジャングルジムそのてっぺんで勇ましく 小さなこぶしに未来は宿る |
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3/34 |
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まんまるの月をいっしょに見る夜のはずだったよね むかしのキミへ スペードのエースが来ない こんなにも恋しい秋の夜のソリティア |
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4/34 |
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花散らす雨人影もなき灰色の墓前にも花並びたち色とりどりの春 白梅の花びら浮かぶ 青空はどこか眠たく嘘っぽく さくら吹雪の魔法のような ユーミンの「春よ、来い」聴き なにかしら目が熱くなる葉桜の夜 |
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誰かがね「おやすみなさい」と言ったかな 花散らす雨ふっているだけ 何気ない瞳の中にみどり萌え むかし摘んだねクローバーの花 ワンレンの髪を五月の風に乗せホームで手を振るアジアン・ビューティー 多摩川の水面に映る新緑を吹きわたる風 雲は見ている 雨粒をたわわにまとい宵闇のハーブの花の香る紫 |
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6/34 |
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九月の風この空は黒に蒼さが浸みてます。入道雲はまぶしくて白 もう少しもう少しだけ生きたいよ セミがはげしく鳴く日の午睡 夏空を体いっぱい焼きつけたセミが死んでる道は涼しく そう思ったのは何回目の夏 思わなくなったのは何回目の夏 |
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7/34 |
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珈琲と麦茶を交互に飲んでます 赤いサソリ座ときどき見つつ 夏という季節の王の弔いに 天地をそめる金の残照 雨あがり 街の空気もひんやりと九月の風がやさしくキスする この夏は暑かったよねと話してる 雨粒は |
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相転移真空が相転移して偶然に宇宙が出来ちゃう よくある事よね 世界とは彼岸の青の相転移 時と光の泡のひと粒 だとしたら暗きエーテル満てる血に汚濁のように沸きいずる恋 冷凍庫 マンゴアイスとハゲダツの奥にこっそり宇宙を隠そう (註) 相転移:物質の状態が変わる事。液体の水が固体の氷になるなど。 |
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Summer Solstice(サマーソリティス)新緑は空に萌え立ち雲わらう 夏への扉ほら開いてる 軒下に括り付けたる紙の鯉 風に泳げと願った日遠し 脱衣場に着衣の抜け殻ふたつあり 湯殿ではしゃぐ声聞く湯治 |
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大きめの唐傘より伸びる手にすがりて歩む雨合羽の子 時雨てよ 足元さえも覚束ねえ 涙かくせよほほ濡らす雨(*) 憎いねえ粋ってもんだよアイツはさ そんな具合にオサラバしたい 「何故なんだ?」「こたえは無い」と言うように 雲ゆうゆうと春は過ぎゆく (註) 本歌は江戸期の俳人の句です。 時雨てよ 足元が歪むほどに(海道) |
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今日ってさぁ、ちっとも暗くならないね キスしたい日は (註) Summer Solstice(サマーソルティス):夏至 雨煙る薄墨の街かけ抜けし夜叉の黒髪ふれず愛しく |
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南風スカートもほこりもチラシも吹きあげて 四月の空に南風笑う 雷雲は早や 殴られるような嵐の雨音を聞きながら待つ春は曙 |
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葉桜の新緑髪に映しつつ 「好きよ」と聞こえた季節ふたたび 「もうちょっと一緒にいてよ」を聞いて識る 俺ってこいつをしょうもなく好き 逆立ちで東京タワーを見てごらん 幸という字に見えればOK 幸せか不幸かなんてわからない そんな幸せつづくといいね |
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冬から春へカレンダー残り2枚が残ってる そういう部屋のその暖かさ さくさくと歩む音する落ち葉の道に秋はほろりと転がっている 近頃はもうたき火など見かけない 寂しい日本になりましたよね 「寒いなあ」こたつにもぐりほろ酔いの薄目で見上げる新春の空 |
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そうだなあ きのう産まれた君ならばだっこで初日を見せてあげよう 結露ってひと粒ずつが世界でね そして落ちゆく宇宙なんだよ もう少し布団にもぐっていたいなあ エイッ!ぬくもりを蹴飛ばして朝 正月の浮かれ気分もはや失せて なにするでもなく寒きに耐える |
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16/34 |
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まんまるの銀色の月 人をして惑わすという二月のある夜 なんとなく満月の夜は飲まないと・・・ そんな言い訳していた二月 だとしたら 微笑むひとのポケットの裏地はきっとパステルピンクだ |
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イブの午後四時「この雨が雪にかわると素敵よね」空あおぎ見るイブの午後四時 新巻や鯛やかまぼこ並ぶ中 木屑の中で毛蟹がもそり お餅つきしたわと告げるEメール ひとすじ光が射す夜明け前 |
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珈琲の湯気に透かした冬空に突き刺さっていた蒼き三日月 水平に両腕ひろげ膝を上げ踊ってみせろ! 凍てつく朝に |
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銀杏並木あの 金色の夕陽が世界を染めてゆく 海、空、そしてきみの黒髪 日も暮れて木枯らし一番ふく路地で のらは尻尾で「寒いね」という ふと気付く 秋の星などしばらくは 見ていなかった盲目たように |
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20/34 |
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ダイエットしてみようかな 美白してやせはじめてる月は わかったよ! やけに涙がこぼれるわけは夜気に薄荷を混ぜたなヤツめ あいたいな そう思うとき やけくそで自分をそっと抱きしめてみる こんなにも空が青いよ |
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一口の水雨音を数え眠りを待つ床で 闇の色みる風はひんやり 白熱の陽に曝されし休日のオフィスを歩む陽炎の如 緑濃き木蔭に憩ふ一口の水ひんやりと |
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盆過ぎてなおギラギラの夏は在り 命も恋も終わる輝き |
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ロベリアロベリアの夢を眺める人おもい 五月の空は寂しくも青し 古都の春 花の盛りに匂い立つ 赤き糸 指に結わえし夢一夜 末は彼岸の闇なお暗し 金色の夕べの風はすがしくて 冷たく |
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さようなら「さようなら」 そこに居るただそれだけでよかったよ 今日からひとりで生きていくね よかったね! 元気をだして少しだけ歩いてみよう。それでいいから・・・ 文字蒼く「さようなら」映すモニターに「またね!」と打てず |
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ラマダン(*)「そもそもね。がむばる・・・てのがよくないね」夜風涼しいラマダン前夜 ありし日の 我の絵を詠いし遠きひとのため 絵よ、かの曲をそこで奏でよ! (註) ラマダン:イスラム暦第九月。イスラム教徒の断食が行われる月 |
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聞こえてる? はい砂時計 耳よせて! さらさらの秋こぼれているよ 思ひ立ち かのアドレスを訪ぬればロディア・カラーの扉ひらけり おひさです♪ 書きかけた手に蘇える記憶にぬくもる暮れてゆく秋 |
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通り過ぎた夏灰色に水煙る街ながめてる 瞳に映る夏の来る前 つゆ空の雲より放たる銀線の 矢、瞳刺し一滴の (註) 湿舌:夏、太平洋高気圧から張り出す水蒸気を多量にふくむ気団 |
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さよならの季節のあとに来た夏は ただ眩しくてただ輝いて 入道雲 虚空を昇るその力 床に伏したる我に与えよ かき氷白い輝き赤く染め 冷たく痛く喉ごし楽し 白熱の閃光が満ち影熔けし葉月六日の蒼空しづか 白昼に |
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縁側で暮れゆく緑映しつつ 冷えた麦茶が汗かいてゆく さふめんを氷水に泳がせて 虫の音をはたりと止めて夜風来る チリンと鳴った風鈴の夏 午後の風サマージャケット通りぬけ 素肌に残る葉月の終り 携帯にほほえむ声が弾むよう 九月の緑の木漏れ陽の中 |
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春風春風を背広いっぱい孕ませて おもちゃのつつみ提げ帰る人 桜もち葉をつけたまま一口で二個食べし友 笑顔懐かし 新品の学帽かすめひらひらと 花はか細き肩に舞い降り 山里に音もなく散る八重桜 月夜に花を惜しむ白猫 |
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陽光にソフトクリームかかげてる 君はペロペロ自由の女神
(註) 早緑:春の新緑、蒼穹:深く青い空 |
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早春ほのかなる香り漂う梅の花 道ゆく人の襟もほころぶ 時は春 おしむ気持ちと裏腹の昼寝の縁に陽射し伸びゆく 少しだけ薄着になって春の陽を感じてみよう 多摩川の風 マスクして花粉症に悩む人 街にあふれて Spring has come ! |
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青空に飛行機雲の白線が引かれて桜のピンク散る朝 誰だっけ、はるはあけぼのとかいった・・・かんべんしてよ ふんわりと陽射しを吸って膨らんだ布団の綿は春の 新緑の木々の木蔭によたよたと新品ぴかぴかランドセル達 四月には新入社員の戸惑いを慣れた素振りで微笑んでみよう |
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最後へ |
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薄闇の四月の夜を見つめれば ふと |
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