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蛇腹式電動アダプターの試作
合焦方法へのこだわり
マクロレンズで接写をする時、被写体からカメラまでの距離を固定してカメラレンズのフォーマスリングを回して合焦するより、
カメラレンズのフォーカスリングを使っておおまかに合焦した後、被写体とカメラの距離を変えながらピントを探す方が確実に「速く正確」に合焦できます。
理論的に理由は説明できないが、30年間以上、主に接写を職務としてきた「私の長年の体感」です。
そこで合焦方法にこだわってアダプターを自作してみました。


●従来型(市販品)の撮影アダプター
アイピースと焦点面(撮像素子位置)までの距離を固定して、対物レンズとアイピース間距離をドロチューブを動かして合焦します。
中間リングによりアイピース〜撮像素子までの距離を延ばせば、拡大率が増加します。

●下の図が「こだわり方式アダプター」
ある程度、ドロチューブでピントを合わせたあと、ドロチューブは固定(対物レンズ〜アイピース距離を固定)。
アイピース〜撮像素子(カメラ)の距離を変化させて合焦します。
ちょうど、最初に書きました「速くて正確な複写のコツ」の感覚です。

以前から、このアイデアは在ったのですが銀塩式の一眼レフボディーは重く、電動でスムースにカメラを動かす機構は困難でした。
重いカメラをスムースに動かし、かつ「タワミ」など無く強度を保つには「重く大きなアダプター」になってしまいます。
そこへToUcamなど、小型軽量カメラの登場。   
「よっしゃ!作ってみるか!」に至りました。

制作開始!
手許にあったスライド複写用ベローズを流用しました。
蛇腹部分だけを利用。 
蛇腹両端に取り付けた円形アルミ板は、以前に作った物を流用。 
ビクセンのアダプターとピッチが同じで取り付けられる。
白いドーナツ状のものはプラスチックを切り抜きました。 
重要なパーツです。(後で説明します)
左からアルミパイプ(蛇腹伸縮のガイドレール)、
中央の短いのはアルミパイプに通す蛇腹のブレ防止ガイドパイプ、
右はパイプ固定用ねじ(石膏ボードプラグという建築資材)
ニコンマウントを取り付けた状態です。
アルミ円盤に開けた穴に、ガイド用アルミパイプが入ります。
ガイドパイプが入ると、こんな感じです。
でも、このままでは蛇腹がグニャグニャ曲がってしまい光軸がずれてしまいます。
ステンレスパイプを通して円形アルミ板に瞬間接着剤で固定することにより、
蛇腹がまっすくに伸縮できるようになりました。
パイプの両端は、石膏ボードプラグという建築資材を利用。
これで基本は完成!

次のステップは電動化
DCモーターで蛇腹を超スローで伸縮させる。
色々考えましが、目下有力な方法は、経緯台などに用いられる
「タンジェントスクリュー式」。

まだ、完成していません。
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