半自動卵孵化機を作ってみた



これはRalfが作成した半自動卵孵化機(通称:SAHM)に関する記事です。
(最終更新日:2009/04/01)


現在の公開バージョン:半自動卵孵化機ver3.3


ニコニコ動画を見られない方はYouTube版をどうぞ


現在の公開バージョンその2:半自動卵孵化機ver4.0


作成方法が公開されているのはこちらです。ご注意ください。






目次
1、半自動卵孵化機とは?
2、半自動卵孵化機製作の背景
3、半自動卵孵化機博物館
4、半自動卵孵化機の経緯
5、半自動卵孵化機の作り方




1、半自動卵孵化機とは?

半自動卵孵化機(以下SAHM)と名付けていますが、正確には「DSLiteの十字キーの上下を一定間隔で交互に押す装置」です。
SAHMと名付けられた理由は、
まさにポケモンのタマゴ孵化を助けるためのツールとして開発されたためであり、
また、ポケモンをタマゴから孵すためにはABボタンを押す必要があり、
その点で完全に自動孵化できていないため、“半自動”という名を冠することになっています。






2、半自動卵孵化機製作の背景

SAHMを作ろうと思った要因はいろいろとありますが、
SAHMの製作へ私を向かわせたのはゲーム研究会会員のタマゴ孵化の不毛さであり、
SAHMの製作へと踏み切らせた直接的な要因は、おてう氏によって紹介されたとある動画でした。



この動画を見てSAHMを製作できるという確信に至りました。
SAHMは結構この連射器の機構を参考にしています。

実際は、このSAHM製作の根底には
「ゲーム研究会に入ってからというもの、
自分らしいゲームとの接し方、自分の角度からのゲームの考察はできないものかとこの3年間考えてきたが、
学部進学で機械系に進み、これまで忘れていた“ものを作るという喜び”が再復活した。
この機械系の視点からゲームを切るというのが自分らしさなのだろう。」
という本音なのか建前なのかよくわからない感情が流れています、が無視ってください。ただのバカです。

設計図は描いていません。
すべて頭の中だけで考えてきたので凄まじく時間がかかりましたし、クオリティ面でも機械系から見れば幼稚なものです。
ただ、製作している間は私は“ものを作るという喜び”というもので満たされていたと思います、実際。






3、半自動卵孵化機博物館


以下では私が作製したSAHMをそれぞれネタ混じりに紹介したいと思います。
詳しくは記載していませんが、どのSAHMもうるさいです。
あと単三電池二本で稼働します。


SAHM零号機(正式名称:半自動卵孵化機ver1.2)

すべてのSAHMのプロトタイプとなった存在。
だが、そのシステムの脆弱性から公開試運転時に暴走。
以降、解体処分となったため既にこの世に存在しない。

SAHM零号機の特徴
・他のVersionと違い、ピストンがスライダに固定されている
・装着部の精度が悪く、DS Liteへの装着の点で実用に耐えなかった
・プレートの長さを短くしていないので大きい
・要するに使えないSAHM


SAHM初号機(正式名称:半自動卵孵化機ver2.1)

零号機の失敗を生かし、零号機をベースに改良を加えたSAHMシリーズ2体目。
「DS Liteへの取り付け」「十字キーの上下を交互に押す」という要求機能を満たした完全可動型の機体。
公開トライアルではその性能を存分に発揮した。
ただし、試作機であるためサイズが大きいという欠点を持つ。

SAHM初号機の特徴
・ピストンをシリンダに固定するタイプに変更、以降のSAHMはシリンダタイプである
・装着部を改良し、DS Liteへの装着・脱着を容易にした
・まだまだ大きい


SAHM弐号機(正式名称:半自動卵孵化機ver3.3)

ついに一般公開を果たしたSAHMシリーズ3体目。
更なる性能の向上と小型化を目指した結果、精度と静音が犠牲になった。
「タマゴを孵化する」効率の高さから言えば空前絶後の性能であるため、総合的に見てSAHMシリーズの頂点に君臨する存在であった。
しかし、実用試験の際に起動停止にまで追い込まれたため解体処分となった。

SAHM弐号機の特徴
・小型化に成功(ギヤボックスの小型化)
・電池ボックスを端に装着(十字キーを押せるだけの重量を確保するため)
・市販のDS Lite装着台を購入、SAHM装着部を改良
・実はすぐに壊れる(主にギヤボックスの精度の悪さが原因)


SAHM量産型(正式名称:半自動卵孵化機ver4.0)

「このbig-SAHMが量産された暁には(ry」という精神のもと、量産化を目指して作り出された機体。
既に量産には成功しており、その内の一台はとある人物の手に渡っている。
ただし、量産可能なラインは一ヶ所にしか存在していないため、量産の効率は凄まじく悪い。
いつかSAHMが世界を席巻するときが来るのであろうか。

SAHM参号機の特徴
・量産型ということで材料の安価化、作りやすさが追及されている


SAHM参号機(正式名称:半自動卵孵化機ver5)
空前絶後の性能と謳われた弐号機の、まさかの起動停止を教訓にして現在秘密裏に開発されている新型のSAHM。
量産化を捨て性能を追及しているため、理論上では弐号機を上回る性能を持つはずである。
実は既に会員2名ほどの手に渡り、それなりの成果を上げている。






4、半自動卵孵化機の経緯



2008/07下旬
ゲーム研究会に所属する会員から、「十字キーを自動で押してくれる機械を誰かが開発していた」という情報を得る。
「ならば機械系の私にも作れるはずだ!」とSAHMを作ろうとする動きはこうして生まれた。


2008/08下旬
とりあえずそれっぽい材料を買ってくる


2008/09/04

SAHMver1.0完成。
このときはピストンはまだ片側にしかなかった。


2008/09/07

SAHMver1.1完成。
両側にピストンが付く。
DSLiteを使用しての試験も問題なかった。


2008/09/17

SAHMver1.2完成。
電池ボックスを前面に持ってきて、DSLiteへの取り付け機構を付けた。
SAHMver1シリーズはこれが最後。


2008/10/03
SAHMver1.2の初お披露目。
だが、想定していた機能を果たしてくれなかったため、以降SAHMver1.2は解体されてSAHMver2の礎となった。


2008/10/12

SAHMve2.0完成。
主にピストンを支える部分の機構を大幅に改良した。下地はTGSでの戦利品なのであまり深い意味はない。


2008/10/14
ようやく前述の動画を発見する。(下記)



なるほど、しかし機構も方向性もまったく違っている。


2008/10/19

SAHMver2.1完成。


2008/10/23

SAHMver3.0(写真右)完成。
ver2.1に比べると大きさが約半分になっていることが分かる。


2008/10/24
SAHMver3.1として完成予想図を公開。
ふとニコニコ動画が頭をよぎる。
この辺から精度の悪さが気になり始めた。


2008/10/27
近くのショップでDSLiteを固定する台を入手。
この台とSAHMが融合すれば無敵だ!という発想から、この台とSAHMを輪ゴムで留めた完成予想図を公開。
これがSAHMver3.2に相当する。


2008/10/28

SAHMver3.3完成。
DSLiteの台に横穴を開け、ネジでSAHMを台に固定した。
早速ニコニコ動画に投稿してきた。


2008/11/04

SAHMver4.0完成。
別名“量産型SAHM”。
材料費を抑え、作りやすさを求めたSAHMといえる。
一応、ニコニコ動画には投稿してある。


2008/11/12
SAHMver4.1完成。
ただギヤボックスを変えただけだが、このギヤボックスには不具合があることが後に発覚。


2008/11/16
SAHMver4.1を某会員に渡して実用試験をしてもらったが、1時間程度で動作不良に陥ることが発覚。
原因はギヤボックスの精度の悪さだった。


2008/11/19
いろいろと試験を行い、動作不良の原因が上記のギヤボックスにあることを突き止める。
以降、このギヤボックスは使用しない。
ギヤボックスを元に戻した仮想SAHMver4.0は1時間運用しても問題ないことが判明する。


2008/11/22
駒場祭初日。
SAHMを3台(ver2,3,4)を受付に置いておいたが、置いておくだけでは誰も見向きもしなかった。


2008/11/23
駒場祭二日目。
SAHMver4.1をver4.0にグレードダウン。
ここに真の量産型SAHMが完成する。
「半自動卵孵化機展示中」という張り紙をしておいたのでいろいろと突っ込んでくる来場者増加。


2008/11/24
駒場祭三日目。
SAHM大好評。


2008/11/30
量産型SAHM(二台目)が駒場祭ポケモンリーグの優勝者に贈呈される。


2008/12月
エメループのせいで
上下型のSAHMではなく左右型のSAHMの需要が高まっている件
ていうか装着部を改造してくださいよ


2009年某日
さらに前に孵化機を作っていた人がいたとは・・・!




2009/02/26
ブログの方で先駆者の内の一人の新作を紹介させていただきました。
不適な場合は記事ごと削除いたします。





to be continued...







5、半自動卵孵化機の作り方




というタイトルですが、ここで作り方を公開することは、
少なくとも私がゲーム研究会の会員である内はありません。

会誌第44号に作成方法を詳しく掲載してありますので、そちらをご購入いただければ幸いです。


そもそも、「SAHMを作ろう!」と意気込んでおられる方は、
前述の動画やこのぺージ、そして会誌第44号のサンプルページを見て材料を確認すれば作成できるはずです。

それと、個人的な些細な理由と品質の面でSAHM君を一般販売する予定は今のところありません。
そこら辺の事情を理解していただけるとありがたいです。







戻る