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ブラジル・アマゾン在住、グランデ・オガワの……
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マラジョアラ文明・その1
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 偉大なるアマゾン河。その大西洋への吐き出し口に、九州やスイスより面積の大きいマラジョ島と呼ばれる川中島がある。

 マラジョ島には、紀元400年から1300年ころに栄えた文化社会があった。 これを考古学者さんたちはマラジョアラ文明と呼んでいる。
はじめに
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地史&古生物
 マラジョ島(赤★)で最も古い人類遺物は、紀元前980年くらい前と年代測定されている。前ページに挙げたボリヴィアのモホス文明(青★)と、ほぼ同時代に栄えた。

 同時代というだけでなく、マラジョアラ文明とモホス文明には、1年のうちのほぼ半分が水没してしまうような平原湿地に築かれた文化という共通点がある。

 そのため両者の村々は、盛り土したマウンドの上に建てられた。それに費やされる労働力は半端でなかったろう。これすなわち、多数の庶民を動員できる強い権力者がいたに違いないということになる。
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マラジョ島の衛星写真 マラジョ島の景観
 マラジョアラが社会的な機能を持っていたのは間違いない。マンジョカ芋や米の原種の栽培農業も開発されていて、生活にも困っていなかった。ある村は1万人もの人口があった。これはもう村って規模じゃない、立派な都市でしょう。

 マラジョアラは、16世紀にポルトガル人が ブラジル海岸線で出会ったインディオたちの家屋よりも、ずっと技術的に高い建築方法を知っていた。
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高度な土器製作技術
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 実用土器はシンプルだが、セレモニー用と思われるものには、いろいろなデコレーションや彩色が施されている。マラジョアラの連中は、墓地を持っていた。その埋葬遺跡から、たいへん多数の装飾土器が発掘されている。
 上の写真は、高さが80cmくらいもある大型の壷である。何に使われたかと言うと棺桶(かんおけ)であ〜る(笑)。

 この瓶棺(かめかん)は、装飾の多いものほど権力者のものだったと考えられる。派手な壷のまわりに質素な瓶棺がいくつも埋葬されていることがあるから、殉職とかいけにえの風習もあったらしい。

 マラジョアラの瓶棺には大きな中華鍋みたいな蓋がある(写真にはない)んだけど、完品で発掘されるものは多くない。

 マラジョアラ人の死者は埋葬の3日後にゾンビーのように復活したんで、蓋が壊れているのかも? ……などと、グランデ・オガワは勝手に想像してる(笑)。
ウズマキ模様は蛇
 マラジョアラ土器の模様パターンには、ウズマキ模様が大変多い。考古学者さんたちは、ヘビを象徴したものと考えている。デフォルメして、ラーメンのドンブリ風の幾何模様にもなっている。

 「蛇はマラジョアラ宇宙では、もっとも強い動物と考えられていたと信じられるのよ……」 とエミリオ・ゴエルディ博物館の考古学者デニーゼ・シャアンおばさんは、語っとるね。
 上写真の壺は、ずばり浮き彫りヘビ模様。学者さんは、アトロクス・アメリカハブ、あるいは、ミナミガラガラヘビのマラジョ亜種だろうとしている。

 実際にグランデ・オガワもマラジョー島湿地帯で夜のハーピング(爬虫類や両生類を観察すること)をしたことあるけど、南米最大の毒蛇ブッシュ・マスターなんかがたくさんいた。昔はさらにウジャウジャいたに違いない。
余談シリーズ・その11
 アマゾンには、コブラ・グランデ(巨大なウワバミ)のインディオ伝説が多い。多くはアナコンダがモデルになっている。

 マラジョ諸島のある島にも、デカいのがいて上陸するヒトを飲み込むというお話しがあるね。左写真は、メシアナ島(マラジョ諸島の一つ)のアナコンダと遊ぶグランデ・オガワ。
アマゾンの土器に混ぜるカリアペとカウシ
 練った泥にカリアペとカウシを混ぜるのは、アマゾン地方の土器にたいへん多用される製法である。カリアペってのは、そう呼ばれる樹の皮である。カウシってのは、淡水カイメン(左写真)。水中林の枝などに付着する海綿動物だ。この2つの素材は、オーガニックなシリコン(珪酸)で、これによって土器が硬く焼きあがる。

 カウシについては、「アマゾンの動物」にページがあるんで、そちらを参照。
New Mysterious Amazon 2007 - by Grande Ogawa