2010年12月4日(土) 栃木県内(おもに芳賀郡茂木町)において、

  通訳案内士の資質・技能向上のための研修 ( テーマ 「ハイテク」 ほか )

  を実施しました。

   ( Studies about ”High technology in Japan”, in Motegi, Tochigi, December, 2010 )

 

 「通訳案内業務研修・栃木」 レポート     

(「ツインリンクもてぎ」見学、ハイテク産業に関する講義、通訳案内士の業務に関する講義)

1.日時     2010124日 土曜日 午前10時〜午後6

2.場所     宇都宮市−茂木町間のチャーターバス車内およびツインリンクもてぎ

3.参加者    14

4.実施責任者  増田 剛(栃木県通訳案内士協会)

5.研修内容   (1)「日本のハイテク産業に関する講義」

     (2)「ツインリンクもてぎ見学」

     (3)「通訳案内士の業務に関する講義」

6.レポート

1)「日本のハイテク産業に関する講義」 (午前1010分〜午前1110分、バス車内)

                                (講師  通訳案内士・元メーカー技術者 高橋邦雄 氏)

  「環境技術と企業における技術者の役割」という演題で環境問題への世界的な取り組みや日本

の環境技術などについてお話いただきました。

「環境問題に対する国際的な取組の推移」、「日本の環境技術の例」、「環境にやさしい商品の開

発」という項目順にわかりやくす説明を受けました。

「経済成長と環境保護が両立した持続可能な社会の構築のためには有限な資源の有効利用と低

素技術の開発を各国共同で行うことが重要である」ことや企業においては、「顧客のニーズを把握

し、タイムリーに低コストで高品質の製品を商品化する」、「CSマインドが重要である」、「開発

にあたっては、ISO14001ISO9001などに則り、作業時には安全、衛生に配慮する」ことなど

が取り組み姿勢として重要視されていることなど、大手メーカー技術者として勤め上げた経験に

もとづく貴重なお話をお聞きすることができました。

とかく日本の高度な技術やその技術によって創り出されたモノに注目が集まりがちですが、そ

の技術を生み出した「日本の企業」や「日本人技術者」に対して、もっと興味関心を持ち、「社風」

や「日本人技術者気質」といったものも通訳ガイド中に旅行者にお話しできればもっと日本を楽

しんでもらえるだろうなあと個人的に感じました。

(2)「ツインリンクもてぎ見学」

日本を代表するグローバル企業「ホンダ」が手掛けたサーキット場。所在地は、栃木県芳賀

郡茂木町。19978月営業開始。2種類のコースが併存する世界でも珍しいサーキット場。

本研修での見学箇所

・「VIPルーム」(ホームストレッチが見渡せる)

・オーバルコース「スーパースピードウェイ」(バスで試走しました)

・「コレクションホール」(人間型ロボットASIMOのライブ見学や歴代の名車見学ができる)

・「第1パドック」

・「ロードコース」

コレクションホールは、ASIMOのショーが見学できたり、ASIMO誕生までの歴代ロボット

    の展示(学習エリア)や、2輪・4輪の市販車・レース車の展示があり、また、カフェや売店も

ありクルマ好き・ホンダ好き・ロボット好きには垂涎の施設。

  オーバルコース見学は、係員の説明つきでチャーターバスで実際にコースを走行し、コース

上で下車し、コーナー(バンク)の様子や壁の二重構造を間近で観察しました。当日はレース

やイベントがなく、運よくコース見学ができました。

  パドック及びロードコース見学は、ちょうど2輪車の練習走行が行われており、猛スピード

で疾走するバイクを見たり、エンジン音を楽しみながら、本番さながらの様子を見ることがで

きました。

  集客施設としての魅力を十分感じることのできた「ツインリンクもてぎ」でした。

3)「通訳案内士の業務に関する講話」 (講師 通訳案内士 増田 剛)

「通訳案内士」を「資格」と「職業」という点から解説をはじめ、通訳案内士の歴史、現在

の課題、仕事を得るための方法、通訳案内士の今後等についてお話をさせていただきました。

・資格所有者の数は増えたが、有資格者の観光分野産業への参入が少ない。

・現在、地方では職業として成り立たせることが困難な状況であるが、観光目的の来日外国

人の数は地方においても増加傾向にある。

・旅行業界・観光業界に精通している通訳案内士は少ない。

・個人事業主としての心構えは必要不可欠。自己研鑽や自己PRも大切。

・通訳案内士の研修システム・研修団体の整備不足。

・資格制度変更の可能性。

等、通訳案内士に関する全体的な話をしました。

7.感想(参加者からのアンケート内の感想)

 ・ハイテクの最新情報、U3−X、大変興味深かったです。ASIMO君はすばらしい。

(*U3−X・・・1輪車タイプの乗り物。体重移動により最高時速6キロで走行可能。)

 ・ASIMOや歴史的車両を身近に見ることができ、大変興味深かったです。海外の方も十分

興味を持てる施設だと思いました。また自然も豊かで子ども連れのお客様も視野に入れるこ

とができると思います。この点をいかしてアピールするか考えれば観光にいかすことができ

ると思います。

・実際に自分の目で確かめるということの大切さをいつも感じます。

・ツインリンクもてぎの中での見学が有意義だったばかりではなく、往復のバスの中でもレク

チャーがあり、楽しくてためになりました。

・VIPルームに入れてよかった。高橋先生のお話も大変よかったです。

・これからの勉強にすごく役に立つと思います。

・ツインリンクもてぎに行ったことがなかったので、実際に見てふれてとてもためになりまし

た。

・通訳案内士としてどのような活動をしているのかお聞きできる機会があるとうれしいです。

・研修は、実践的なものを取り入れてほしい。

・バンク走行で説明も聞けてよかったです。コレクションホールでもガイドのお話が聞けると

よかったです。

・進化し続けているASIMOには感動しました。バス往復での研修ありがとうございました。

                                         以上

(本レポート作成 増田 剛)

 

 (写真は全て 「ツインリンクもてぎ」 での研修の様子)

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