2010年7月17日(土) とちぎ国際交流センターにおいて、(社)日本観光協会主催の

通訳案内士の資質・技能向上のための研修を実施しました。

 

 本研修の講師と参加者

 観世流名誉師範の渡辺文雄先生(下段中央左)と英語通訳案内士の丸田栄治先生(同右)

 

講義の様子

 

 1.日時       2010年7月17日(土) 午後1時00分から午後5時00分まで

2.場所       とちぎ国際交流センター (宇都宮市本町)

3.参加者      14名

4.実施責任者   増田剛(TOTAK西語会員)、宇野あづさ (TOTAK英語会員)

5.研修内容 

(1) 「通訳案内士とは」

    (講師:通訳案内士 丸田栄治 氏)

(2) 伝統芸能「能」の基礎知識・日光輪王寺薪能演目解説

    (講師:観世流名誉師範 渡辺文雄 氏)

 6.レポート

第一部     『通訳案内士とは』 講師 丸田栄治先生

 日本やニュージーランドで長く旅行業に携わってきた経験を通して、通訳案内士の役割、

今後の展望などをお話しいただきました。

 「訪日外国人3000万人を目指す今、増加する外人客(主に中国人)の様々なニーズに合わ

せた使い勝手の良いガイドが求められており、通訳案内士の業務独占の廃止が観光庁主導で

検討されています。また観光の形態としては個人旅行が多くなってきています。

 こうした状況の中、仕事を取っていくには従来通り旅行社などからのガイド依頼を待つだ

けではなく、一人ひとりが知恵を絞って積極的に行動するしかない。」というお話でした。

第二部     『能について』 講師 渡辺文雄先生

 学生時代からの能のファンで、現在、観世流名誉師範の渡辺先生に、能の歴史や仕組など

について講義をしていただいた他、井筒、羽衣、義経などの演目や、楽器、面、舞台、など

について、ビデオを見ながら解説をしていただきました。

 能面、笛、扇もご用意下さったので、実物を真近に見ることもできました。

 先生が講義の中でおっしゃっていた、

  『能は人間の喜怒哀楽など様々な情念を非常に凝縮された表現の中で表わそうとしている。

  見る側には、演じる側が何を表わそうとしているのかを一生懸命に理解しようとする努力が

  求められる。そこが他の舞台芸術と違うところだ。』

  『趣味は努力して作り上げる物だと思う。最初は嫌だと思っても、我慢して見続けるうちに

  面白くなってくる。』

という言葉が印象に残っています。

 能を見るのは全く初めて、という参加者がほとんどでしたが、渡辺先生の分かりやすい丁寧な

解説で、親しみと興味を感じることができたようです。

 日本の伝統芸能を外国からの旅行者に説明するにはまず自分がよく理解できていないといけま

せんし、自分が楽しめないものは楽しく説明できません。能を楽しく観賞できるようになるまで

もう少し勉強したいと感じました。

 

 本レポート作成

TOTAK会員 宇塚 信子 (英語通訳案内士)

 

渡辺文雄先生による講義の様子

 

伝統芸能講座の様子

 

丸田栄治先生による通訳案内士研修の様子

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