73 下北・仏ヶ浦(青森県佐井村)6月下旬

仏ヶ浦は、下北半島西端の海岸線にあります。この地を訪れた大町桂月は「呆れ果て 驚き果てて 仏宇陀 念仏申す 外なかりけり」、「神の業 鬼の手創り 仏宇陀 人の世為らぬ 処なりけり」と詠みました。恐山に代表されるように、下北にはどことなく神秘的な(神や仏、死者や霊などの)イメージが付きまとうように思います。この半島の自然をこれ以上・・・穢してはなりません。

撮影アドバイス

意識する、しないにかかわらず、感動した風景を切り取るという行為は、自然に対する敬意の表れであり、かけがえのない大切なものを穢してはならないという直感の為せる業だと思います。しかしながら経済優先の世の中では、殆どの現代人はその直感を無視します・・・もう取り返しのつかないところまで感覚が麻痺してしまったのか?せめて風景写真家だけでも、祈りを込めてシャッターを切りたいものです。

                          20〜35mm・絞りF16・オート・RVP

※ アドバイスというより、だんだん神憑ってきましたね・・・失礼!ここは滝の取材途中、たまたま通りかかった時に立ち寄りました。写真にはあまり写っていませんが、奇岩怪石が林立し被写体には事欠きません。ただこの時は正午前で陽が高く、あまり光線状態がよくなかったので足早に立ち去りました。じっくり時間をかけて撮影したい場所ですね。この写真は「青空に放射状に広がる雲を効果的に利用しよう」と思って撮影しています。

 

 

 

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