2 道(青森県佐井村)10月中旬

北海道の取材を終えて、フェリーで函館から大間(下北半島)へ渡りました。少し遠回りになりますが、まだ一度も通ったことのない西岸の道を帰路に選びました。大間町から佐井村に入ってすぐだったと思います。何気なく車窓から景色を眺めていると、海へと続く一筋の道に目がとまりました。この付近では珍しくもない平凡な農道かもしれません。しかし私にとっては、とても懐かしさを覚える光景だったのです・・・その感覚は、遠い過去(自分が生まれる前)の記憶のようなものでした。

撮影アドバイス

風景写真家は、常にレンズの目を通して風景を眺めていると言われます。印象的な被写体を発見すると、望遠レンズの目でズームアップしてみたり、広角レンズの目で接近してみたり、時にはマクロレンズの目で超接近してみたりするわけです。ある意味、被写体を発見した時点では、その視線は時空を越えているかもしれません。ただし、それはあくまでも実物を見るときの(テクニックの)話です。最も大切なのは、心の目ではないでしょうか。

 

 

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