私はオオクワガタ飼育が専門のはずなのですが、これまで、私のHPには飼育のページがありませんでした。そこで、思い切って、今年のブリードを日記形式で紹介していくことにしました。
飼育情報は氾濫していますが、私なりの飼育方法を紹介させてください。
今後約1年かけて、作業のペースに合わせて順次追加・更新していきますので、わかりにくい部分等ありましたら、ご連絡をいただければと思います。
≪1 ペアリング≫ 4月10日ペアリング開始。
2011年は、2♂4♀を使ってブリードをします。親虫の画像は、後日UPさせていただきます。
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≪2 産卵セット≫ 4月24日産卵セットを組む
産卵木の加水
産卵木には、大分県のドルクスルームさんから購入するクヌギ(特AS材またはAS材)を使います。
コナラよりもクヌギの方が栄養価が高いことと、菌床に使われるオガ粉がクヌギなので菌床ボトルに入れた時のストレスが小さい気がするので、クヌギを使っています。
A材にこだわるのは、私が非力な女性であり(笑)、芯のある産卵木だと幼虫の取り出しに苦労するためです。産卵数と幼虫の成長という点からは、B材で充分です。と言うか、むしろ、硬めの材の方がたくさん産卵してくれますし、取り出した時の幼虫が大きいと言う説もありますので、割り出しに苦労しない方でしたら、費用面からもB材の方がいいかもしれません。
まず、ひと晩、加水します。画像は、撮影用に重石を外してありますが、普通は、この上にレンガを1つ乗せて、産卵木が水の中に沈む状態にしておきます。
*ドルクスルーム:http://www.dorcusroom.com/ |
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加水後の処理
ひと晩加水した産卵木は、樹皮を剥いて、1時間ほど日干しにします。
はっきり言って、樹皮を剥いても剥かなくても、産卵には何の影響もありません。私が、手間をかけて樹皮を剥くのは、マットの再利用をするためです。オオの産卵に使ったマットは、使用後にはある程度劣化しているので、これをヒラタなどの産卵に使うとなかなか良いのです。
しかし、樹皮を剥かないと、産卵木の樹皮と本体の間にあるざらざらしたオレンジ色の部分分がマットに混ざってしまうので、これでマットの質が落ちるような気がして、イヤなのです(単なる好みの問題ですが)。なので、樹皮を剥いて使います。
少し日干しにするのは、こうするとカビの発生が少なくなるような気がするためです。
なお、加水時に味の素を混ぜると産卵数が増えると言う説もありますが、カビも大発生するので、私は使いません。それに…むやみにたくさん産卵されても、飼育するのが大変になるだけですから!
なにごとも、“ほどほどに”と言うのがよろしいようです。
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産卵セット
私は、産卵セットには、Q−BOX30と言う容器を使っています(かつて奈良オオクワセンターさんから購入したもの)。100均ショップやホームセンターなどで扱われている容器にもお手頃なものがありますので、それらを使われるのもよいと思います。
産卵木の半分ほどをどマットで埋めてしまいます。たくさんのマットを使うのがもったいないので半分だけ埋め込んでいるのですが、全部埋めてしまってもいいようです。大体、1つの容器に2本の産卵木を入れます。産卵木が動かないように、下の方は堅く詰めるのがポイントです。
なお、マットは、前述のドルクスルームさんから「クヌギ100%細目マット」(ダンボールひと箱1575円)を購入して、自分で発酵させて(気温の高い時期に加水して放置してるだけ)使っています。
送料はダンボール2箱まで同じなので、「産卵木」と「マット」を一緒に購入することが多いです。
ちなみに、産卵セットには♀のみ入れるのが基本ですが、ペアリング期間が短くて心配な場合には、1週間ほど♂を一緒に入れることもあります。
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≪3 初令用ボトル詰め≫ 5月21日初令用ボトル詰めを行う
菌床ブロックの到着
産卵セットに♀を入れて2週間産卵させ、その後10日ほど放置してから幼虫を取り出すと、ボトルに入れるのにちょうど良い感じの初令幼虫が出てきます。
なので、幼虫取り出しの日から逆算して、あらかじめ菌床の手配をしておきます。
何頭の幼虫が出てくるのかは産卵木を割ってみないことにはわからないので、どれくらい用意したらいいのか迷うところですが、やや多目に用意しておくしかなさそうです。幼虫を取り出して数を確認してから菌床の注文をすると、幼虫を一時保管させておかなければならず、これは、幼虫にとって好ましいことではないと思います。
ブロックでの購入は、ボトルでの購入に比べると、1/3くらいの価格になります。少々手間ですけど、自分で詰めてこそ菌床の状態もわかるので、ぜひ自分で詰めてみていただきたいです。
ちなみに、私は、ドルビーインセクトさんのPITクヌギ微粒子と言う菌床を使っています。
*ドルビーインセクト:http://www.dorbee.com/ |
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.菌床ブロックの皮むき
まず、皮が一番厚くなっているブロック上部の皮を剥ぎ取ります。あとは、上部の穴の中も分厚い皮が発生していますから、、丁寧に除去します。
一方、側面にはあまり表皮は発生しないので、状況に応じて軽くはぎ取る程度とします。
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.菌床を崩す
表皮を除去した後は、ブロックを崩して行きます。
私は、5つのブロックを一度に崩していきます。菌床は、農産物に近いもので、同じメーカーの同じ商品でも、季節やロット、あるいはブロックごとに、微妙なばらつきがあります。工業製品とは違うので、ある程度はやむを得ないことだと思います。なので、これらのばらつきをなるべく均一化するために、複数のブロックを混ぜてボトル詰めする方が良いと考えるためです。
なので、1ブロック崩す毎にボトル詰めする方法よりも、纏めて数ブロック崩して混ぜ合わせてボトル詰めすることをお勧めします。
なお、ブロックを崩しながら、粒子の大きさや水分量について、チェックをします。あまりにも水分量が多い時には、乾燥させた生オガ粉を混ぜるとか、ドライヤーの風で水分を飛ばすなどの対応をすることもあります。粒子の大きさには対応は難しいですが、ボトル詰めの力加減を工夫するとか、ボトル交換時期に考慮するなどの対応はできると思います。
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.添加剤
ブロックを崩しながら、途中で、添加剤を加えます。全部崩し終わってから加えるよりも、途中で加えた方が、崩し終えた時には自然に混ざっていることになるので、楽だと思います。
私は、ドルビーインセクトさんのMAXIM−Nと言う添加剤を使います。初令用には、MAXIM−Nひと袋を10ブロックに混ぜます。2本目用にはもう少し減らしますし、3本目用(最終ボトル)には全く加えません。
他には、状況によってトレハロースを加えることもあります。
今回は、MAXIM−Nがやや少なかった(一袋全部が残っていたわけではない)ので、トレハロースを少し加えることにしました。
添加剤については、私も、かつては様々な研究をしたのです。だって、添加剤って、結構高いですからね。何とか、もっと安価なオリジナル添加剤を作れないものかと、何年も比較飼育をしました。でも、いろいろやった末に、結局、MAXIM-N以上の添加剤は作れなかったのです。
この添加剤は良いです。。 |
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初令用ボトル詰め
初令用には、軽く詰めます。一気に肩口まで菌床入れて(左画像)、軽くプレスします(中画像)。再度オガ粉を詰めて2−3回プレスし、中心に穴を開けます(右画像)。
普段は初令用には500tボトルを使うのですが、今年は仕事の都合で適期にボトル交換できるかどうか不安なので、多少交換時期が遅れてもいいように800tボトルを使うことにします。 |
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ボトル詰め完了
初令用ボトルは、5ブロックで800tボトル27本出来あがります(左画像)。1ブロック850円×5+添加剤分1000円ですから、1本あたり約200円ですね。
初令投入から2カ月ちょうどでボトル交換できるのなら500tで充分なので、もう少しコストダウンできるのですが…今年は800tで行きます。
1週間ほど保管すれば、使用可能な状態になります。 |
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≪4 幼虫取り出し≫ 6月1日初令幼虫の取り出しを行う
以下順次追加します。
ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございました。
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