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生空間設計

□みんなが集まる木

2013.09.06

 先月、千葉への出張の合間に開業
 から1年を経過して、若干落ち着いた
 のではと東京スカイツリーを見に行き
 ました。とは言ってもチケットの予約も
 しておらず、当日券のために並ぶ
 気もなかったので展望デッキへは
 登らず、東京ソラマチ探検。
 東京タワーには無い、東京スカイツリーと
 東京ソラマチの合体具合を探索して
 きました。
 
 南側正面前に北十間川が流れ、
 護岸もきれいに整備され、並走する
 道路と共に、スカイツリーとソラマチの
 前庭のような見上げる間となり、
 とうきょうスカイツリー駅と押上駅を
 結ぶようにして街区の一辺に鎮座
 する様は、過密都市東京の中でも、
 堂々たるランドマークになっていました。
 全体構成はスカイツリ-を中央に据え、
 地下駐車場、1階にバス・タクシー乗り場、
 スカイツリー団体入口、ソラマチ商店街、
 2〜4階までがショップ、4階が
 スカイツリ-個人入口、5階が水族館、
 6・7階がレストラン、7階がプラネタリウム、
 8〜10階がライフ&カルチャー、11〜29階が
 オフィス、30・31階がレストラン、といった
 巨大複合施設。
 
 興味を惹くのが、いたるところにある
 屋外空間。待ち合せや子供の遊び
 場、休憩、自分の居場所確認、街
 との交流等、直接お金には変換
 出来ませんが、ここでの体験を
 人々の記憶に留め、旅行者を
 リピーターに変換することでしょう。
 
 もう一つ、気にして見てたのは、
 スカイツリーが特に下階でどのように
 見えるのか。
 4階から上階では外部に出てくる
 のでその存在は容易に確認できる
 ですが、地階から3階では、その
 存在感が一部を除いてほぼ消えて
 しまって、普通の商業施設とあまり
 変わらない。
 120年以上前に建てられたパリの
 エッフェル塔では、斜めにエレベーターを
 昇降させてまで塔の下に異物を
 あらわにせず、きれいな余白空間を
 残して完全な塔のシルエットを残すこと
 をやってのけたのですが。
 土地の確保が難しい東京にあっては、
 接地階にロータリーを据えなければ
 いけないプログラムに残念。
 (他の場所か地下にもっていけたら・・・)
 小さなソラマチ広場でお茶を濁す程度
 では、せっかくの接地階での記憶も
 空白に近いものに・・・。
 
 この巨大施設のシンボルツリーだけに
 全階を貫いてその存在感を示した
 空間、スカイツリーと直接触れ合う空間、
 スカイツリーの下で様々な人々が
 寄り添える空間を、もっとダイナミックに
 創出したらもっと面白いのだけれど。
 しかしながら、沢山の要望を真面目に
 丁寧にまとめ上げて、完成させた
 技術力はすばらしいです。

 テレビCMで流れる「日立の樹」
 (この木なんの木)の様な、
 みんなが集まる木であり続けて
 もらいたいものです。  
東京スカイツリー
▽ソラマチ広場
△北十間川
▽1F噴水
△2F正面デッキ
▽8Fドームガーデン
△1Fソラミ坂広場
▽8Fウッドベッド
△5Fソラマチファーム
△3Fスカイツリ-柱脚