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生空間設計

□光と闇

2012.10.22

 さいとうクリニックの現場監理を
 終わらせ、初めて美濃和紙あかり
 アート展に行ってきました。
 1300年の歴史を持つ「美濃和紙」の
 再生と、重要伝統的建造物群保存
 地区の「うだつの上がる町並み」の
 活性化・ブランド化を目的として毎年
 開催されています。
 
 「うだつ」とは、屋根の両端を一段
 高くし、火災の時の類焼を防ぐ防火壁
 のことで、後に装飾が施され富の象徴
 と言われるようになったとのこと。
 そのうだつを持った建物が大切に
 保存された通りに、美濃和紙を
 使ったアート作品が両側に並んで
 飾られます。審査員には照明デザイナー
 の石井幹子氏も名を連ねています。

 昼光の下では、伝統的なうだつを持っ
 た木造建物郡の町並みを楽しめ、
 庇がつくる陰影や軒下空間、程よく
 統一された木格子がいにしえへと
 誘います。
  
 アートのあかりの下では、一定間隔で
 道の両側からぼんやり照らされた
 軒先がいにしえとも現代とも異なる
 表情を見せます。
 
 1日で2度おいしい。これがコラボレーション
 の成せるわざ。
 
 道沿いには昭和博物館や照明専門店
 和紙専門店、日本酒専門店等、
 歴史や伝統にモダンなアイディアが
 加わってより魅力なお店もありました。

 道沿いや屋根の上に置かれた室外機
 には木格子のカバーが取り付けられ、
 単なる目隠しではなく、心配りが感じ
 られます。

 歴史、伝統、文化を屋内のショーケース
 の中で見学するだけではなく、それら
 を生きたまま、生きた町の中で、
 生きた人々の中で体験することが
 それらを再生し続けることになる
 のでしょう。

 光によって闇が生まれ、
 闇によって光が生まれる。
 貴重な体験でした。
△うだつの上がる町並み △うだつの上がる町並み
△町並みと美濃和紙アート △町並みと美濃和紙アート
△あかりが灯ったアート △あかりが灯ったアート
△昭和博物館 △照明専門店
△室外機木格子カバー △室外機木格子カバー