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全国新幹線鉄道整備法

全国新幹線鉄道整備法は、新幹線鉄道による全国的な鉄道網の整備を図ることを目的とした法律である。略称は全幹法。最終改正は平成14年(2002年)12月18日。所管官庁は国土交通省である。

整備新幹線

東北新幹線     盛岡市〜青森市間
北海道新幹線    青森市〜札幌市間
北陸新幹線     東京都〜大阪市間
九州新幹線     福岡市〜鹿児島市間
九州新幹線     福岡市〜長崎市間




■2010年、東北新幹線 八戸駅〜新青森駅間、開業予定

2002年12月1日に盛岡〜八戸間が開業したのは、記憶に新しいところであるが、現在、新たに八戸〜新青森間の工事が進められている。八戸〜新青森間は、営業キロ81.8kmである。なお、2004年12月の政府与党申し合わせにより、完成時期を2010年度に前倒しすることが決められた。

東京〜新青森間の所要時間は、最高速度260km/hの場合で約3時間20分が見込まれているが、JR東日本では新青森駅への延伸にあわせて最高速度300km/h以上(最終的には360km/h)での営業運転を検討しており、この場合は3時間以内に収まる可能性がある。しかし、360km/hは騒音などの点で課題が残るため、ひとまず320km/hでの営業を目指す模様である。

<運行計画>

八戸駅(東北本線、八戸線)〜七戸駅〜新青森駅(奥羽本線)


また、東北新幹線は、新青森駅で北海道新幹線(後述)に接続することになる。

なお、東北・北海道・北陸の各新幹線が全通した後は大宮駅〜東京駅間及び東京駅の容量が逼迫するとして、大宮駅から新宿駅へ乗り入れる別線を建設すべきとの意見がある(上越新幹線の本来の起点は新宿とされており、その建設とも見なせる)。現在ピーク時の大宮駅〜東京駅間の運行本数は毎時12本であり、設計上は毎時15本(4分間隔)の運転が可能であるが、現在の運行本数は開業時から年々増えており、東京駅の容量も考えるとこの区間が運行上の大きなボトルネックになる可能性は高い。






■2014年、北陸新幹線が開業

北陸新幹線計画
石川県より


2014年度に予定されている建設中の区間(長野〜金沢)の開業後は首都圏・北陸間の大幅な所要時間短縮が見込まれている。


<運行計画>

東京〜長野〜飯山〜上越〜糸魚川〜新黒部〜富山〜新高岡〜金沢〜小松〜加賀温泉〜芦原温泉〜福井〜南越〜敦賀〜〜〜未定〜〜〜大阪



北陸新幹線は、東海道新幹線沿線に匹敵する約4000万人の人口を擁し、東海道・山陽・東北・上越新幹線に接続し、また、首都圏、近畿圏とも結ばれることから旅客需要が多く見込まれ、収支採算性に優れた路線である。

このような北陸新幹線が東京から大阪まで結ばれることにより新幹線ルートの多重化が図られ、地方の国際化や文化、人的交流が活性化され広がりのある国土づくりが進められるほか、災害などの不測の事態に備えた多重型国土軸形成を担う路線として大きなポテンシャルを有している。北陸新幹線は、21世紀の全国高速交通体系の柱として、極めて重要な国家的プロジェクトである。



現行では、金沢〜東京は、越後湯沢を経由して3時間47分かかってしまうため、関東と比較的近いにもかかわらず、羽田空港から航空機で小松空港、能登空港等に行くのが有力になっている。しかし、フル規格である北陸新幹線によって、金沢〜東京は2時間28分と1時間19分もの大幅な短縮が実現する。また、金沢から大阪に行く際も、この北陸新幹線により、約1時間05分(現在より約1時間20分短縮)で行けるようになる。新幹線は非常に便利になり、航空機とようやく競争できるまでになる。

北陸新幹線の最高時速は、260km/hである。整備区間は、東京〜大阪の約700kmであるが、東京〜高崎の105km上越新幹線と高崎〜長野は長野新幹線と共用になるため、残りの区間の整備が進んでいる。現在の東海道新幹線と同じ線路路盤を全線で整備され、そのうえに新幹線と同じ標準軌(幅1435mm)の線路を敷設され、最高速度260km/hで走る。






■中央新幹線(リニアモーターカー)


中央新幹線は、法律で位置づけられている国家的プロジェクトである。中央新幹線は、全国新幹線鉄道整備法第4条の「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線」として、基本計画が定められている路線の1つである。そのルートは、起点を東京都、終点を大阪市とし、主要な経過地として甲府市附近、名古屋市附近、奈良市附近と定められている。

平成10年に策定された全国総合開発計画『21世紀の国土のグランドデザイン』でも「早期実現を目指す」と記されている国家的プロジェクトである。


<運行計画>

東京都(新宿が有力)〜国母駅(新甲府駅(仮称))〜飯田市〜名古屋市〜伊賀市〜奈良市〜大阪市


東京都〜大阪市は約500km



中央新幹線は、東海道新幹線とともに、JR東海によって運営される。首都圏と近畿圏の二大都市圏を結ぶ旅客流動を担うとても重要なプロジェクトである。超電導リニアモーターカー(最高時速500km/h、平成15年12月2日には世界最高速度の581km/hを達成している )による中央新幹線は鉄道の特性である安全性、定時性、経済性、輸送効率性などの優位性を活かしつつ、東京〜大阪間を約1時間で結ぶ画期的なプロジェクトである。

<中央新幹線の持つ社会的意義>
1、日本の経済発展に寄与
2、安全・安心な国土を形成
3、エネルギー・地球環境問題に対応


<気になる開業時期等について>

国土交通省鉄道局長の私的諮問機関である「中央リニア新幹線基本スキーム検討会議」では中央リニア新幹線の事業スキームなどの検討を行い、平成15年4月には同会議より中央リニア新幹線の建設費約7.7〜約9.2兆円、車両費約0.6〜約0.7兆円との試算結果が公表された。今後も引き続き国などを中心に事業スキームなどの検討がなされていく。

「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会」は、2016年度までに、他の交通機関に対して一定の競争力を有する超高速大量輸送システムとして実用化の技術を確立することを目指すと提言した。長野県や岐阜県などは、国などの関係機関に建設促進を働きかけている。

JR東海は、山梨県で実験中のリニアモーターカーを使った中央新幹線について、営業運転開始の目標時期を2025年に設定したことを公表した。東京〜大阪間での実現を目指しているが、まずは首都圏から中京圏間での先行開業を目指す方針である。松本正之社長が2007年4月26日の決算発表時の記者会見で表明した。


次世代新幹線N700系

東海道・山陽新幹線直通用車両として最速の次世代新幹線車両N700系は、日本の基幹をなす高速大量輸送機関として21世紀にふさわしい新幹線を目指し、2002年6月よりJR東海・JR西日本が共同で開発を進めてこられた。700系をベースにしつつ、速達性、快適性、環境性能、省エネルギー化などあらゆる面でグレードアップを図り、正に次世代新幹線と呼ぶにふさわしいハイテク車両となっている。
2005年4月から走行試験を開始、約2年間の走行試験を行った後、2007年7月1日に営業運転を開始する予定。

3分で、270km/hまで加速できる。最高速度は300km/hである。新幹線車両で初めて「空気バネ」による車体傾斜装置を採用し、さらに700系では一部の車両のみしか搭載されていなかった「セミアクティブサスペンション」を性能向上の上、全車両に搭載する事で乗り心地の改善を図が図られる。全座席禁煙で喫煙デッキが用意される。

平成19年7月1日のダイヤ改正時には、N700系新型車両を8本の「のぞみ」に投入される。

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■405km/hを目指すE954形新幹線


JR東日本は最高時速405kmを目指すE954形新幹線(愛称はFASTECH 360) を開発し、現在試験中である。実際の営業運転では、360km/hを目標にしている。JR東日本は、高速性、信頼性、環境適合性、快適性などのあらゆる面で世界最高水準を目指している。2010年頃に東北新幹線が青森市内まで延伸するに当たり、新幹線の航空機との競争力を高めたいという要求が開発の一因となっている。

試験走行の際は、275km/h〜365km/hでの走行を行い、最終的には405km/hの走行を目指す。2006年2月末の段階で、非公式の最高速度記録は399km/hとされている。2008年頃まで走行試験が続けられる予定である。






■2010年、九州新幹線(鹿児島ルート)延伸部分が開業予定


2010年の末に九州新幹線(鹿児島ルート)の延伸部分が開業する予定である。

九州新幹線鹿児島ルートは、博多〜鹿児島中央間を結ぶ整備新幹線計画であり、2004年3月13日に新八代〜鹿児島中央間が部分開業している。鹿児島新幹線と呼ばれることもある。

部分開業であるため、新八代駅新幹線ホームで在来線エル特急「リレーつばめ」号と接続し、同一ホームでの対面接続が行われる。車両は開業部分時点で800系のみが運行している。部分開業した区間のうち、約7割がトンネル区間であり、山陽新幹線と同様にトンネルの多い新幹線である。また、高低差の激しい地区を走る為に新幹線としては急勾配区間が多く、その勾配に対応出来る車両として800系が開発・製造された。最高速度260kmm/hで運行されている。

開業後は、博多〜鹿児島中央間が約1時間20分で結ばれる予定である。現在の利用客は、予想を上回り、開業1年目で約322万8884人、2年目で336万人が利用した。今後も安定した新幹線の利用が予想される。


<運行計画>

博多〜新鳥栖〜久留米〜船小屋〜新大牟田〜新玉名〜熊本〜新八代〜〜〜(既に開業)〜〜〜鹿児島中央







■2010年、九州新幹線(長崎ルート)が開業予定


<運行計画>

新鳥栖〜佐賀〜武雄温泉〜嬉野温泉〜新大村〜諫早〜長崎

※新鳥栖〜武雄温泉間は環境影響評価調査対象ルート

2010年の末に、九州新幹線長崎ルート(西九州ルート)が開業する。博多〜長崎間の所要時間は、スーパー特急の場合で約1時間24分、フリーゲージトレインの場合で約1時間19分とされている。現在、博多〜長崎は、特急かもめを利用しても、1時間50分〜2時間はかかってしまうため、40分程度の時間短縮が実現する。






■北海道新幹線

北海道新幹線は、青森県青森市から北海道札幌市(基本計画では旭川市)までを結ぶ高速鉄道路線計画のことである。 2005年5月22日に新青森駅と新函館駅の間が着工され、2015年度に先行して開業予定。その後の新函館駅から札幌駅までの区間の着工は未定。開業後は北海道旅客鉄道(JR北海道)が管轄する。新青森駅で東北新幹線と接続して直通運転を行う予定であり、札幌まで開業した時は東京〜札幌間を4時間以下で結ぶことになると予想されている。最高速度360kmでの運行の予定である。

<運行計画>

新青森駅〜奥津軽駅〜木古内駅〜新函館駅〜新八雲駅〜長万部駅〜倶知安駅〜新小樽駅〜札幌駅


全区間が着工認可された場合、着工は東北・九州新幹線(鹿児島ルート)の完成に目処がつく2010年頃、完成は早くて概ね10年後の2020年頃になる見込みである。駅予定地や一部のトンネルについては、2006年度の時点で実質的に着工を前提とした地質調査が開始されている。






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