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写真日記 家 創 り 設計監理料

メ ー ル

森園政之 生空間設計

 
 年が明けて仕事初めは建築と消防の検査。
 関消防署からは3名の方が検査中の火災に
 備えて消防自動車で来られました。ピックアップ
 した消防設備のテストしていきます。確認サービス
 からは1名の方が来られ、増築工事ではあり
 ますが、敷地の周囲もぐるりと廻られ、チェック
 されました。建物配置、建物形状、非常用
 照明、階段寸法等入念に見て行かれました。
 無事に検査済証が頂けそうです。
 クリニックの診療をしながらの工事ということも
 あって、最初の打合せから約1年半かけて
 ようやく竣工に漕ぎ着けました。長い道のり
 でしたが、充実した1年半だった気がします。
 お施主様、看護士様、お客様、長い間御迷惑
 お掛けしました。御協力頂いた各業者様
 ありがとうございました。

      56.建築・消防検査
      左上 消防検査
      右上 消防検査
      左下 建築検査
 
 
 私にとって最も幸せな時間がやってきました。
 恐らく、殆どの設計者が同じ気持ちでしょう。
 無我夢中でワクワクドキドキ、あっという間の
 基本設計、しんどくなかなか終わらない
 実施設計、楽チンで生き抜きにもなる
 現場監理(今回はもっともストレスが掛かり、
 胃潰瘍になったかも)。そして愛娘を嫁に
 出すような引渡し前の竣工写真撮影。
 見積の減額対象になりがちで、またスケジュール
 によってはタイミングが合わず断念せざるを得
 ないこともあります。本工事の1期工事の際も
 見積には入れておいたのが、工務店が利益
 を上げるため、プロの写真家ではなく殆ど素人
 同然の方に依頼。満足する写真が撮れな
 かったので今回は図面に撮影金額をしっかり
 明記し、尚且つ自費をプラスして、満を持して
 遠方兵庫より、アトリエK Photo Officeの平野
 さんに来てもらいました。以前、BELL PATIO
 を撮ってもらったプロの建築写真家さんです。
 さすがと思わせるプロのアングル、プロの技に
 プロと一緒に仕事が出来る喜びを感じました。
 が、この現場ではなぜが逆行する力が働き、
 日曜日だったせいかお昼に入った食堂で
 1時間以上も待たされ、まさかのタイムロス・・・。
 西日が釣瓶落ち行く中、後半慌しく走り回って
 もらって、なんとか工事の割りに膨大な量の
 撮影を完了。本当にお疲れ様でした。
 ありがとうございました。

      55.竣工写真撮影
      左上 南側外観の撮影
      右上 書院の撮影
      左下 濡縁からの撮影

 粘り強く是正工事を繰り返し、お施主様とも
 相談の上、是正出来るものは是正、是正
 出来ないものは追加工事費の一部をカットする
 ことでほぼ工事完了となりました。ホッとする
 暇も無く、明日の竣工写真撮影に備えて
 最低限の装飾の準備。モダン和室のスタッフルーム1
 の飾り棚には流木をオブジェの様にディスプレイ。
 スタッフ用ポーチの排水機能付坪庭スペースの
 作庭は別途工事なので、間に合わない。
 コンクリートの底が見えるだけなのはあまりに
 殺風景なので、ホームセンターや百円ショップで調達
 出来るもので即席庭を作庭。排水機能付で
 ポット植えの植物をそのまま置けるプランツウィンド
 にはこれから年末行事を迎えるため、クリスマス
 の洋風にも合い、お正月の和風にも合う、
 初雪かずらをセッティング。上部の黒竹には
 サンタクロースを気取ってクリスマスリースを飾りました。
 が、恥ずかしくなってリースは撤去し、
 事務所の玄関に移設。(^^;)
 A-SITATENKININA-ARE。(^‖^)
    54.竣工写真用デコレーション
    左上 スタッフルーム1吊り飾り棚
    右上 スタッフ用ポーチ坪庭
    左下 アプローチスロープ横プランツウィンド

 ちょっと気になった、スタッフ用廊下から1段
 上がる踏込の木製框のコーナー保護にホーム
 センターでスベラーズを自費購入で取付け。看護士
 さんがチェックし忘れないよう、スタッフ用玄関ドア
 横に設置したタイムレコーダー置場棚。単なる
 機能的な棚だったのを、2F書院の施工ミスの
 ペナルティとして、近くの和風ニッチとバランスさせて
 デザインを付加することに。現場に指示すると
 納得するものが納得する価格で施工されない
 ので、左上に東急ハンズで自費調達の無垢の
 黒檀の飾り棚を設け、手前に黒竹を通して
 やや間が抜けた感じのスペースを引き締め、
 奥のビニールクロス壁を飾り棚部分を残して
 コルクシート10ミリ程度を増貼してコミュニケーション
 ボードとして、より機能的なスペースとしました。
 が、自費購入の木製押しピンが刺さらない。
 またしてもコルクシート10ミリのところを2ミリで施工
 する手抜工事。もちろん直ぐに是正指示。
 遅れてようやく車寄せの妻壁に設置された
 サイン。交通の安全性を考慮した、見通しの
 効く目透し張の木板に透明の強化ガラスを
 取付。カッティングシート文字を木板ピッチに
 合わせて慎重に配置。白文字は良しとして
 緑文字は読みにくくならないよう白で縁取。
 木板を生かしながら、汚れにくく、貼替え
 しやすいサインを考案。が、施工図提出の
 際にも指摘是正させたはずの予約電話番号
 3489(サーヨヤク)がまたしても3749と間違えた
 まま施工。もちろん直ぐに貼替え指示。
 考慮していたとはいえ、こんなに早く貼り
 替えることになるとは・・・。
 MO-KANBENSITEKURE。
    53.家具、サイン工事
    左上 踏込上り框保護工事
    右上 タイムレコーダー置場追加工事
    左下 サイン工事

 別発注していた水槽家具が設置されました。
 中にはカラフルな熱帯魚や本物の珊瑚が飾られ
 ました。青色LEDで照らされた水槽の色が
 映えるよう、家具はホワイト色とし、受付カウンター
 とコーディネートして下部:木目調、天板:大理石
 調、上部:光沢のある小さな植物柄のメラミン
 化粧板を貼分けてみました。熱帯魚の業者
 さんと打合せを重ね、水槽家具の寸法は極力
 小さくし、上下のメンテ扉は取っ手を設けず
 ケンドン式とし、上部のLED照明や下部の冷却
 用クーラーの廃熱口には野暮ったいガラリでは
 なく、ホワイトアルミパンチングメタルを同面で取付け
 てシンプルなボックスとしました。また、水槽の
 背面には通常の水槽に貼るブ゙ルーシートでは
 なく、きれいなブルーのガラスモザイクタイルをチョイス
 して背面壁に貼り、美しい南の海中を再現。
 デザインだけでなく下部は3方に構造用合板を
 貼って、建物の様に耐震化。メンテのため合板
 を貼れない前面にも、念には念を入れて、
 ホームセンターで柱脚コーナー金物を自費購入して
 最後に取付けてもらいました。
    52.水槽家具工事
    左上 水槽家具工事
    右上 水槽家具工事
    左下 水槽家具工事
 
 一部残工事があるため、竣工は来年になる
 のですが、ほぼ出来上がっているので、
 年末の本日、お施主様と一緒に検査を行ない
 ました。事前の施工者検査や脚立や懐中
 電灯、ドライバー等の用意を指示して、予想
 される検査箇所のヒントを出しておいたのです
 が、予想通り事前の施工者による未検査。
 以前、住友不動産の分譲マンションの竣工検査
 を担当した経験から怪しい箇所に自然に
 引き寄せられます。よって、けっして見逃さ
 ない未施工、施工不良、未補修、未清掃
 箇所合計50箇所。外壁木板材の一部
 ヒビ割れ・未塗装、屋根瓦の欠け、仕上して
 ない収納、塗装してない木建具、下地切断
 の際のおが屑の山が天井裏にそのまま
 放置2箇所、床下点検口を留めるビスが袋に
 入ったまま床下にそのまま放置3箇所、
 プランツウィンド笠木未施工、車寄せのアンカー
 ボルト錆止未塗装等々。中にはすでに指摘した
 箇所もそのまま・・・。キープラン付是正工事リスト
 を作成して是正指示!再検査でも不適切
 箇所が残り、再是正指示!!イタチごっこを
 繰り返してイタチごっこを終わらせねば。
    51.施主・設計者検査
    左上 外壁杉板割れ指摘
    右上 床下点検口ビス留め忘れ指摘
    左下 サービスヤード勝手口丁番不良指摘

 書院にはエアコンを露出設置せず、スペースを
 設けて杉の格子建具を嵌め込みました。
 エアコンの風をスムーズに通すために、格子の幅
 やピッチを何度も検討し、エアコン側には面取も
 施しました。台形の形状なのでケンドン式による
 嵌込みが心配でしたが、入らない・・・。
 溝のエアコン側を掘り足して調整して何とか入る
 ように。こういう設計ミスをカバーしてもらって
 感謝しつつも、建具をよーーく見ると、両端部
 の格子のピッチがおかしい。指示図を確認する
 とやはり両端部が1本づつ足りない。
 書院南の濡縁の花台、必要なクリアランス10mm
 を開けず壁にトン付け施工中。指示したにも
 かかわらず、濡縁のスノコがメンテのため
 の取外しクリアランス不足のまま、やや強引に
 きっちきち(名古屋弁?)に施工。
 工事完了間際になっても繰り出される小さな
 施工ミスに、こちらも工事完了間際になっても
 衰えない、小さなミスも逃さないチェックの目で
 執拗に応戦。
     50.木建具工事、造作工事
     左上 エアコン木建具工事
     右上 濡縁木工事
     左下 濡縁木工事

 床脇の違い棚が設置される奥の壁の仕上を
 聚楽調けいそう壁でと確認指示したはずが、
 棟梁が勘違いして天袋や地袋の中まで
 意に反して、けいそう壁で仕上済み。
 本工事の建具屋さんが、出来ない、反る、
 コストが合わないと土壇場で言い出すので
 スタッフ用玄関ドアは本工事から外して地元の
 別業者に依頼。その業者さんは偶然お施主
 様の高校の、顔を見たことがある程度だそう
 ですが、同級生。これは監理の流れ、好転の
 兆しかもと期待。10万円弱の予算の中で
 10mmの無垢の桧板を両面横張りし、室内側
 は押縁無しでエッチングマット加工ガラスをシャープに
 納めたクリア塗装の桧の建具を意図して
 施工図まで完璧に描いてもらったのだが、
 完璧に表裏逆で製作取付。状況報告の際、
 お施主様の前でついに、うっかり
 心の声が出てしまいました。
 「どいつも、こいつも・・・」
     49.左官工事、木建具工事
     左上 床脇左官工事
     右上 スタッフルーム木建具工事
     左下 スタッフルーム木建具工事

 書院の床脇に床の間越しに付書院からの
 光を導くため床柱の背後の壁にスリットを開け、
 見切材は刃物の町・関にちなんで刃欠け
 納まり(見付やチリを極少にした納まり)にして
 いたのですが、幅91mmのところを105mmで
 施工したため、斜めの部分までが見えてしま
 っている見切材、スタッフ用玄関正面の裏壁に
 取付くはずが正面に取付けられたコンセント。
 スタッフ用ポーチ脇坪庭に設置するのでパナソニック
 のスマートデザインシリーズコンセントを選定したのに
 普通の露出コンセントが設置。先日、現場監督と
 社長を現場に呼んでお説教するも、その後も
 止まらない施工ミス。こちらも全てをチェックし
 きれておらず、お施主様に申し訳ない気持ち
 と、それ以上に設計意図が実現されない
 くやしさ。直せるものは直してもらうのですが、
 困難なものは、どう責任をとってもらうのか、
 設計者としては間違いは全て是正してもらい
 たいのですが、お施主様にとって何がベストか
 を考えて一つ一つ決断していかなければなり
 ません。
     48.木工事、電気工事
     左上 刃掛け納まり?
     右上 コンセント工事
     左下 コンセント工事

 いやな予感が的中し増築工事でも問題が
 大量発生!。事前に自ら施工詳細図を作成
 して、現場に姿を見せなくなった現場監督に
 材料の発注状況を確認した上で最終図を
 データ送付。現場の棟梁にも直接図面をプリント
 アウトして説明指示していたにも関わらず、
 棚の手前に設置した吊り竹が棚を貫通、
 柱脚金物を避けて配置した貫が金物と干渉、
 竹手摺の指示材の出寸法45mmが80mmで
 施工。その他明らかに雑な木工事や駐車
 スペース表示間違い等々。中には施工する時点
 で気づくはずの工事がそのままなされている。
 頭に血が上っていくのを感じながらも、最悪の
 場合に備えて、冷静に議事録、監理・現況
 写真、指示経過等を整理して準備。
 新旧二つの工事監理の間で乗り越えるべき
 試練の時を迎えました。
     47.木工事
     左上 吊り飾り棚工事
     右上 プランツウィンド木格子工事
     左下 階段手摺工事

 先日撮影した既設床下の写真を見て・ん?
 あるはずの床下断熱材の姿が無い・・・
 既設図面を見ると確かに床下断熱材は明記
 して有り、削除したという議事録も無い。
 既設建物はS設計工房のS氏との共同設計・
 監理だったので、連絡をとって削除の指示を
 出していないか聞いてみるも記憶がないとの
 こと。それでは既設工事を行ったH建設が勝手
 に削除したということ?当時の監理者の一人
 として私にも責任があり、当然黙って見過ごす
 訳にはいかず、お施主様に状況説明報告。
 驚いたお施主様はすぐにH建設に話を聞き
 たいと電話連絡。完成間際で慌しい増築工事
 に加えて既設工事の手抜工事?が発覚し、
 ある意味新旧二つの工事監理を行うことに。
     46.既設床下断熱材未施工発見
     左上 既設床下断熱材未施工
     右上 既設床下断熱材未施工
     左下 増築床下断熱材施工

 竣工予定日が近づくにつれてようやく外構も
 着手され始めました。増築車寄せの足元廻り
 や、それによって必要になった駐車スペースの
 書替も手際よく進められていきます。内部では
 内装クロス貼も始まりました。これまでの
 のんびりしたペースから、うって変わって急ピッチ
 で工事が進められていきます。慌てて問題が
 生じなければいいのですが・・・


 
     45.舗装工事
     左上 アスファルト舗装工事
     右上 駐車スペース書替工事
     左下 スタッフ用廊下クロス貼工事

 銘木業者が2社入っていたため、製作する
 銘木業者に指示した黒竹のサンプルが渡って
 いなかったのが判明。指示通りの野趣のある
 黒竹に取り替えてもらいました。また、黒檀は
 現在、縞黒檀しか流通していないというので
 やむなしとはしたものの、本工事の床框や
 テレビ棚には施してあるウレタン塗装がなされて
 いなかったので同じように塗装してもらい、
 なんとかイメージに近い黒檀に仕上げてもらい
 ました。一件落着、も束の間。ちょっとごつい
 棚になってしまった、とスケールを当ててみると、
 スタッフ用玄関ドア脇のタイムカード機置場棚の
 奥行が5cm深い。展開図の寸法を見逃した
 ようで是正してもらうことに。ゲームセットまでは
 気が抜けません。
     44.造作工事
     左上 和風ニッチ取付工事
     右上 和風ニッチ取付工事
     左下 タイムカード機置場棚工事

 スタッフ用玄関ホール・アプローチの床材には
 コスト、清掃の点から木目がデザインされた
 タイルを選択。単なるタイル貼ではつまらない
 ので、300角のタイルを飛び石風に見立てて
 玄関ドアの中心軸に一定間隔で二つづつ
 並べ、その廻りに150角タイルを敷きました。
 どちらも黒色の同色ですが、玄関ドアに
 向かって、300角タイルは直角方向に、150角
 タイルは進行方向に木目が通るようにしま
 した。角の段鼻タイルは段鼻方向に木目が
 通るものしかなかったのですが、職人さんが
 タイルをカット&接着して段鼻と直角に木目が
 通るものも創ってくれました。おかげでイメージ
 通りのホール・アプーチになりそうです。自ら描いた
 タイル割付図や直接指示といった思いが職人
 さんにも伝わったのかもしれません。
     43.タイル工事
     左上 スタッフ用玄関タイル工事
     右上 スタッフ用玄関タイル工事
     左下 タイル割付図と製作段鼻タイル

 今回クリニックのエントランスホールに水槽を設置する
 ので下地補強をする予定だったのですが、
 床下に潜った棟梁によると、既設図とは
 異なる床組がなされており、補強無しでも
 大丈夫ではとのこと。棟梁を信用してない訳
 ではありませんが、やはり監理者としては
 確認しない訳にはいかず、縦25cm横35cmの
 極小床下点検口にプチメタボな体を何とかねじ
 込み、歩伏前進で設置床下までたどり着き、
 下地チェック。合板24mm以上の下に90角の
 大引が600mmピッチに水槽長手方向と直角
 方向に流してあり、プラ束も900mmピッチで
 端部までしっかり施工されているのを確認。
 たまに体を動かすと現場の皆さんの苦労も
 実感できます。
     42.水槽家具下地チェック
     左上 水槽家具下地チェック
     右上 水槽家具下地チェック
     左下 畳コーナー畳下点検口
 
 既設建物との構造・形態バランスによって書院
 の天井高さは通常の高さはとれません。
 なので屋根勾配をそのまま生かして、船底
 天井とし、一部構造梁の下端もそのまま天井
 に出しました。天井仕上は杉柾化粧合板敷目
 張とし、そこに真竹新錆竹を半分だけ埋込ん
 ですこし数奇屋風にアレンジ。畳廊下や床の
 間の天井も船底天井とし、小さな相似形の室
 の連なりを意図しました。広くない2階部分を
 あえて小さな室を創って分節して、心理的な
 奥行を創りました。 

     41.木工事
     左上 書院天井工事
     右上 書院天井詳細
     左下 畳廊下天井工事
 
 大工さんの手配が出来ず、なかなか進まない
 木工事。請求してもいっこうに出てこない
 工程表。現場に姿を見せなくなった現場
 監督。追加工事の見積をとったら他業者の
 3、4割高。等の理由から、仕方なく本工事の
 一部と追加工事を他業者に依頼。そんな中、
 仕上り具合を見るとスタッフルームや和風ニッチの
 棚に指示した黒檀が縞黒檀で、和風ニッチの
 吊り竹に(サンプル取り寄せて)指示した黒竹が
 染黒竹?のような竹で製作されていました。
 微妙な所ですが、突板貼なのに、黒檀とは
 思えない色合い・・・全く自然の風合いが感じ
 られない竹・・・階段下収納の建具枠は棟梁が
 展開図を見間違えて高さ600を900で施工。
 建具枠はすぐ直すとのことですが、棚に
 ついては黒檀は黒檀、竹は竹で問題ないと
 開き直ってしまう始末。全てをこちらのイメージ
 100%の満足を要求している訳ではなく、
 勝負所の建材選択はこちらも引けません。
     40.木工事
     左上 スタッフルーム1テレビ棚工事
     右上 和風ニッチ取付工事
     左下 階段下収納建具枠工事

 既設建物北側には1階にスタッフルーム関係、
 2階に書院関係をまとめた2階建てが増築
 されました。1階建ての既設建物に2階建て
 の新設建物を違和感なく繋げるため、既設
 と新設の1階屋根を一体化させて大屋根の
 上に越し屋根のように2階部分を乗せて
 なじませました。お施主様こだわりのスタッフ用
 玄関ポーチの基礎の左官工事も始まりました。
 飛び石風にデザインしたタイル割に神経を使わな
 ければいけません。応接室としても使用でき、
 休憩時間にスタッフの方がゴロ寝出来るよう
 和室にしたスタッフルーム1の鴨居がきれいに
 廻され、今後の造作工事のチェックにも集中
 せねば。
     39.外壁、左官、木工事
     左上 北側増築部外壁工事
     右上 スタッフ用ポーチ基礎左官工事
     左下 スタッフルーム1造作工事

 今日現場に行くと、棟梁が他の現場のスケット
 に行ってしまい、一人1階の屋根に上り、仮
 留めしてある木格子取付金物の位置をチェック。
 設計図とは異なる寸法の所がいくつか有り、
 施工のための必要寸法、変更したことによる
 他の寸法への影響等を検討。「待合室の
 畳コーナーと中待合の畳ベンチの畳表を耐久性
 のあるものに」とのお施主様の御要望でイ草
 から樹脂コーティングされた和紙製のものに替え
 ました。これは耐久性や撥水性に富み、
 紫外線による変色や色あせも無く、ダニやカビ
 の発生もしにくい材料です。畳の縁は工務店
 さんの用意したサンプル帳から何気にお施主様
 に選んで頂いたのですが、何か面白くない。
 帰ってネットで調べてメーカーの高田織物から
 カタログを取り寄せ、クリニックのマークにもなっている
 (四つ葉入りの)クローバー柄や子供が喜びそう
 な小動物の足跡柄をチョイス。待ち時間のストレス
 が少しでも軽減されることを願っています。
     38.木格子金物取付、畳表取替工事
     左上 木格子金物取付工事
     右上 畳表取替工事
     左下 畳表取替工事

 「スタッフ用玄関を旅館のように」とのお施主様
 の御要望から、玄関ポーチ横には坪庭スペース
 を設け、施工途中で竪樋の仕様を少し上げ、
 坪庭へ放流予定の冷媒配管も竪樋に繋ぐよう
 設計変更しました。更にお施主様こだわりの
 2F書院の西側外壁には、その存在を隠すよう
 に木格子を壁面いっぱいに取り付けます。
 その取付金物の塗装、取付孔を確認しま
 した。本日予定の電気業者さんとの打合せ
 まで時間が空いたので、近くの関市円空館を
 観覧してきました。円空は美濃国に生まれた
 とされ、江戸時代に岐阜県を中心に北海道
 から近畿地方に渡っておよそ5300体という
 おびただしい数の仏像を作っています。人々
 の幸を願い彫り続けた姿勢を受け継ぎたい
 ものです。 
     37.縦樋・ドレン配管、金物工事
     左上 竪樋・ドレン配管工事
     右上 木工事取付金物工事
     左下 関市円空館

 改修設計時に既設屋根と取り合う、既設
 外壁材の窯業系サイディングが汚れてしまうと
 御指摘を受けて、今回外壁材には特に気を
 使いました。1Fの手が届いてメンテし易い
 ところは屋根や庇を出して雨が掛かり難く
 した上で杉板塗装で良しとし、屋根で跳ね
 返った雨水で汚れそうな2F外壁材には
 光触媒コーティングした窯業系サイディングや
 フッ素コーティングした焼杉の使用、既設
 サイディングにはシリコンアクリル再塗装の上、光触媒
 コーティングを施しました。もちろん各箇所の水切
 にも神経を使っています。

     36.外壁・水切工事
     左上 窯業系サイディング外壁工事
     右上 焼杉外壁工事
     左下 竪樋水切工事

 屋根や庇と外壁との取り合い部は雨漏り
 し易い要注意箇所。防水紙をめくって水切の
 差込み具合をチェック。下階に室のある濡れ縁
 には屋根を掛けて雨がまともに降り込まない
 ようにしてあるものの、排水を設けFRP防水は
 勾配と立ち上がりをしっかり確保しました。
 




     35.屋根・防水工事
     左上 屋根−外壁防水工事
     右上 屋根−外壁防水工事
     左下 濡れ縁防水工事

 既設改修工事は製作家具も設置され、
 建築工事としては9/3からのクリニックの改修
 工事連休明けまでの工程はほぼ終わり
 ました。建築工事に引き続き、専門業者さん
 によるサーバーから各機器への配線工事が
 始まりました。明日は建物のクリーニング、
 明後日は看護士さんらによる準備、調整日。
 病院の改修工事は大変な労力が掛かる
 ことを新ためて感じました。
 


     34.既設改修工事
     左上 診療室改修、家具工事
     右上 処置室改修、家具工事
     左下 受付カウンター、カルテ庫1配線工事

 受付カウンターにはコンセントや電話端子、サーバー
 やパソコン、テレビの配線等設置されます。
 図面でチェックし、現場でも仕上の杉板を貼る
 前に一つ一つ入念にチェック。増築工事に伴い、
 EPS(電気用パイプスペース)も拡張。分電盤を   
 クリニック用と住宅用に分け、パンク状態だった
 弱電盤内もスッキリさせます。
 



     33.既設改修工事
     左上 受付カウンター廻り配線工事
     右上 受付カウンター廻り配線工事
     左下 EPS拡張工事

 既設玄関庇を北側増築建物まで延長し、
 水平線を強調して住宅部分にも和の雰囲気
 を演出しました。足場に上って(怪しい)
 既設−新設下葺材取り合い部をチェックすると、
 案の定、通常左右200mm以上は重ねなけれ
 ばいけないところが、数センチ。現場監督を
 屋根まで呼んで是正指示。冷暖房された
 診療室の空気を換気ダクトで送っていた聴力
 検査室の冷暖房の効きが悪いというので
 新たにエアコンを設置してその換気口から吹き
 出すように改修、吹き出し音が検査の支障に
 ならないか施工後チェックも忘れずせねば。

     32.既設改修工事
     左上 既設玄関庇延長工事
     右上 既設玄関庇下葺材工事
     左下 エアコンダクト工事

 待合室の中央に鎮座する受付カウンターが
 仮置きされました。人工大理石のトップカウンター
 や木目を生かしながらホワイト塗装した杉板を
 貼れば完成です。カウンターに比べて思ったより
 大きく感じる天蓋のボリュームが気になりながら
 も、他の部分をチェックしていくと、指示した弱電
 端子が設置されておらず、その場で是正
 指示。外部では増築北側2階建ての1階窓上
 に設けた庇の施工も進んでいました。上下階
 の外壁仕上の見切と2層のボリュームを和らげ、
 和風の雰囲気が少しでも出るよう期待して
 います。
 
     31.既設改修工事
     左上 受付カウンター家具工事
     右上 受付カウンター家具工事
     左下 庇木工事

 既設待合室と増築縁側待合が繋がりました。
 既設待合室には待合デッキへの出入口が
 あったため、常時パーチカルブラインドを使用して
 いましたが、増築縁側待合はロールプラインドに
 して、常時外に広がる緑を室内に引き込むよう
 にしました。新設円形受付カウンターに合わせて
 上部矩形の既設天蓋もR状に改修。診療室の
 一部拡張工事にも取り掛かりました。現場の
 みなさんこれから2週間頼みますよ。私も手直
 しのないよう、1日置きに監理に行かねば!
 
     30.既設改修工事
     左上 待合室−縁側待合接続工事
     右上 受付カウンター上部天蓋工事
     左下 診療室拡張工事
 
 今日の午後から約2週間、クリニックは接続工事
 のためのお休みです。午後は工事のための
 医療機器の移動&養生がやっとで、本格的
 な作業は明日からです。なので今日は2Fに
 設けた書院に付属する濡れ縁(インナーバルコニー)
 の広さや眺めを確認。既設大屋根に埋まる
 ようにして設置した濡れ縁によって書院が
 南面掃き出し窓を設けることを可能にして
 います。 
 
     29.濡れ縁木工事
     左上 濡れ縁木工事
     右上 濡れ縁木工事
     左下 濡れ縁木工事
 
 先日指示した電気配管のための目隠し塀&
 外壁工事が3日で施工されていました。
 的確に管理・指示を行えば、現場の職人さん
 はきっちり仕事をしてくれます。これで、電気
 配管が支障なく施工できるはず。お盆明け
 2週間の既設・新設接続工事に向けてチェックを
 していくと、直接その工事には影響しません
 が、廊下のニッチと芯合わせで配置した階段室
 のサッシの位置が違う。平面図を見れば一目
 瞭然なのですが、展開図の寸法を見間違えた
 とか。設計者は様々な図面を作成するのです
 が、施工者はたまたま目にした図面だけで
 施工してしまう場合が多い。現場で最も図面
 に目を通している棟梁でさえ。やさしく是正を
 指示しました。
 
     28.設備配管工事
     左上 サービスヤード目隠し塀工事
     右上 サービスヤード目隠し塀工事
     左下 階段室サッシ&廊下ニッチ木工事

 現場監理において最も把握しにくいのが、
 電気工事。何せ電気について基本から学んだ
 ことがないので、ついつい業者さんまかせに。
 ですが、今回は既設の電気配線の変更に、
 増築部の電気配線を連結。更には、既設電気
 引込ルートの変更と盛り沢山。工事によって
 はクリニックの診療に支障をきたすため、自分
 なりに工程のシュミレーションと工事確認。すると、
 現場で地中埋設給排水配管とクロスしないよう
 引込柱から目隠し塀伝いに配管して増築建物
 外壁から引き込むよう指示しておいた箇所が
 地中埋設配管の予定だとか。その埋設位置
 には給排水管が通っており、地中で交差して
 しまう。地中埋設給排水管のメンテの際、電気
 埋設配管が邪魔になってしまいます。電気
 業者さんは口ごもっており、状況から判断
 して、電気配管のための建築工事が終わって
 いないため、地中埋設配管を選択した模様。
 現場監督に電気配管に必要な範囲の建築
 工事の至急遂行を怒って指示。
     27.設備配管工事
     左上 既設−増築天井裏配線工事
     右上 既設EPS拡張工事
     左下 電気引込工事
 
 なかなか進まなかった既設建物内の改修
 工事も少しづつ手が付けられつつあります。
 一部既設゚ラン変更による間仕切壁や天井裏
 設備配線の変更工事。ややパニックぎみの
 棟梁に一つ一つ説明・指示。旧カルテ庫の
 収納量を、あまり間仕切変更せずに増やす
 ため、既設建具を撤去、壁にしてその動線
 部分も収納スペースに。既設と違和感のない
 よう復旧壁を仕上げなければいけません。

     26.既設設備配管工事
     左上 既設天井裏配線工事
     右上 既設床下地工事
     左下 既設建具撤去工事
 既設小屋裏物置の外壁を撤去して北側増築
 部2F水屋との接続工事。設計中、何度も
 既設図をチェックし、何度も既設建物を測量した
 甲斐もあって、ほぼイメージに通り繋がりそう
 です。縁側待合では一足早く内装工事に入り
 ました。引込建具のメンテナンスを考慮した取り
 外し式枠へのクロス貼を職人さんが丁寧に仕上
 げていきます。ちょっと遅い気もしますが、
 既設建物の勝手口を撤去して1Fでも北側
 増築部と繋がる工事が始まりました。8月の
 お盆明け2週間のクリニックの休診期間で既設
 待合室や診療室の工事や電気、通信関係の
 切り替え工事を行うため、その2週間の工程表
 を作成してもらい、お施主様とも打合せ。休診
 明けの診療に支障をきたせばペナルティの発生
 する本工事の最大のヤマ場に備えます。
     25.木工事&内装工事
     左上 既設物置−増築水屋接続工事
     右上 縁側待合内装工事
     左下 既設勝手口撤去工事

 各種設備配管工事もルートを再確認しながら、
 施工。特にエアコンのドレン配管には早い段階
 から、設備屋さんと打合せを重ねています。
 先日棟梁に直してもらった腰壁見切と和風
 ニッチの天板もきれいに通りました。既設待合
 室と増築縁側待合の間には既設基礎コンクリート
 立上りが床レベルより上部まであり、それに
 柱が固定されていることからハツるのは
 避けました。なので床をフラットに繋げられない
 ため、既設駐輪場のタイヤ止めとして1期工事
 の竣工祝いで工務店さんから頂いた丸太を
 表面だけカンナをかけて、コンクリート基礎を隠し
 ながら、(まぁなんということでしょう!)
 ちょっとワイルドな丸太ベンチとして再生!。
 即席 !!ビフォー→アフターを演出してみました。
     24.木工事&設備工事
     左上 2F水屋用設備配管工事
     右上 縁側待合和風ニッチ木工事
     左下 縁側待合丸太ベンチ木工事

 図面に無かった火打土台を設置してもらった
 スタッフルーム2は床断熱施工もきっちり。既設
 建物の雨の跳ね返りがかかる車寄せの破風
 に、図面に無かったガルバリウム鋼板を巻いて
 施工。設計図のフォローをした施工箇所もあれ
 ば、縁側待合の腰板見切材30mm(設計上)
 を40mmで施工してしてしまった箇所も。
 和風ニッチの天板の30mmと揃えるもくろみ
 が・・・10mmのズレ。既設建物の見切材に合わ
 せたと棟梁(既設とは三方枠で縁は切れてる
 のだが)。わずが10mmのズレは恐らく私以外
 は気づかないことはわかっており、この棟梁
 は味方に着けねばならず、和風ニッチの天板
 を継ぎ足して40mmにして通す苦渋の選択を。
 ところがこの棟梁はあくまでおだやかに見切
 材の30mm付け替え、場所によっては取り合う
 腰板の貼り替えまで自ら行ってくれました。
 やはり味方に着けねばと、たった10mmの
 迷いの中で確信したのでした。
     23.木工事
     左上 1Fスタッフルーム2床下地工事
     右上 車寄せ破風金属工事
     左下 縁側待合腰壁見切工事

 炎天下の中、北側増築部の屋根に上って
 瓦を敷く職人さん。真っっっ黒な日焼けした
 肌を見て、ただただ感謝です。地面から1m
 以内の主要構造部の防腐・防蟻措置を指示
 したところ、大引まで措置されていましたが、
 それはそれでよりベターです。(ただ監督さん
 や大工さんは桧なら防蟻措置は不要だとか、
 通気工法なら不要だとか、いつもやってない
 とか・・・。フラット35の基準ではそいう選択肢も
 あるんですが、白蟻は桧も食べるんです)。
 ここのところ恒例の本日のドッキリは風除室
 の既設手動木建具の自動ドアへの変更工事。
 反ってしまっている既設建具をそのまま再
 使用して自動ドアエンジンを設置するのですが、
 縦枠のドアが当る部分のシャクリの巾は
 広げてあるのですが、指示した10mm程度に
 深くして隙間風が通り難くする措置はされて
 いない。すでに反っている建具がより反ること
 は容易に想像出来るのですが・・・。
 根拠のない大丈夫でしょうの言葉に、
 「3.11で何を学んだんだ?たった10mmで
 想定外を想定できるのに」と言いたい気持ち
 をぐっとガマン。
     22.屋根工事&木工事
     左上 瓦屋根工事
     右上 1F床木工事
     左下 自動ドア枠工事
 
 ここからの木工事は急ピッチで進んでいき
 ます。すでに着工時より、週2回の徹底監理
 体制を敷いていますが、更に目を皿のように
 見開いて監理しなければなりません。間仕切
 壁の壁厚スペースも和風ニッチに有効利用した
 部分はOK。光と風を通す耐力間仕切壁の
 柱脚金物隠蔽部分は、柱勝ちで縦を通すよう
 棟梁には指示したのですが、腰壁で受ける
 納まりに。10代の若い大工さんに教えながら
 も、きれいに仕上がっていたので。そのまま
 のデザインを採用して天板コ-ナー部分だけ大面
 をとって安全確保。配置が少しズレてしまった
 車寄せは屋根の出も図面よりやや大きい
 ため、既設建物軒樋と干渉。対応は出来る
 のですが、その分の労力をなぜ施工前チェック
 に掛けることが出来なかったのか・・・。
     21.木工事
     左上 和風ニッチ工事
     右上 筋交い金物隠蔽工事
     左下 車寄せ&北側増築部屋根工事
 6M以上のスパンの車寄せの耐震壁には
 雨に強く、存在感の少ない、南側増築部でも
 使用したステンレスブレースを使用。柱脚の引寄
 金物と干渉しないよう注意。2F書院で化粧柱
 のはずの通し柱が節だらけの柱で施工済!
 監督さんが大工さんと打ち合わせて変更した
 とのことですが、聞いてない・・・。周囲の耐力
 壁の施工からの影響で柱の上に化粧材を
 貼る方法にするというので、化粧材でやや
 大きめの通し柱を隠して他の管柱の寸法に
 合わせるようアドリブ指示。災い転じて福と成
 したいところです。屋根の構造用合板を見上
 げるとその繋ぎ目が見えてる・・・?。合板の
 4周を釘打しなくてはならないのに。こういう
 貼り方も無いわけではないのですが、合板
 の受材も流してあるのに・・・。構造設計者
 に安全性の確認はとったものの、ふつう、
 一般的、常識、という思いは現場ではNGに
 せねばと再認識したのでした。
     20.木工事
     左上 車寄せ金物設置工事
     右上 北側増築部木工事
     左下 北側増築部木工事

 梅雨の合間の青空が広がるこの日、
 建て方第2段が始まりました。
 建物規模の割りに大きなクレーンもフル回転で
 どんどん軸組が組み立てられていきます。
 現場に入ってからお願いした2本の柱に
 きれいにカンナがけがしていなかった他は
 打合せ通りで、既設建物ともほぼピッタリ
 の様で一安心です。大工さんが休憩中、
 ノンカロリービールでほろ酔いのお施主さまと
 一緒に足場に上って書院になる部分を
 眺めながら、無事完成を祈願するのでした。

     19.建て方工事
     左上 北側増築部・車寄せ建て方工事
     右上 北側増築部建て方工事
     左下 北側増築部建て方工事

 いよいよ本工事の最も難しい北側増築部の
 建て方を今週末に控えて、既設と取り合う
 屋根と外壁を一部撤去しました。
 慎重かつ大胆に撤去していく大工さん。
 あとは大工さんの腕にすがるのみです。
 新旧二つの屋根が一つになる時、
 1期工事の作り手と2期工事の作り手も
 繋がり、この建物に関わった全ての人々が
 一つになるような気がします。

 
     18.既設撤去工事
     左上 北側増築部屋根撤去工事
     右上 北側増築部外壁撤去工事
     左下 北側増築部土台伏工事
 この方が今回工事の棟梁です。
 小柄ですが無駄な贅肉のない体型の
 温和な性格で、納まりについても設計者に
 事前に聞いてくれるありがたい棟梁です。
 縁側待合天井材に図面上 杉板t12ムク材
 と記入したのですが、用意してもらった杉板
 がどうしても安っぽく見えてしまったため、
 無理いってt15の床材を張って頂きました。
 やはり質感がいいです。この増築で住宅部分
 にも設置必要となった自火報設備。設計段階
 から天井点検口を業者さんと検討配置して
 極力露出配線にならないよう注意しました。
 ん、木目が90°ズレてる・・・。
 
     17.内装工事
     左上 南側増築部内装工事
     右上 南側増築部内装工事
     左下 既設住宅自火報設備工事
 南側増築部耐震ブレースとサッシ膳板とが干渉
 するため、メーカーから詳細資料取り寄せて、
 ダンボールで原寸型板を作成し、大工さんに
 孔開け指示。西側増築部際で施工側より提案
 された既設アプローチサイドの玉石敷の下部の
 水勾配を左官屋さんへ直接指示。今回の
 在来軸組木造現しの車寄せの接合金物は
 雨ざらしになり、一応亜鉛メッキされているとは
 いえ、防錆処理に不安を感じたため、増額
 とはなりますが、お施主様に了解をとってフッ素
 樹脂塗装を指示。現場では図面通りに施工
 してもらうだけでなく、現場での変更事項、
 図面上の不安事項の是正等様々なことを
 職人さんに伝えて施工してもらわなくては
 なりません。何卒御協力ください。
     16.基礎コンクリート工事
     左上 南側増築部耐震ブレース取合
     右上 西側増築既設アプローチ取合
     左下 車寄せ基礎金物防錆塗装

 北側増築部、車寄せ部のコンクリート打設工事。
 最終配筋チェックすると先日指示したように配筋
 されておらず、再度配筋方法を指示。
 コンクリートの納入書をチェックしてコンクリートの仕様、
 納入時刻を確認。まだそんなに暑い気温でも
 ないので、そんなに神経質になる必要はあり
 ません。南側増築部分には大きなサッシを取り
 付けたため、対応策として軒を深くして遮熱
 高断熱複層ガラスとしているため、ガラスの仕様
 をチェック。


     15.基礎コンクリート工事
     左上 北側増築部基礎コンクリート工事
     右上 コンクリート納入書
     左下 南側増築部Low-Eガラス納入書

 南側増築工事に続いて北側増築部分、
 車寄せ増築部分の基礎工事も始まりました。
 鉄筋の本数、ピッチはたいてい間違いない
 ので、特に定着、被り、補強筋等に注意、
 特に設備配管スリーブが開けてあるかをチェック
 しました。南側増築部では天井が直張り
 なので、天井設置の自火報は下地施工の
 段階で位置を指示し、施工確認しました。




     14.基礎配筋工事
     左上 北側増築部基礎工事
     右上 車寄せ基礎工事
     左下 南側増築部自火報配線工事

 屋根が風で煽られないよう、垂木一本一本に
 煽止(ひねり)金物を設置、施工確認。
 屋根裏に熱や湿気がこもらないよう軒先に
 通気口を設置、施工確認。一安心したのも
 束の間、屋根の養生を確認するとなんと
 先日の状態のまま。屋根の下葺材を壁の
 防水紙に差し込むか、ブルーシートでその
 取り合い部を覆うかしなければ斜めから雨
 が降ってきたら確実に室内が水浸しに。
 現場監督さんは今週土・日休みなので、大工
 さんに雨仕舞いの仕方を直接かつ丁寧に
 指示。これで私も明日はゆっくり休めます・・・。

     13.屋根工事
     左上 南側増築部垂木煽止金物設置
     右上 南側増築部軒先通気口施工
     左下 南側増築部雨の養生不適
 雨が降る前に下葺材の施工が無事終わり、
 その上に遮熱シートを貼りました。ただ、既設
 外壁防水紙との取り合いが未施工。既設
 (または新設)防水紙の内側に下葺材を差し
 込まなければ、外壁仕上材の裏に廻った雨が
 屋根の下葺材で受けられず、室内へ入って
 きてしまいます。これから行うとのことなので、
 当たり前の納め方を念のためあえてFAX。
 上にばかりに気をとられていたせいか、足元を
 見てびっくり。土台継ぎ手に必要なアンカーボルト
 の未施工や教科書通りのやってはいけない
 継ぎ手部へのアンカーボルト。仕方なく後施工
 アンカーによって緊結。プレカット図をかいてもらえ
 なかったのがやはり問題。事前チェックが必要
 でした。今後も目が離せません。
     12.屋根下葺工事
     左上 南側増築部屋根下葺工事
     右上 南側増築部土台アンカー未施工
     左下 南側増築部土台アンカー施工不適

 今日は南側増築部の建て方工事。木構造
 では最も見てて面白い工事です。小さな
 スペースの割に大工さんが多く、平均年齢も
 結構高いのですが、第一線で働いている
 せいか、みなさん元気です。あいにく建て方の
 日程が梅雨の時期になってしまったので、
 すばやく屋根や透湿防水シートを貼りたい
 ところです。このスペースは縁側みないな
 待合室をイメージしているため、斜め天井に
 化粧梁が並びます。見えてくる金物や金物
 の座彫りの状態を確認し、隠すのかそのまま
 見せるのかを判断します。

     11.建て方工事
     左上 南側増築部建て方工事
     右上 南側増築部建て方工事
     左下 南側増築部建て方工事

 木工事に入りました。
 西側増築部では既設柱・梁に沿え柱・梁
 でサポートし新設土台・柱を設置するには
 両柱・梁や屋根も同時にジャッキアップしながら、
 すばやく行います。
 南側増築部は土台伏せ工事。
 上部に既設建物がないのでこちらは
 楽に施工できました。
 

     10.土台伏工事
     左上 西側増築部土台・柱工事
     右上 西側増築部土台・柱工事
     左下 南側増築部土台伏工事

 南、西側増築部の基礎コンクリートが打ち終わり
 ました。事前にチェックしたホールダウン金物や
 シーリング用目地棒、縁切用断熱材、雑排水管
 や電気配線、水抜き穴等のスリーブもきちんと
 施工されていました。
 室内の間仕切撤去の方は苦戦しているようで
 既設構造体への影響を考慮しながら慎重に
 撤去しなければならず、また診療時間に
 あまり音を出せないので大工さんの人数手配
 も難しくスピードダウン。比較的工事し易い増築
 部分を主体的に工事しながら、クリニックの休憩
 時間に室内改修工事を行う戦法でいくことに。

     9.基礎コンクリート打設工事
     左上 南側増築部基礎工事
     右上 西側増築部基礎工事
     左下 既設間仕切撤去工事

 増築工事で難しいのは構造の考え方。
 南側、北側増築部は別構造として考え、
 西側増築部は既設と同一構造として考え
 ました。別構造では基礎鉄筋を繋がず縁を
 切り、同一構造ではケミカルアンカーを打ったり、
 既設鉄筋を剥き出して新設鉄筋と緊結。
 西側増築部の基礎コンクリート打設のため、
 添え柱&梁で既設柱&梁&屋根を支えて
 宙に浮かせています。結構無理と思われる
 ようなことも現場では可能にしてしまいます。
 感謝、感謝。
   
     8.配筋工事
     左上 南側増築部配筋工事
     右上 西側増築部配筋工事
     左下 西側増築部配筋工事

 防湿フィルムを敷いて捨てコンクリートを打設。
 一部足りてないので全面に敷いてから完了
 となります。西側増築部の基礎は雑排水管
 を通したままの施工となります。型枠設置が
 大変そうです。北側増築部は工事中も使用
 し続けるエアコンの室外機や給湯機、電気配線
 等移設をしなければなりません。先日落ちた
 カミナリのせいか現場の対応がグットよくなった
 ような気がします。結束していかないと難しい
 工事なので少しホっとしました。
   
     7.地業工事
     左上 南側増築部捨てコンクリート工事
     右上 西側増築部捨てコンクリート工事
     左下 設備移設工事

 南側待合室の増築は既設部分との取合いが
 あまりないため(雨水配管はルート変更)、
 一早くコンクリート基礎のための地業工事に
 入りました。ここで大事なのは基準のレベル
 をしっかり確認すること。何でも既設合わせに
 したがる監督さんに、あくまで基準は既設FL
 でそこから他のレベルを出していき現状支持
 地盤にも合わせるよう調整箇所をどこでとる
 かを指示。というのも、既設と新設では使用
 部材や納まりが異なるからです。
 一歩一歩進めていかねば。
   
     6.地業工事
     左上 砕石地業工事
     右上 砕石地業工事
     左下 NTT弱電配線移設工事

 待合室の増築部分には工事の音を軽減する
 ため、グラスウールt100を充填したプラスターボード
 二重貼りの遮音壁を設置。改修工事のため、
 一時的に洗濯スペースも移設、NTTの弱電
 配線ルートも工事の邪魔になるので、ルートを
 一時的に工事範囲から迂回させました。
 しかし、現場ではプラスターボード片面貼り
 グラスウールt50で遮音壁をつくっており、ここまで
 にもたびたび図面と異なる低い仕様での施工
 や工程表の不提出等怠慢な態度が目立ち、
 久しぶりに現場でカミナリを落として是正させ
 ました。またまた孤独な戦いの始まりです。
   
     5.設備配管迂回、防音壁設置工事
     左上 防音壁設置工事
     右上 改修範囲内洗濯機移設工事
     左下 NTT弱電配線移設工事

 








  
     4.設備配管迂回工事
     左上 設備配管迂回工事
     右上 設備配管迂回工事
     左下 塀基礎(引込盤設置)工事

 増築範囲に既設設備配管・配線が埋設されて
 いるため、増築範囲を迂回するように新設
 配管・配線を敷設していき、タイミングを計って
 配管・配線ルートを切替える予定です。
 まずは給排水のルートになっている電気の
 引込盤とそこからの既設埋設幹線&弱電線を
 掘起こして移設します。診療を続けながらの
 工事になり、一度で切替えは無理なので仮設
 の設備バイパスをつくり、診療に支障のない
 よう各設備を機能させながら工事を進めなけ
 ればなりません。
  
     3.設備配管迂回工事
     左上 設備配管迂回工事
     右上 設備配管迂回工事
     左下 設備配管迂回工事
 今回は単純に設計だけではなく、工事の
 工程も考えなければなりません。2期工事を
 想定して1期工事を行ったわけではないので、
 様々な問題を解決していく必要があります。
 また解体工事は大きな音の出る工事なので、
 診療時間を避けての工事になります。慎重
 かつ手際のいい工事が今後も求められます。



     2.解体工事
     左上 デッキ待合撤去
     右上 サービスヤード撤去
     左下 アスファルト舗装撤去
 4年前に設計した診療所+住宅の主に
 診療所部分の増築工事です。お施主様の
 御要望は、患者さんのプライバシーの保護、
 雨天の来診のしやすさ、待合室のゆとり、
 スタッフルームのゆとり等、患者さんや
 スタッフに対するものばかり。設計当初は
 予算を考慮してややコンパクトに納めたため、
 病院経営も順調なこともあって、よりよい
 診療所にしたいとのこと。
 私にとって初めての、そしてかなり難しい
 増築工事になりそうです。

     1.既設建物
     左上 西側外観
     右上 南西外観
     左下 北西外観