大気の微分分散補正用プリズムの装着
2009年8月22日
一昔前の銀塩写真では解像度の高い画像が得られにくく、大気の微分分散は殆ど気になりませんでした。
デジタル処理が発達してくると、気になり出しはじめました。

【大気の微分分散とは?】
地上から天体を観察すると、大気を通して観察する事になります。
観察する天体の見かけの高度により通過する大気層の厚さが変わり、地球は丸いので異なった厚みの大気層を
斜めに通過する事により屈折率が変化します。

天体画像の解像度が上がると、木星の上側と下側といった微少な角度であっても屈折率の差によって、
色ずれが目立つようになります。

眼科の検眼に使う乱視測定用のプリズムメガネのレンズを使って、この色ずれを補正・除去しようとするものです。

プリズム角度によりP1〜P6まで購入しました。
通常はP2〜P3の使用が多いようです。
コーティング無しのプリズムです。
手許にあったアダプター筒を金引きノコで切れ込みを入れます。 切り口がアルミ地金で白く光るので、つや消し黒のスプレーを
塗布します。
プリズムを差し込んだ時、適度に固定され、角度を変えるにも
適度な力で回転できる。
私はホームセンターで”すきま風防止”のスポンジテープを購入。
このスポンジを筒内に廻らすと”プリズムが適度に固定”
できるのでは?
結果は「失敗」
スポンジが厚く大きすぎました。
次に考えたのは筒の内側に両面テープを貼り廻らし 厚さ2mmのゴム板を適当な寸法にハサミ
で切って筒の内側に貼り付ける。
このゴム板もホームセンターで売っています。
うまくいきました!
プリズムを差し込んで 角度も変える事ができます。
プリズム挿入スリットからの迷光カットとプリズム脱落防止を
兼ねてプラスチックリングで”ふた”を作りました。
ファインダーに付属していた”ネジによるファインダー鏡筒への傷防止”のリングです。
写真では見にくいですが、アダプターとリングを”てぐす”で
つないで、脱落、紛失防止策をとりました。
これが使用状態。プリズムを入れて固定されています。
私の使っているX2.8バーローとToUcamの組み合わせです