2011年6月25日(土) 栃木県内(おもに日光市湯西川)において、

  通訳案内士の資質・技能向上のための研修 ( テーマ 「温泉、湯西川地区観光資源」 ほか )

  を実施しました。(日本観光振興協会主催、栃木県通訳案内士協会実施)

   ( Studies about ”Onsen, Hot Springs of Japan”, at Yunishigawa of Nikko, June, 2011 )

    

 (上、湯西川温泉、平家集落周辺の様子)

    

 (上、日光市湯西川公民館での“温泉”勉強会の様子)

    

(上、バス車内での研修の様子)

 

 「通訳案内業務研修・2011年栃木 廖.譽檗璽函    

(通訳案内士の業務に関する講義、「水陸両用バス」乗車体験、「温泉」勉強会、「平家の里」見学、

旧栗山村地区・鬼怒川川治周辺に関する講話)

1.日時     2011年6月25日 土曜日 午前8時30分〜午後7時30分

2.場所     宇都宮市−日光市間のチャーターバス車内および日光市湯西川公民館等

3.参加者    14

4.研修担当者  宇野あづさ(栃木県通訳案内士協会)、久保洋子(同)

5.研修内容   (1)「通訳案内士業務に関する講義 廖淵丱梗崙癲

     (2)「旧栗山村地区の魅力に関する講話」(バス車内)

     (3)「日光市内の観光資源の把握(水陸両用バス乗車体験)」

   (4) 「温泉に関する勉強会」(日光市湯西川公民館にて)

     (5)    「日光市内の観光資源の把握(”平家の里”見学)」

   (6) 「日光市鬼怒川・川治地区の魅力に関する講話」(バス車内)

   (7) 「通訳案内士業務に関する講義◆廖淵丱梗崙癲

 

6.レポート

1)「通訳案内士業務に関する講義」 (バス車内)

 (2) 「旧栗山村地区の魅力に関する講話」(バス車内)

                                    (講師  通訳案内士 増田 剛 氏)

  まず、業務としての通訳案内士業、個人事業主としての通訳案内士についてお話しいた

 だきました。

  「通訳案内士の顧客はどんな人・企業か」、「顧客を満足させるための留意点は何か」、

 「通訳案内士が提供する商品(サービス)は何か」、「自己研鑚の重要性」など、プロとし

 して、観光業界の一員としての心構えをお話しいただきました。

  講師の増田氏は、湯西川・川俣・奥鬼怒温泉観光協会派遣職員としての経験もあり、今回

 の研修地(日光市湯西川、旧栗山村地区)の特徴や魅力について熱い思い入れとともに語っ

 ていただきました。

  春の新緑、夏の避暑地、秋の紅葉、冬のかまくら祭り、と一年を通じて楽しめ、また、平

 家落人の伝説や河童伝説が残る旧栗山村地区の概要や観光資源を教えていただきました。

 

3)「日光市内の観光資源の把握(水陸両用バス乗車体験)」

    国土交通省が募集した、「“水のめぐみ”とふれあう水の里の旅コンテスト2011」で特別賞を受賞した

 『「日光アクアツーリズム」/日光 水の回廊めぐり』の一部を占める水陸両用バスに試乗しました。

 川治ダムの水陸両用バスは、初の国産水陸両用バスと言うことや、関東で唯一乗れる場所であ

ることから、以前より話題になっており、新しい観光スポットとして湯西川観光に花を添えてい

ます。イケメンのバスガイドさんの楽しい解説を聞きながら、まずは川治ダムに向かいました。

 バスを降りて、ダムの中分厚いコンクリートの中を、エレベーターで下り、地下水のしたたる

涼しい薄暗いトンネルを抜けて、キャットウォークへ。地上60メートル、幅1メートルの通路

を通り、ダムの中ほどまで進みます。めったに味わえないスリルです。

 再び水陸両用バスに乗り込み、八汐湖のクルーズへ。道路を走っていたのバスが、ダムの中へ

そのまま入り、まるで元々船だったように自然に進みます。突然の大雨に濡れながらも、約20

分のクルーズで、雄大な景色を眺めることができ満足しました。

 水陸両用バスという珍しさ、ダムの中に入れるという特典は、多少高い乗車賃を払っても価値

があると思いました。お客様も喜ばれるのではないでしょうか。

 

(上、参加者と水陸両用バス)

 (上、川治ダムキャットウォークの様子)

 

 (4) 「温泉に関する勉強会」(日光市湯西川公民館にて)

 火山国日本は、すぐれた温泉がたくさんありますが、栃木も全国で有数の温泉のゆたかな県です。縄文

時代から綿々と続く温泉の歴史、なぜお湯が湧いているのか、その成り立ち、県内の温泉の紹介、外国の

温泉事情、などを学びました。「温泉法」による温泉の定義や、成分分析表の見方なども学びました。現在

は、経費の節減や温泉の湯量の減少など、さまざまな理由から、循環したお湯が使用されることが多く、薬

効を求めるお客様のニーズに応えにくい現実についても触れました。

 混浴についても取り上げましたが、時間が少なく、話題が盛り上がったところで勉強会が終わってしまい

ました。江戸時代までの昔の日本人は、混浴が普通であったこと、裸体を恥ずかしいと思っていなかったこ

となど、にわかには信じがたい現代の文化との違いに驚きました。

 温泉県、栃木のガイドとして、これからも温泉について勉強会を続けて行き、温泉についての資格取得など

も検討したいと個人的に思いました。

 

 (5) 「日光市内の観光資源の把握(“平家の里”見学)」

 湯西川温泉に滞在型の施設を作り、お客様が遊べるところを――、という願いが込められた「平家の里」。

立派な門がまえ、木々の中にしっとりと建つ茅葺の建物、小川が流れ、花が咲いている手入れの行き届いた

園内…、美しい村、といったたたずまいです。

 「平家の里」専務理事の伴隆文さんが、私達の説明役として、園内を同行してくださいました。

茅葺の建物は展示館になっていて、湯西川の産業や、暮らしの品々、平家の有名な武士の像などが見学で

きます。落人部落としての湯西川を理解するために、じっくり見学したい施設だと思いました。

(上、「平家の里」にて)

 

 (6) 「日光市鬼怒川・川治地区の魅力に関する講話」(バス車内)

 (7) 「通訳案内士業務に関する講義◆廖淵丱梗崙癲

                        (講師  通訳案内士 宇塚信子 氏)

 鬼怒川観光協会で3カ月、観光ガイドとして勤務されていた、宇塚信子さんによる、鬼怒川・川治の紹介。

さすが、実際に体験しなければ知らないであろう豊富な知識と愛情を感じました。ちょうどバスが通っていた会津

西街道は、小さな山間の道路にしか見えませんでしたが、東北・北陸からの近道として、重要な役割をしていたこ

とを聞いて、あらゆる場所に歴史があるものだな、と感心しました。川治温泉は源泉かけながしの自慢のお湯で

あること、今回は寄れませんでしたが美しい龍王峡のこと、江戸時代に発見され、明治以降メジャーな温泉地と

成長した鬼怒川温泉について、いろいろ教えていただきました。勉強会の後のクイズ大会が盛り上がり、多くの

方が名称や数字などを暗記されていました。さすが、観光ガイドの皆さんです。

 

(上、バス車内での研修の様子)

 

7.感想(参加者からいただいた主な感想)

 ・後継者不足を解消しつつ、湯西川の伝統芸能を伝承していただきたい。(60代男性)

 ・研修でありながら楽しんでしまいました。(50代女性)

 ・研修スタッフの入念な準備のおかげで大変有意義な内容で勉強になりました。(40代女性)

 ・盛りだくさんの内容でためになった。(50代男性)

 ・温泉についてよく調べて講義いただき大変参考になった。水陸両用車も大変おもしろかった。

                                      (50代女性)

 ・温泉のことを勉強できた。栃木には良い温泉が多いので外国旅行者にもすすめたい。(50代女性)

 ・新しい体験もありよい研修になった。次は外国人を「平家の里」に連れてきたい。(50代男性)

 ・水陸両用バスが楽しかった。(20代男性)

 

8.おわりに

  この研修の実施にあたり、日光市役所湯西川支所様をはじめ、湯西川・川俣・奥鬼怒温泉観光協会様など

  たくさんの方からご協力をいただきました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

  今年度も、広く深い知識を得て、栃木県の、そして、日本のインバウンド推進に貢献できるような研修を企画

 実施しますのでどうぞよろしくお願いいたします。

                                         以上

(本レポート作成 栃木県通訳案内士協会 久保洋子)

 

TOTAKの研修・活動結果の一覧へ