国際宇宙ステーション(ISS)を撮影する
ISSについて
大きさなど (横方向)の長さ108.4m、進行方向の長さ74m
体積1,200立方m、重量419t、最大発生電力110kW
最低高度278 km、最高高度460 km
ISS開発の経緯

国際宇宙ステーションの開発は、1988年9月に締結された日米欧の政府間協定により着手された。
1998年にはロシア、スウェーデン、スイスを加えた国際宇宙ステーション協定が署名され、これによりISS計画の参加国は、アメリカ、ロシア、カナダ、日本、ESA加盟の各国(ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス)の15カ国となっている 。
これとは別に、ブラジル宇宙機関がアメリカと二国間協定を結んで参加している。
また、イタリア宇宙機関はESAを通じてだけでなく、NASAとの直接契約で多目的補給モジュールを開発している。

中国はISSの参加を打診したことがあると発言しているが、2009年9月末現在は実現していない。
インドもISSへの参加を希望しているが、他の参加国の反対に遭い、ロシアに協力を求めている。【出展:Wikipedia】

通常の運用高度は400kmほどであり、その時のみかけの大きさは55.94" x 37.54"。
ちなみにスペースシャトルのみかけの大きさは19.18" x 12.27"となります。
ISSとみかけ大きさが似通った天体

木星は衝のころで視直径48”
コペルニクス(直径90km)は距離38万km
とすると49”となります。

ISSが意外と大きく見える事が解ります。
大赤斑の内部構造が写る解像度があれば
日本のきぼうモジュールも写る?
同拡大率でみた国際宇宙ステーションの大きさ
試行錯誤【その1】
ISSを自動追尾する
ビクセン、マイコンスカイセンサーを用いて自動追尾する
●身近にあるスカイセンサー駆動の赤道儀は旧ミカゲ光器210B+25cmF7ニュートンとポラリス赤道儀+C−8。
前者はドーム内なのでISSの高速追尾は不可能。ポラリス赤道儀+C−8で追尾を考えました。
●ISSの軌道要素をスカイセンサーに入力する。
ISSはシャトルとのドッキングなど、ミッションによって軌道が変わるので常に最新軌道要素を入手して入力する必要があります。

衛星の軌道要素は北アメリカ航空宇宙防衛司令部 (NORAD)
(http://www.celestrak.com/NORAD/elements/)から2行軌道要素形式=TLE(Two-Line Element)としてダウンロードできる。
実際のTLEは下のような形です。
ISS (ZARYA)
1 25544U 98067A 09331.87389441 .00018003 00000-0 11655-3 0 657
2 25544 51.6467 185.7379 0007462 24.4627 92.7759 15.76110871631742
●スカイセンサーへのデータ入力
スカイセンサーへの入力はスカイセンサー本体のメニューから1つ1つ入力せねばならず、非常に操作性が悪いです。
スカイセンサーとパソコンを接続してターミナルソフトを用いて簡単にスカイセンサーに送信する・・・
頑張ってみたけど、私の知識では無理でした。
下図はスカイセンサーへの入力項目の順序とTLE書式の相関関係をまとめたものです。
書式の詳しい説明はWikipedia
(http://ja.wikipedia.org/wiki/2%E8%A1%8C%E8%BB%8C%E9%81%93%E8%A6%81%E7%B4%A0%E5%BD%A2%E5%BC%8F)を参照して下さい。
●自動追尾の問題点
赤道儀のアライメントを正確に行っておく必要があるが、ISSが見えるのは夕方(明け方なら問題ないが・・・)であり、十分なアライメントをとる時間的余裕がない。
経験者のHPを見ると「最初にISSが視野に」入っていれば良いが、これが困難である。しかし一旦視野に入れると、うまく追尾してくれる」
との事である。
私は、スカイセンサーへのデータ入力が面倒な事と、事前アライメント調整の問題でなかなか実行できずにいました。
●撮像は動画か静止画か?
1 ToUcamで録画しながらISSを追尾する。
2 デジカメで静止画として撮像する。

1のToUcamでは拡大率が高く、追尾がさらに困難になる事。ISSは見え方が刻々と変化するためRegistaxでコンポジットできないのでToUcamを使う有益性が見えない。
2のデジカメでの1発撮りはC−8の直焦(2000mm)で形が写る拡大率であり、ISO1600で露出1/1000秒あたりで写るようである。
●手動追尾してみました
望遠鏡:セレストロンC-8(20cmF10)
カメラ:オリンパス E-470ボディ
    LAWモード、マニュアル露光(露出1/1000秒)、ISO 1600
    ライブビューにてピント合わせ、連射モード

赤道儀のクランプは緩めてフリー状態。 C-8のファインダーでISSを追尾しながら十時線の中に入ったら連射でシャッターを切る。

撮影後、Adobe Photoshop CS3 でLAW画像を開き、露出調整バーをスライド。 明るさを調整する。