

| 第一回 読み上げ コンパクトデジタルカメラV.S.デジタル一眼レフカメラ この対決にあたり、川名が思う3つの大きな違いについて述べたいと思います。 まず、1番目の違いは拡張性にあると思います。 一眼レフカメラの場合、メーカー純正と純正以外のサードパーティー製の豊富なアクセサリーが発売されています。 例えば、外部ストロボ、交換フォーカシングスクリーン、交換レンズ、レリーズ各種、リモートコントローラーユニット、FTPサーバー画像転送システム(ワイヤレストランスミッター)、ファインダーアクセサリー、ブースター、バッテリーグリップ、水中防水ケース(ハウジング)、などなど、ほんの一例。 また、交換レンズには、「PLフィルター」や「エンハンサーフィルター」「ソフトフィルター」なども用意されていて、 お使いのレンズ径にあわせて選ぶことができます。 外部ストロボにはさらに「多灯ストロボ」を組むシステムも用意されています。 つまり、一眼レフカメラ+純正アクセサリー+ケンコーやハクバなどの光学機器、写真用品系の会社のサードパーティー製アクセサリー+限定的なオリジナルアクセサリー、となり、その組み合わせとなるとかなりの選択肢が用意されていることになります。 ※ただしカメラのグレードによっては制限されることもありますが。 一般的ではありませんが、コンパクト機では、スタジオなどで使う大型ストロボ(ジェネレーター)のシンクロ端子が無いのです。 一方、コンパクトカメラ用のアクセサリーも発売されています。 しかし肝心な選択肢はデジ一より劇少と言えます。 アクセサリーシュー(ホットシュー)を持たないコンパクトは外部ストロボやアクセサリー(水準器など)が使えない。 テレコンバーターやワイドコンバーターも発売されている機種もありますがあくまでもコンバーターレベル。 交換レンズの替わりにはなりません。 -------------------------------------------------------------------------------- 2番目の違いは”大きさと重さ” デジ一は重い、ということ。 例えば、軽量一眼を誇る、EOS Kiss X2、カメラ本体と、よくある交換レンズ、EF-S 18-55_ F3.5-5.6 IS の場合 本体重量475g+レンズ重量200gイコール675gとなります。 675グラムです。 高級なデジタルコンパクト、IXY DIGITAL 2000 IS の場合、本体重量165g たったの165グラムです。 デジ一とコンデジと、その差510グラム 「小さい」「軽い」EOS Kissデジタルは、コンパクトと比較すれば決して軽くはないのです。 そう、たった510g、とお思いでしょうが、 元気な朝は重さを感じませんが、一日中、散策した夕方や夜には、歩き疲れプラスOver500gの相乗効果でいっそう疲れるものなのです。 そして、重さに追い討ちをかけるように、デジ一は大きいのです。これは本当に大きいのですよ! 例えば、2泊や3泊の旅行に行くとします。着替えなどの衣類だけでも大きな荷物となるでしょう。 そこへ、忘れてはならない、一眼レフを詰めるのです。 交換レンズをそぎ落としても、最低一本は、いります。 経験した人ならわかると思いますが、一眼のカメラって旅行には結構な荷物なんですよね。 でも、置いて行っちゃあ、意味がありません。 よって、小分けにするか、がまんして2個のかばんにするとか。 旅慣れた人ほど、「荷物は最小限度に」、を、実践しておられることだと思いますし。 ------------------------------------------------------------------------------------- 3番目の違いは、カメラのメカ部を省略しすぎのコンパクト機 操る楽しさの無いコンパクト機たち、シャッターチャンスにも弱い コンデジに対して、私が一番言いたいこと。 それは、絞りやシャッター速度、焦点距離、レンズ部にある被写体までの距離計、光学ファインダー、「凝った作画」「操る楽しさ」「被写体や状況に合わせて瞬時にカメラを適合させる操作性の良さと柔軟性」、そういう類の機能が省略、あるいは普段、液晶メニューの機能に隠されてしまっているということ。 これでは、軽量コンパクトで機動性抜群なのに、なぜか、シャッターチャンスに弱い、ということになるのです。 まったく長所が活かせてない。 ほんの一瞬で明暗が決まることもあるのですよ。あと、フォーカス速度が劇遅い。これもシャッターチャンスに弱いに拍車をかけています。 デジ一の場合、「絞り」「シャッター速度」「AFモード(AF、MF、AFフレーム選択、動体予測)」「測光モード切替」「露出補正」「ストロボ調光」など瞬時に変更しなくてはいけないものは、ボタンであったり、ダイヤルであったりと、ファインダー越しの被写体から目を離すことなく(ファインダー内に必要な情報が全て表示されている) カチカチ、クルクル、グィ、ポチッと変更できるのです。 コンパクトの場合、いったん液晶をメニューに切り替えないといけない。 あるいは、ファインダー代わりの液晶の一部を使うことの煩雑感。 メニュー操作している間にシャッターチャンスは逃げていきます。 また液晶に色んな情報がありすぎて注意が散漫になりやすい。 一瞬の出来事にごちゃごちゃの液晶画面相手に、冷静に操作し、最適なカメラモードをチョイスできるだろうか。 なので、メニュー操作を諦めたコンパクト機は”とりあえず撮る”ということになりやすく、 いつしかカメラを操る面白みを忘れ、”ただ記録するだけの道具”へと成り下がっていくのかも知れません。 ------------------------------------------------------------------------------------------ まとめ デジタル一眼、デジタルコンパクトの一長一短を書きましたが、どちらがどのように良いというのは、最終的には使う人が決めることです。あるいは感じることです。 使う人それぞれに使い方があるから。買ってから、「しまった」と思わないように深く考えることはとっても大事なことだと思います。人の話に耳を傾けながら、必ずフィードバックして自分で考えて、答えをだしてくださいね。 デジ一、買ったけど、大きい、重い、お金がかかる、持ち歩くのに億劫になってきた。 コンパクト買ったけど、思ったより自由が利かないのだな。 どう使うか、どこへ持ち出すか、何を主に撮るのか、使用頻度は、コンパクトでないとダメなのか、一眼でないとダメなのか、そこをよーく考えてください。 総まとめ コンデジの優れる点 ●軽量でコンパクトなため、旅行の妨げにならない。また日常的に持ち歩くことも出来る。 ●低価格。普及クラスで3万円。安売りで2万円。お手軽感は、カメラにしては、ズバ抜けている。 ●低価格で高性能。画質、機能はデジ一に追従している。 ●デジタル写真の入門として、はじめの一歩として悪くない選択かも。 ●高級コンパクトでは入門用デジ一と、画質や操作性がクロスオーバーする機種もある。 コンデジの改良点 ●デジ一並みの光学ファインダーの実装。屋外での液晶モニターは、光学ファインダーの視認性に遠く及ばない。 ●ピント合わせ(ピント捕捉)の速度の向上。動きものにめっぽう弱いコンデジ。運動会で活躍はしない。 ●バッテリーの大型化。手ぶれ補正、液晶の大型化でバッテリーのもちが著しく低下している。一日もたない機種も。 デジ一の優れる点 ●豊富なアクセサリーで、撮影に応じたシステムが組める。 ●プロ御用達の端子類や拡張パックが存在する。 ●塊なので、両手でギュッと、ホールド性に優れる。 ●北極圏から赤道直下、雷雨の中、強磁界の空母の飛行甲板であろうが、確実に動作する信頼感。もちろんグレードにもよるが。 ●カメラを操る、という面白みがある。 ●カメラを所有する、という満足感がある。 デジ一の改良点 ●そもそも本体だけでも高価である。 ●システムを揃えるのに追加の出費が必要。交換レンズがまずの出費になるか。 ●大きくて重い。三脚を含め、システムを豊富に取り揃えるほどに重量が増し、持ち歩けなくなっていく。 ●狭い空間では威圧感がある。また、狭い空間では取り回しに困る。 ●旅先で、食堂などに入ると、置き場所に困る。いちいちカバンに収納することに。 以上 川名範幸でした。 ありがとうございました。 |
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