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広角28‐35o 標準50mm
望遠300mm


「マクロの世界」別頁に行きます。





焦点距離には4つの特徴がある
@画角の違い  意味・写し込まれる範囲のこと
A
遠近感    意味・近いものが大きく写り、遠いものが小さく写ること
B
被写界深度  意味・ピントの合う幅のこと
C
圧縮効果    意味・近景と遠景との距離感が無くなる、遠近感の消失

用語集参照/被写界深度遠近感圧縮効果


焦点距離と画角の関係は?

◆焦点距離が短いレンズほど写しこまれる範囲が広く、被写体像は小さくなる。
◆焦点距離が長いレンズほど写しこまれる範囲が狭く、被写体像は大きくなる。


◆写し込まれる範囲が「画角」ということになります



なぜ「焦点距離の把握」が必要なのか?
昨今、ズームレンズが支流となり簡単に焦点距離を変えフレーミングができるようになりました。
しかし、焦点距離の特徴を理解しないまま、ズームでぐぐっと寄って、ひいて、みたいな撮り方は間違いなのです。
なぜなら、焦点距離には特徴があるからです。
同じ被写体であっても焦点距離が違えば、違う写真になるということ。
車撮影を例にあげても、焦点距離35mmで撮るのと
焦点距離100mmで撮るのでは全く違う写真になります。

言い変えれば、焦点距離に工夫があればまた違った写真(表現)が生まれるということです。
あるいは、作画意図に合った焦点距離を使うことにより、被写体の魅力を高める、ということにもつながります。
なので、焦点距離の把握が必要となるわけです。




フットワークとレンズワーク

ズームレンズで寄ったり、引いたりして、画角を変えることはフットワークではありません。
またその代わりにもなりません。
同じ焦点距離であっても、もう一歩近づいて撮る、もう一歩さがってみる、しゃがんでみる、背伸びしてみる。
そうするとまた違った写真になります。
それが、フットワークです。

カメラの視点や場所を自らと共に動くことがフットワーク。
焦点距離をチョイスすることがレンズワーク。

この2点がいい写真を撮るための重要な要素です。






デジカメなら!
撮像素子の大きさと焦点距離

まず、
撮像素子にはCCDセンサーやC-MOSセンサーが用いられます。
レンズから入ってきた光をCCDやC-MOSセンサーを経由して電気信号に置き換えます。
言わばカメラの目にあたる部分。

センサーの大きさは?
C-MOSセンサーなら、EPS-C EPS-H フルサイズ、など。
CCDセンサーなら、1/1.8型 1/1.7型 など多種あります。

C-MOSのフルサイズセンサーとは?
35ミリフイルム(ネガフイルムとかポジフイルム)の大きさと同じ大きさのセンサーが搭載されているということです。


センサーの大きさで画角が変化する?

結論から言えば、センサーの大きさで画角は変化します。
なぜなら、画角は焦点距離と同じ関係にあるからです。


つまり、センサーの大きさで画角が変わり、焦点距離が変わる。
写り込む範囲が画角です。画角は焦点距離です。


センサーの大きさで写し込まれる範囲が決まるのです。


レンズは、35ミリフイルム装填時にどの焦点距離にあるのか?で、統一されています。
なので、
フルサイズセンサー以外は、焦点距離の換算が必要になります。



デジ一などのカメラカタログを読むと35ミリ換算で1.6倍、と表記しています。
ですから、50ミリのレンズを装着しても、実際の写りは80ミリ相当の画角になるということです。
50ミリレンズ×1.6倍イコール80ミリレンズ相当です。


最近はあまり見かけませんが、ケンコーなどから発売されている、
テレコンバーターをご存知でしょうか?
手元のレンズに、このテレコンバーターを装着するだけで、1.5倍や2倍に焦点距離が伸びる便利なものです。
このテレコンが初めから入ってる、
というような想像をしていただけると理解が早いかもしれません。
しかし、実際には入っていませんし、意味合いも違いますが。
あくまでも、テレコンが入っているという想像は、想像でとめておいてください。

コンパクト機では?

私のコンパクトデジタルカメラを例にあげると、
7.4ミリ-44.4ミリとカタログに書いてあります。

その横の欄に35ミリ換算、35ミリ-210ミリと表記されています。
つまり、約4.7倍で35ミリ換算している計算になります。

7.4ミリ×4.7倍イコール35ミリ 44.4ミリ×4.7倍イコール210ミリ

となります。





以下(このHPの説明文すべて)35o判の焦点距離で説明します。


焦点距離と画角の関係


24mm 35mm 50mm
100mm 135mm 200mm







超広角16-24mmの世界

イメージです


広大な画角 強烈なパースペクティブ、強い遠近感のこと。 深い被写界深度、深いピントの幅のこと。
特徴
@ 狭い室内や広い空間を余すことなく写し込めることができる。
A 強い遠近感を利用して、デフォルメ(強調)された写真を撮ることができる。
使いどころ
16mmで人の両眼の視野に近いと言われている。
24mmで人の片眼の視野に近いと言われている。
肉眼
@ パースペクティブディストーションが強い(画面周辺が引っ張られる)
A 主題が小さくなる
B 遠近感が強いため、人の顔が歪んだり、建物が歪んだりと、意図しない写真になりやすい。

難所
@ 鳥の目、アリの目、的な視線を意識する。上からあおり、下からあおり、が基本的な使い方。
A 水平垂直に構えるとゆがみの少ない、奥行きを強調することができる。
B 被写体に限りなく寄ることでワイドマクロな撮り方ができる。
使いこなし術





一歩踏込みググッと寄るのが基本的な使い方

上にあおって撮影。基本的にあおって使う。

大パノラマを写し撮る

狭い空間を写し込める




広角28-35mmの世界

イメージです


@ 広い画角、適度なパースペクティブ(遠近感)
A 深い被写界深度(ピントの幅)
B とっても扱いやすい焦点距離
特徴
スナップ撮影全般に向いている。
使いどころ
35ミリのときは、人が大らかな気持ちで見ている時の視野に近い。また肉眼の感覚にも近い。
肉眼
特に無し。コンパクト機がこぞって採用している焦点距離だけあって扱いやすさはお墨付き。
難所
@ 対話する距離でカメラを構え、撮影をする。”その距離感”を写し込めたい。
    35ミリ時、主題を絞らずに撮る。見たまま、感じたまま撮れば良い。
A 画角が広いため、被写体を強調しながら周囲を写り込ませる。
    28ミリ時、中心に主題をおき周辺との関係を見せる。
    28ミリ時、7対3の構図が生きる。
見せたい部分が7割占めるように撮る。例えば、空3割で海が7割だと、海の広がりを表現することができる。
使いこなし術



遠近感が弱いので直線の構造物や建物でも
安心して使用することが出来る

スナップ撮影に向く画角


広い画角は主題を入れながら状況説明に向く


対話する”いい距離感”で撮影できる





標準50mmの世界

イメージです


広角にも望遠にもないハイレベルな描写。レンズ誇張が無い分内容で見せる。
特徴
スナップ撮影、人物撮影、風景撮影、レンズ誇張が無いので特に商品撮影や人物撮影に向く
使いどころ
人が注視した時の肉眼の感覚に近い。視覚的に生理的にも受け入れやすい画角をもつ。
肉眼
レンズ誇張(強い遠近感や圧縮効果)が無いのでつまらない絵になりやすい。
難所
@レンズ誇張が無い分あなたの本当の手腕が見えてくる。
A被写界深度や光線の状態、あおり加減、フレーミング、写真全てのノウハウを駆使して撮影に挑むと素直に反映される。
Bまっすぐのびる道など、抜けのよい背景を選ぶとよい感じになる。
使いこなし術





内容で勝負する。ストレートに伝えることが出来る。


背景のバランス、被写体の魅力、光の方向、
ボケ具合、垂直水平、画面四隅はOKか、
一枚入魂して撮る必要がある。


平坦にならぬように光と影を取り入る。
感じたままストレートに撮るのもいい。


大きさや距離、形状を正確に(肉眼に近く)
撮ることができる。
商品撮影や人物撮影(証明写真)に向く。





中望遠80-135mmの世界

イメージです


@望遠レンズのような強烈な個性は無い。

A望遠入門レンズ。人がみつめた時の感覚に近い(80o時)


Bレンズの味が出てくる100mmくらいから (レンズのボケ具合などの意味)
特徴
人物撮影、風景撮影、物など。オールラウンダー。特に人物撮影に向く
使いどころ
人が凝視したときの視野に近い(80mm時)ポートレートに多用するのはその凝視効果があるから
肉眼
@被写界深度が薄くなり始める。きっちりピントを合わせないとピンポケのオンパレード

Aカメラの構え方が問題になりやすい。
      →不安定な姿勢で微かな手ブレをおこし、写真本来のシャープ感を損なう恐れがある。

B望遠撮影に必要な知識を学ぶには最適なレンズ
      →圧縮効果、シャッター速度と焦点距離=手ブレの関係、被写体ぶれ(流し撮り)など
難所
@ 少しずつ望遠の個性が出はじめる。絞りを調節してピントの合う幅に凝ってみよう。(レンズの味)
A 凝視した感覚に近いため、凝視するであろうシチュエーションで写真の構成を考える。
B 遠近感が無くなってきているので、被写体と背景の関係を整理すること。
C 遠近感の消失ということは、いったいどういうことなのか、を考える必要がある。
使いこなし術





観光船を凝視した。レンズの特徴を発揮する。


人が凝視するものであれば、この画角は外せない。


望遠の特徴が出はじめる。


撮影者が凝視した感覚が写真から
伝わってくるかな?





望遠200mmの世界

イメージです


@遠近感の反対「圧縮効果」が顔を見せ始める。
Aボケ(味)を活かす作画が可能
Bスタンダードな望遠 (扱いやすいという意味)
特徴
人物撮影、動物撮影、風景撮影、など。
使いどころ
肉眼には無い世界 特に背景を大きくボカす作画は写真ならでは。
肉眼
@被写界深度が薄い。
A早いシャッター速度のキープが必要。
B圧縮効果で背景の整理が必要。
C重いレンズが多いので体力も必要
難所
@圧縮効果(近景と遠景の距離感が無くなること)が出てくる。
それを利用し近景と遠景を同じフレーム上で重ね合わせる。「重なりの表現」に向く
A薄い被写界深度を活かし、背景をぼかして被写体を浮かび上がらせる。
B主題を中心におかない。風景の一部分を印象的に切り取る。
C風景のよい部分だけを切り取る。
使いこなし術





”扱いやすい望遠” スッキリと簡単に構図を整えられる

寄れないもを大写しに出来るアドバンテージ

圧縮効果(遠近感の消失) 柱の感覚が狭く感じる。


圧縮効果の代表的な作画例「背景と重ねる」





望遠300mmの世界

イメージです


強烈な圧縮効果(遠近感の消失)、極薄いピント(大きなボケ) 本格的な望遠撮影が可能。
特徴
スポーツ撮影、人物撮影、動物撮影、風景撮影 など
使いどころ
肉眼には無い世界 望遠レンズ特有の世界観を堪能できる。
肉眼
@被写界深度が極薄。自身のゆれでもピンボケ写真のオンパレード。
A高速シャッターを維持しないと手ぶれ写真のオンパレード。
B狭い画角なので主題をきっちりと切り取るセンスが問われる。鍛錬できるセンスでもありますが。
C200oと300oとではまったく違う世界が広がっている。狭い画角、薄いピントは扱いにくい。
難所
@ 極薄ピントなので、入魂MFピント合わせ、をする場合もある。
A やはり本命は競技場フィールド、スポーツフィールドなどで使用する。
B 写真は風景の一部分を切り取るもの という写真本来の楽しさを実感できるレンズ。
C 被写体の大きさを知り、それに合った被写界深度の選択がカギになる。
使いこなし術





都市公園などの野鳥を撮影することが出来る。


特有の世界観がある。風景を切取る楽しさを実感できる

ピント幅1cmも無い。MFで慎重にピント合わせを。


圧縮効果で「密集感」を表現できる。
また大きなボケ感も魅力




キヤノンのレンズサイトです。
とても詳しく解説されています。
http://cweb.canon.jp/ef/special/index.html


レンズの使い分けが分かったところで今度はマクロという肉眼にはない奥の深い世界を覗いてみよう。




写真上達のためのわかりやすいTipsをたくさんご用意しています
よろしければお立ち寄りください。

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