ターン・プッタタートの短文・抄その他

儀押

   三種類の欲望                              本当の人間性                         僧と習慣性嗜好品              

   仏教で言うカルマ                          仏教は自らを律する宗教           実践の近道         

  一切智とは                                  プッタタートになりませんか         信仰に関する十の原則    

  人生の道                            まずエゴを撲滅する          善行善果

  五蓋                                  四如意足                         平和はどこにある  

  煩悩                                 八項目の規律                          無我の原則と庶民の薫陶  

   子供のしつけと自己訓練

 況押 今度の短文は、一つの講義の中の重要な部分だけを抜き出したエッセンスのような良い物が多いです。同じテーマのものは一つにまとめてあります。。抄と言っても、最後の二編は結構長いです。この二編は、仏教の本当の実践を志す人にとっては必読です。

 ターン・プッタタートは「実践の近道」で「質問者が言っているようなヴィパッサナーだったら、私のところにはありません。私はしません。したくもありません」と言っていますが、最後の「ヴィパッサナー労働者」は、ターン・プッタタートが「これがヴィパッサナーだ」と言う「ヴィパッサナー」の説明です。最後の二話では、「ブッダの面前で聖果に到達するタイプの人」の資質についても語られています。

仏教徒を自認する人の信仰         心の食べ物            文字どおりに捉える僧   

いまここでの涅槃                仏教は科学            本当の悪魔

自分がなくても自分はいる他一話      誰が苦で誰が幸福か      人としてどう生きれば黒字か

仏教は楽観論か悲観論か           現世と来世機Ν供Ν      普遍的状態(三相)         

ブッダの教えの地獄・極楽他二話                  自分で見えることを信じなければならない

ヴィパッサナー労働者                      

自宅で出家する(在宅出家の仕方) は「出家してどうする」へ引っ越します。

 

     今度の短文は、神通力や涅槃と言った、あまりテーマにされることのない話題です。「神通力」では、アッタカターがどのように三蔵に混入されたかについて、詳しい説明があります。 

 「涅槃-命の目標」では、「生まれては死に、生まれては死ぬことを繰り返すこと、そして生と死の間が抑圧に満ちていることの、何が良いでしょう。 -略- だから誰でも輪廻を繰り返す中で、肉体的精神的に再び低落することがあっても、一度は阿鼻地獄に落ちたことがあっても、その人の最高値は、つねに高くなっていきます。その人が一度生まれることは、その度にその人にとって勉強です。ある世では頑固な子供でも、後の世では必ず懲ります」とあります。また「私たちは自分を現世しか知らないので、何百世も繋がっている願望と倦怠を捕えることができません」と言っています。ターン・プッタタートは、輪廻を否定していないばかりか、命の繋がりとして見ることの重要性について語っていることが分かります。

                   パリヤッティ(学習)の価値       神通力−奇跡       涅槃−命の目標

               三宝信仰の問題             タンマと私たち        恐怖   

 

  ラジオ法話   

1978年6月から1981年6月までの3年間、総理府広報局によって全国放送された法話です。今の世界に欠けている、タンマの側からの世界の見方として、読んで、熟慮し、そして行動の原則にしたい内容ばかりです。このような法話を、ラジオで全国民が聞くことができた当時のタイを羨ましく感じ、これを邦訳して公開できることを嬉しく思います。    

   第1回  なぜタンマなのか                            第2回 どんな方法でタンマを

    第3回  タンマと世界は同調できるか              第4回   政治主義としてのタンマ

   第5回  経済制度としてのタンマ            第6回   教育制度であるタンマ

   第7回  生き方としてのタンマ                       第8回  人間の発達体系であるタンマ

   第9回  タイの独自性であるタンマ                 第10回  宗教の本体としてのタンマ

   第11回  教育から消えたタンマ                     第12回  現代人の火急の問題であるタンマ

   第13回  急いで戻さなければならないタンマ    第14回    呼び戻す方法があるタンマ

   第15回   ヒト語とタンマ語で学ばなければならないタンマ     

      第16回    自我と無我の両方を学ばなければならないタンマ

      第17回   身につけなければならないタンマ     第18回  本当の徳を生じさせるタンマ

     第19回   神様であるタンマ              第20回   民主主義の魂であるタンマ  

     第21回    経済問題を解決するタンマ           第22回  世界が恩を感じなすぎるタンマ

     第23回    一貫性を求めるタンマ            第24回  ふさわしさを求めるタンマ

    第25回 頭と尾を求めるタンマ       第26回 アゴを管理し喉を管理したいタンマ

  第27回 古杭を抜いて基礎を埋めたいタンマ

    第28回   転輪か蓮の華か知らなければならないタンマ

    第29回 煩悩は自分、タンマも自分と知らなければならないタン

    第30回 生まれただけでは人、まだ人間ではないと知るべきタンマ

    第31回  仏教徒は問題が無いと知らなければならないタンマ

    第32回 智恵と理性は伴わなければならないと知るべきタンマ

  第33回 見解は正しくなければならないと知らなければならないタンマ

  第34回 明は照らすと知らなければならないタンマ

  第35回 労力に見合わなければならないと知るべきタンマ

  第36回 道徳が戻れば世界は静まると知らなければならないタンマ

 

                       プッタタート比丘の詩

 


   

           タンマを学ぶなら

タンマを学ぶなら、ガツついてはいけない

思っている以上に思想に飢えた餓鬼になる

哲学思想でまっ暗になるような学び方をしてはいけない

せっかく学びながら足跡を踏むこともなく、犬死にする

タンマを学ぶなら タンマらしく学ぼう

後もどりすることなく、大きな苦を捨てるために

現実にある苦を学べば、ますます足跡に近づき

確実にあるがままの真実が見える

眼、耳等々を学ぶことから始めよう

触れれば受蘊が生じ、欲望が駈けつけて

蛭の口のように欲しがる人になる

「知って欲望を滅すことで十分、としよう」

 

                                                  とじて、ふさいで、むすんで

                                       とじて、目をとじて、余計なものは見ないで

                                       時には盲人のふりが最高の善

                                       なんにでも首を突っ込んで、知ることに夢中になれば

                                       餅のように自分自身が焼き炙られる

                                       ふさいで、耳をふさいで、聞き耳を立てないで

                                       心を曇らせて悩ますこと

                                       心をかき乱すくだらない話に

                                       哀れむべきことよ 賢人の道ではない

                                       むすんで、口をむすんで、無駄なことは喋らないで

                                       口が臭って吐き気をもよおす

                                       いつでも 終わりのない長話になる

                                       もしも黙したままでいられるなら

                                       それは金塊にもあたいしよう

 

 

あけて、あけて、あけて

あけて、目をあけて、タンマの光を見よ

夜が暗ければ、暗いほど良く見える

心が落ち着いていれば、いるほど簡単に見える

それが古くからの心眼の開け方

あけて、耳をあけて、タンマの声を聴け

昼も夜も世界中に鳴り響いている

何万年ものあいだ 朗々と聞こえている

それは至高の価値のある 空の音

あけて、口をあけて、タンマを語れ

一日中、くだらないことを喋らず

真実苦を滅す話だけをすれば

間もなく世界中の人々は 悲しみから脱す

 


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