2011年7月9日(土) 栃木県内(おもに那須烏山市)において、

  通訳案内士の資質・技能向上のための研修 ( テーマ 「伝統文化、那須烏山地区観光資源」 ほか )

  を実施しました。(日本観光振興協会主催、栃木県通訳案内士協会実施)

   ( Studies about ”Japanese traditional culture at Nasu-Karasuyama, July, 2011 )

    

 (上、那須烏山市、和紙の里での紙すき体験の様子)

    

 (上、和紙の里、ビデオ学習の様子)

    

(上、バス車内での研修の様子)

 

 「通訳案内業務研修・2011年栃木◆廖.譽檗璽函    

(紙の歴史・和紙に関する勉強会、紙すき体験、「山あげ祭り会館」見学、酒造元見学、

龍門の滝見学、鹿沼土・さつきに関する勉強会)

1.日時     2011年7月9日 土曜日 午前8時50分〜午後5時30分

2.場所     宇都宮市−那須烏山市間のチャーターバス車内および那須烏山市内周辺

3.参加者    15

4.研修担当者  是枝江津子(栃木県通訳案内士協会)、宇塚信子(同)、出口美保(同)

5.研修内容   (1)「紙の歴史に関する勉強会」(バス車内)

     (2)「紙すき体験」(那須烏山市、和紙の里)

     (3)「那須烏山市内の観光資源の把握(“山あげ会館”見学)」

   (4) 「日本酒に関する研修(島崎酒造見学)」

     (5)    「那須烏山市内の観光資源の把握 (“洞窟酒造”見学) 」

   (6) 「那須烏山市内の観光資源の把握(“龍門の滝”見学)」

   (7) 「鹿沼土、さつきに関する勉強会」(バス車内)

 

6.レポート

1)「紙の歴史に関する勉強会」(バス車内、ナビゲーター 出口美保 通訳案内士)

    バス車内の勉強会では、紙の歴史について、研修スタッフの出口美保さんにお話し

   いただきました。出口さんはドイツ留学中、中世欧州について学び、紙の歴史につい

   ても造詣が深く、興味深いお話しを聞かせていただきました。また、欧州の人たちが

   和紙にとても興味を持っていることなどについてもお話しいただきました。

 

2)「紙すき体験」(那須烏山市、和紙の里)

    「和紙の里」で、はがきサイズの紙すき体験をしました。指導員の説明を聞きながら

   2枚のはがきを作りました。那須こうぞ、トロロアオイといった原材料、作業工程、烏山

   和紙の歴史なども教えていただきました。2週間後に届いた自作の和紙はがきのできが想像

   以上に良かったので感激しました。

 

3)「那須烏山市内の観光資源の把握(“山あげ会館”見学)」 

      国の重要無形民俗文化財に指定され、450年の伝統を誇る、国内有数の野外劇

    「山あげ祭り」を紹介している「山あげ会館」を見学しました。映像やミニチュアでこの

    お祭りをわかりやすく説明しています。職員さんの詳しい解説を聞くことができ、一層

    興味をわきました。

     お祭りの運営も大変なようで、地域の人たちの堅いきずなのもとに長い準備期間

    を経てお祭りが実施されていることがわかりました。

(上、山あげ会館での研修の様子)  

 

 (4) 「日本酒に関する研修(島崎酒造見学)」

 栃木を代表する日本酒「東力士」を製造する島崎酒造が那須烏山市にあり、同所を

見学させていただきました。説明つきで工場見学をさせていただきました。試飲もで

きて、日本酒の芳醇な香りを楽しみました。

(上、島崎酒造での研修の様子)

 

  (5)    「那須烏山市内の観光資源の把握 (“洞窟酒造”見学) 」

  太平洋戦争末期に戦車工場として掘られ、現在は日本酒の貯蔵場所となっている洞窟を訪問

 しました。研修日はとても暑い日でしたが、洞窟内はとても涼しく、まさに天然のクーラーでした。

  また、この洞窟の歴史を知ると戦時中の朝鮮半島との複雑な関係も知ることができ、感慨深い

 場所でした。ぜひこの洞窟を国際交流のひとつの拠点として、また、街の活性化の一つの目玉と

 して推し進めていただきたいと切に思いました。

(上、洞窟酒造での研修の様子)

 

 (6) 「那須烏山市内の観光資源の把握(“龍門の滝”見学)」

  那須烏山市の観光スポット「龍門の滝」を訪問しました。その昔、滝の中段にある滝壺から

 龍(大蛇)が現れたという言い伝えどおり迫力のある滝でした。

 

(上、龍門の滝と参加者)

 

 (7) 「鹿沼土、さつきに関する勉強会」(バス車内、ナビゲーター 宇塚信子 通訳案内士)

   本研修スタッフの宇塚信子さんによる「鹿沼土とさつきに関する勉強会」をバス車

  内で行いました。宇塚さんの出身地で現在もお住まいの鹿沼市を代表する特産物であ

  る鹿沼土とサツキについて語っていただきました。鹿沼土の持つ特性や火山の話し、

  盆栽の話しに至るまで幅広く学習することができました。

 (上、バス車内の研修の様子)

 

7.感想(参加者からいただいた主な感想)

 ・那須烏山にスポットをあてて研修をしていただき、新しい発見がありました。(40代男性)

 ・研修先での人との出会いがとても印象的でした。(50代女性)

 ・紙に関する研修、勉強会がためになりました。(50代男性)

 ・紙すき体験がためになった。「山あげ」の意味がわかった。山あげ祭りの営みについて

  知ることができ良かった。(40代女性)

 ・和紙の里と洞窟酒造が印象的でした。(40代女性)

 ・お客様の立場で研修を受けることができた。スタッフの話し方も勉強になった。(50代女性)

 ・内容が盛りだくさんでよかった。(50代女性)

 ・紙すき技術の伝承、洞窟のいわれ、が気になりました。(60代男性)

 ・紙すき体験、酒造工場が印象的でした。(30代女性)

 ・西洋人には和紙の評価が高いので、この研修がとてもためになった。烏山の景色も良かった。

                                      (40代女性)

  ・那須氏の本拠地に来ることができてよかった。(50代女性)

  ・蝦夷征伐の前線基地であったことに興味がわいた。(40代女性)

 

8.おわりに

  この研修の実施にあたり、参加者の皆様、研修の企画や当日の運営を担当したスタッフをはじめ、各研修

  先の関係者の皆様から多大なるご協力をいただきました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

  これからも栃木県内を中心に地域のインバウンド促進のため会員一丸となり頑張ります。今後も皆さまから

 ご指導賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

                                          以上

(本レポート作成 栃木県通訳案内士協会 増田 剛)

 

(上、山あげ会館前の参加者の様子)

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