八幡時代劇まつり

【はじめに】

 平成17年4月24日に「第3回 やわた流れ橋時代劇まつり」が行われてから、諸事情により2年連続で開催が中止となった。その後、再開を望む「時代劇ファン」の熱い要望に応え、有志の方々の尽力で、遂に「復活」!八幡市の石清水八幡宮前で、「第1回 八幡時代劇まつり 〜扮装感謝祭〜」として、平成19年6月3日に開催されるに至った。当日、扮装参加こそ出来なかったものの、筆者もカメラを携えて「時代劇パレード」を激写!このページでは、この「時代劇ファンのお祭り」を、レポート形式でお届けしたいと思います。


「石清水八幡宮」の歴史


石清水八幡宮 貞観2年(860年)、清和天皇の命により、八幡の男山山上に建立。その後、1000年間に渡り、度重なる火事・戦乱・台風によって焼失・破損するも、その度に再建される。天皇家の熱い保護と共に、「八幡大神」を氏神とする鎌倉幕府以来、織田・豊臣・徳川家からも庇護を受けて、広大な敷地内には、重要文化財である社殿・楼門・舞殿等、多くの歴史的な建築物が建ち並んでいる。「厄除け開運」の神としても知られ、今では「八幡さん」と親しまれて、信仰の対象となっている。毎年初詣には、各地から参拝客が訪れ、春には恒例の「男山桜まつり」も行われる。その際は、山麓から境内へと伸びる参道に、数多くの出店が軒を並べている。
 私も、ここ数年元旦には石清水八幡宮に参詣しているが、今回「流れ橋」から場所を変えて行われた「第1回 八幡時代劇まつり」は、この男山山麓の表参道から太鼓橋周辺において行われた(上の画像は、毎年大晦日の夜から元旦にかけて、境内の神楽殿で行われる「厄除け御神矢付与」の巫女の舞い)。尚、より詳しい情報を知りたい方は、「石清水八幡宮」のホームページへ。【所在地:京都府八幡市八幡高坊30】


「流れ橋時代劇まつり」から「八幡時代劇まつり」へ


石清水八幡宮への交通路 平成17年4月24日に、流れ橋で行われた「第3回 やわた流れ橋時代劇まつり」は、イベント会場だった「四季彩館」の主催者の変更(八幡市→京阪電車関連の企業)・八幡市からの補助金のカット・来客用駐車場用地確保の困難…等により、二年連続で中止となっていたが、再開を望むファンの声、関係者の尽力により、平成19年3月3日に「第1回 八幡時代劇まつり 〜扮装感謝祭〜」として再開される事が、各種新聞媒体で発表!後日、「流れ橋時代劇まつり」の参加者だった私の元にも、同イベントのチラシと案内文が送られてきた。

 ただ、この頃には、私が使っていたパソコンがオシャカ(泣!)になると言うアクシデントが起こっていた為、イベントへの参加費用に回せず、泣く泣く断念……!イベント当日の6月3日(日)は、休みを貰って「見学」のみの参加と言う事となった。その後、より詳しい(&第2弾の)案内チラシを求めて、何度も四季彩館や八幡市役所へ赴くも、その度に空振り。ネットカフェから「八幡時代劇まつり」のブログを見つけて、やっと前夜祭の情報を見つけるも、前日(6月2日) は翌日仕事を休む為に、遅くまで残業!(……嗚呼!)6月2日の夜に仕事を終えて、前夜祭の会場へ駆けつけた時は、既に予定のプログラムは終了。結局出来たのは、イベント会場の下見とチラシのゲットだけでした……。
 尚、イベント会場一帯を含む「石清水八幡宮」の本宮は、京阪電車の八幡駅を下車。駅前から延びている男山ケーブルで、すぐに行ける場所である(男山山上駅から徒歩で5分)。また、参道を徒歩でも歩いて上れるが……その際には、かなりの時間と体力を要する「覚悟」が必要ですぞ!(笑)


「そ〜れ、それ、それ、お祭りだ〜〜!」


 平成19年6月3日(日)。当日の天気は曇りで、たまにパラパラッと小雨が降る程度。炎天下でもなく梅雨空でもなく、ちゅ〜〜と半端な……いや、絶好の「祭」日和!(この空模様で、みっちり衣装を着込んだ扮装者の方々は、随分「助かった」ようでした)。時間に十分余裕を見て出て来たので、祭会場に到着したのは9時半頃。石清水八幡宮の表参道に、ズラッと並んだ40店程の出店は、まだ大半が準備中で、祭の見物客もちらほら……(ちなみに、写真には撮っていないが、太鼓橋脇の本部席の横には「郵便局」の出張所があり、若い女性の局員が「くノ一忍び衆」に扮装していた!)。私も、時間が来るまで屋台を眺めたり、祭のスケジュールが記された看板を見たり、来年も「時代劇まつり」を続けて行く為のNPO法人(後日、時代劇まつりのブログで、「時代劇倶楽部」と名称が決まったそうである)への参加協力のチラシに記入・投函したりしている内に、いよいよ「第1回 やわた時代劇まつり」の開始時間となる!
和太鼓演奏

▲ オープニング−和太鼓演奏「かがり」

▼ 南京玉すだれの実演


南京玉すだれ
 メインステージの太鼓橋前で、先ずは実行委員長の挨拶。「やわた流れ橋時代劇まつり」の中止から、今回の祭の開催に至るまでの経緯と苦労に触れられた後、オープニングは、ハッピ姿の女性のグループ「かがり」による、豪快な和太鼓の乱れ打ち!
 石清水八幡宮の朝の静かな境内に、和太鼓の「ドンドコドコドコ!」「ドンタッタッタッタッ!」と言う撥音が響き渡り、何曲もの和太鼓演奏が終わると、今度は「男山泉自治会・南京玉すだれ同好会」の面々による、南京玉すだれの実演!
 この玉すだれメンバーの中心になっているオジサンのトークが絶妙で、「正確には『南京無双玉すだれ』と言う名称であること」「実は、日本古来の文化であり、中国の南京とは関係がないこと」等々……南京玉すだれの歴史に関するウンチクを開陳した後、他の10数名のメンバーを率いて、数々の「南京玉すだれの伝統技」を見事に披露!この時、観客のノリ(掛け声や拍手)が悪いと「このままでは、八幡は滅ぶ!」「枚方に負ける!」(笑)(ちなみに、八幡は枚方に隣接。今は、枚方も何かと「大変」なんですが……)とギャグを飛ばし、ドッと笑いを取ってました!
 その後は、日本舞踊・女性演歌歌手の歌謡ショー(この後、時代劇パレードにも出演されるので、歌詞にちなんで、チンドン屋の扮装で登場)と続いた。だが、この太鼓橋は生活道路でもあるので、地元住民が普通に通行出来るよう、ここで1時間半の休憩となった。
 この間に、私も表参道(大晦日から元旦ともなれば、ずらっと露天が軒を連ねて、殊の外賑やかになる場所だ!)の静かな境内で弁当を食べ終え、太鼓橋の辺りをうろうろと。12時を過ぎると、祭りの見物客も次第に増え始めた。更に、この頃から、山上の石清水八幡宮研修センターで着替えを済ませた扮装参加者の姿が、太鼓橋周辺でちらほらと!隣接する駐車場には、馬の運搬車も停まり、いよいよ「時代劇まつり」の雰囲気も盛り上がって来た!私も含めて、カメラを構えた見物客は、早くも扮装参加者の艶やかな姿を撮りまくる。

      「水戸黄門一行&淀君?」                「お姫様と女剣士」

水戸黄門一行&お銀  お姫様と女剣士

時代劇の主役たち・1 【四景】

世紀の美女     信玄と信長

「世紀の美女二人−小野小町と楊貴妃」       「暑いのう、信玄殿!」「全くじゃ、信長殿!」


 ……やがて、時代劇パレード開始の時間が迫り、扮装参加者全員がスタート地点である「一の鳥居」前へ。参加者の確認が行われ、行列の順番通りに並んで行く。そして、更にその奥の頓宮側からは、馬に乗った6人の武将(織田信長・徳川家康・伊達政宗・武田信玄・上杉謙信……アンド、桃太郎!【→ ページTOP&下図の写真】)が登場!行列の先頭を切って、ゆっくりゆっくり進んで行く。いよいよ、今回のお祭りのメインイベント−「時代劇パレード」の開始だ!

「時代劇だョ 全員集合!」

扮装参加者勢揃い


時代劇の主役たち・2 【三景】


「いざ、出陣!」 (⇒)

「はい、ポーズ!」(▼)


時代劇の主役たち・2 
戦国武将


尚、八幡時代劇まつりの公式サイトによると、今回の時代行列に登場した歴史&時代劇キャラクターは以下の通り。


【男性キャラクター】

チャップリン・織田信長・豊臣秀吉・徳川家康(3人)・上杉謙信・武田信玄・伊達政宗・真田幸村・天草四郎・安倍清明・国定忠治・佐々木小次郎・土方歳三・松平長七郎・水戸黄門・助さん・格さん・念仏の鉄・三味線屋勇次・家老・桃太郎

【女性キャラクター】

チンドンヤ・お姫様(2人)・花魁(2人)・島原花魁・奥方・腰元・大奥女中・女剣士(2人)・あんみつ姫・淀君・春日局・かげろうお銀・小野小町・楊貴妃・鹿鳴館風貴婦人


 午後1時。一の鳥居から太鼓橋へと続く参道の両側には、歴史&時代劇ファンがびっしりと立ち並び、皆カメラを構えている(私も、その一人である)。いよいよ「時代劇パレード」の開始となり、先頭を行く六騎の騎馬武者に続き、続々と歴史&時代劇キャラクターが登場……の筈が、全く来ない!待っても待っても、やって来ない!これは、後で分った事だが……パレードの先頭を行く"チャップリン”氏が、沿道の見物客に愛想を振りまき、何人もの美女に花を贈り、一緒に記念写真を撮る「パフォーマンス」を、延々と(笑)繰り広げていた為、行列が初っ端からストップしていたらしい。

 やっと行列が動き出し、私がカメラを構えていた太鼓橋周辺までやって来るや、八幡時代劇まつりスタッフのアナウンスにより、登場するキャラクターを一人一人紹介。中には、「魔界転生」の天草四郎(実際に、沢田研二が映画で着用した衣装だそうだ)や安倍清明・土方歳三のように、「男性キャラクター」を女性が演じている場合もあった。また、前述の"土方歳三"さんや"安倍清明"さんは、遠く東京から……更に、"徳川家康"氏に至っては、遥か奄美大島から来られたそうである!また、メガネをかけた新選組隊士(武田観柳斎か?…って、またマニアックなネタを!(笑))が、地元・八幡ケーブルテレビ−K・CAT(ケイ・キャット)の番組スタッフだったり(パレード後、実行委員会のスタッフと扮装参加者にインタビューされていた)、「何で、犬を連れてないんだろう?」と私が、南州公(西郷隆盛)と勘違いしたキャラクター(紹介アナウンスによると……何と「必殺仕置人の『念仏の鉄』」!いや〜〜ホントに失礼しました!!(笑))も登場したりして、かなり楽しめた!

 ただ、沿道の両側は見物客が鈴なりで、行列の真ん前でカメラを構える事も出来ず、構図を考えたり、シャッターチャンスを狙ってたりする内に、お目当ての人物は通り過ぎてしまったりして、結局「時代劇パレード自体」の写真は、一枚も撮れず仕舞いだった!……何たるこっちゃ!!……従って、以下の写真は、いずれもパレード終了後に撮った写真である(ただ、私の使っていたカメラの具合が悪く、全体的に「露光過多」になってるのが、返す返すも残念だった……)。


「艶姿 八幡之美男美女」

集合記念写真


時代劇の主役たち・3 【四景】


「俺が主役だ!」

時代劇キャラ、勢揃い

勇次と竜馬

「勇次と竜馬と…?」





「念仏の鉄、参上!」

念仏の鉄


 その後、メイン企画のパレードが終了すると、見物客もかなり帰ってしまい、私もケーブルに乗って石清水八幡宮・本宮へ行こうか?(パレードを終えた扮装参加者を、尚も写真に撮る為)……暫く時間を置いた後に行われる予定の催し(人形劇やチャンバラ教室、沖縄民謡に大正琴の演奏、等)を見ようか?…と迷ったのだが、結局「目的(=時代劇パレードの見学)」は果たし終えた為、これで帰る事にした。
 その時、一の鳥居のすぐ側の雑貨店の店頭に「八幡時代劇まつり」のポスターが張ってあるのに気づき、店番のおばあちゃんに「表に張ってあるポスター頂けますか?」と申し出ると、「もう、祭りも終わったからかまへんよ」と言うありがたいお言葉!めでたく「戦利品」(?)をゲットした後、帰路にある八幡市の大型家電量販店で、昇天したパソコンの代わりの「ウインドウズXP・ノートパソコン」を見つけて購入したのは……また、別のお話?(笑)


そして、平成二十年六月一日。第2回八幡時代劇まつり、開催!

「都の商売人、中村主水になる」


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