74 海に暮らす老人(青森県大間町)10月下旬

大間町の西側、国道338号線、祠の横でワカメを干しているお婆さんがいました。車を止め、挨拶をして「写真を撮らせて下さいね」と言おうと思ったのですが、黙々と作業を続けるばかりで一向に私の存在に気付きません。何か声をかけづらくて、スタンバイしたまま10分間。お婆さんは腰を曲げたまま、最後まで顔を一度も上げることはありませんでした。一枚だけ撮らせて頂きましたよ・・・お婆さん本当に有難う。

撮影アドバイス

私の場合、意識的に人を撮ることは殆どないのですが、風景の中で違和感のない存在であれば問題はないと、この時は感じました。都会では、人=自然などと想いもよりません。田舎はいいですね。それはともかく、このような写真でも、やはりバランスよく構図を決めることが大事です。祠とお婆さんが重なったりしたらおかしいし、空間を広くあけた方にはちょっとした視覚的ポイントを作って内容をもたせる・・・この場合は海に浮かぶ岩礁がその役目をしています。演出じゃないんだから全てが思い通りにはいきませんが、どんな時でもベストフレーミング・・・バランスのとれた画面作りを心掛けたいものです。

                        70〜200mm・絞りF8・オート・RVP

 

 

 

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