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--ポートレート完全攻略--

第一部 ポートレートを構成するもの
フレーミング 45度がベスポジ アングル ピント位置 ボケをつくる
背景選び 明るさ レンズ まとめ

<MENU>

第二部   実践編
ポージング キャッチライト レンタルスタジオ 準備


※APS−Cサイズの35ミリ換算は1.6倍で計算しています。

※一部写真が開かない場合はF5キーで再度読み込んでください


POINT@  ポートレートフレーミング フレーミングは写真の収め方 

映像や写真、絵画など、フレームのあるものすべてにおいて、この話は避けて通れません。
フレーミングを考慮しないクリエイターはいません。それは難解な理論を読破するよりも、
フレーミングをきちんと選定するほうがはるかに楽に良い作品が作れることを知っているからです。


言い切りポイント 無意識にできるようになること とにかく反復して慣れる

美しい作品は、

定型フレーミングから生まれる!

 ロングショット 全身ショット ニーショット 
 ウエストショット バストアップ  クローズアップ


フレーミングを個別にみていきましょう

ロングショット

<撮り方>
背景にフレーミングです。その際は人物の大きさより背景が優先されることもあります。

<写真考察>

◆一見、風景写真のように見える
◆人物に注視がなくてもよい場合
◆人物写真でありながら、風景写真に寄せている

全身ショット (フルショット)

<撮り方>
頭からつま先までをおさめます。つま先は切らない、頭を切らない。4面の空間をバランスよくとる。

<写真考察>

◆どんな雰囲気の子かなあ、という雰囲気やオーラを写し撮る
◆身長はどれくらいかな、小柄、長身なども伝わる
◆手や足のスラッとした様子を伝えたいとき
◆ヤセ、ポッチャリ、スマート、など容姿を見せるとき

ニーショット

<撮り方>
ひざで切っています。関節で切るのはセオリーです。またお洋服をきれいにみせることができるショットです。 

<写真考察>
 
◆可愛いお洋服だなあ
◆セクシーな雰囲気があるんだなあ
◆全身よりも表情を確認しやすくなる

ウエストショット

<撮り方>
ウエストのくびれをきちんと見せる位置で切りましょう。このサイズを軸に撮影を進めると写真が安定します。

<写真考察>

◆どんなお顔なんだろう
◆表情がいいなあ
◆可愛い!かっこいい!
◆良いプロポーションだなあ

バストアップ

<撮り方>
バストが見える位置で切ります。これはお顔が大きく撮れます。よって表情を印象的にみせることが可能。

<写真考察>

◆どんなお顔なんだろう
◆ボディーラインを見ることができないため視線が
表情に集まる
◆表情優先のとき

クローズアップ

<撮り方>
画面いっぱいに大きく捕らえるアングルです。表情や感情を強く引き出すような感情移入シーンを狙いましょう。

<写真考察>

◆なんて表情豊かなんだ
◆お顔以外に見ることができない、お顔の面積も増える
◆感情移入を誘う



総括    

5つのアングルを見てきました。
ポイントは2つです。
ひとつ目は、関節で切ることです。例えば、ひざ、ひじ、腰などです。
そのようにすれば、自然なフレーミングとなります。

ふたつ目は、ウエストショットを軸に撮影を進めることです。
なぜなら、このウエストショットには、見る側が見たいと思う部分が入っているからです。
例えば、くびれたウエスト、豊満なバスト、活きた手の表情、そして可愛いお顔も見ることができるからです。

たくさんの要素を詰め込むことで、見る側の多用な関心や要求を満たすのです。
ですから、ウエストショットを軸に撮影をすることをおすすめします。

これを要約すると、

「(見る側が)見たいと思うものをはっきりとみせる」ということ
見る側の「見たい要求」をダイレクトに見せること。
これこそが、良いポートレートと言われるための重要な要素です。


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POINTA  45度がベスポジ 右左の顔、どちら側を撮るか? 

ポートレートに限らず、写真や映像、絵画では45度という角度をよく使います。
45度という角度は、モノを立体的に見せたいときに効率よくみせることの出来る角度だからです。
ポートレートにおいても同じです。平面で撮るよりも人物の立体感は欠かすことのできない要素です。



言い切りポイント 真正面向きに撮らないこと 美しく撮る魔法の角度

真正面と45度写真の比較 @

ボディーラインの見え方に注目!

 
正面 45度付近

 なぜ、45度(だいたいで構いません)がよいのでしょうか。大きなポイントはラインに表われます。
45度で撮られた写真のほうが、バスト、ウエスト、ヒップラインと、女性らしい美しい曲線を見て取れます。


真正面と45度写真の比較 A

ラインはもちろん、お顔の向きにも注目!

正面の顔 角度を付けた顔

 バストラインをキレイに見せるような線は先ほど書きました。プラスして、顔の向きも角度をつけて下さい。ヒトの顔は左右対称ではありません。右顔をみせるか左顔を見せるかで印象が違います。ベストな向きを探してみてください。



総括    

45度ナナメから撮るのは、人物撮影に限らずあらゆる撮影で行われる常套手段です。

なぜ、そうするのか?

簡単に言えば、
奥行きがとっても効果的に見せることができるからです。
立体的にみせることが写真の鉄則です。

ですから、45度という角度をよく使うのです。

とは言っても、分度器で計る必要はありません。角度はおおよそで構いません。


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POINTB  アングルを変える 上下にカメラ視点を変えること 

カメラ視点の高さのことを言います。人間が起立した状態の高さ(150〜170cm)をアイレベルといいカメラ視点の基準になります。
ローアングルは、アイレベルより低いカメラ視点をいいます。例えばしゃがんだ状態でカメラを構えたときなどです。
ハイアングルとは、アイレベルより高い位置にカメラ視点がある場合です。脚立を使ったり、背伸びをしたりしたときです。


言い切りポイント 上下させるだけで写真は変わる 上から撮ればおさなく写る

上から撮る

ハイアングルではどう写るのか注目!

上目づかいになる おさなく写る

 ポートレートにおけるハイアングルの狙う効果は2つです。@上から撮るので自然な上目使いができ可愛くなる。
A不思議と幼く写る。妹のような可愛らしい演出にはハイアングルがベストです。


下から撮る

ローアングルではどう写るのか注目!

 
大人っぽく撮る 足長&小顔に撮る

 ポートレートにおけるローアングルの狙う効果は2つです。@不思議と大人っぽく撮ることができます。お姉さん感の演出に。A40ミリ付近のチョイ広角で、下からあおると、手長、足長、小顔に撮ることができます。プロの定番技となりつつあります。



総括    

上下にカメラを構えていますか?
うまいカメラマンほどアングルの高さを頻繁に調節しているものです。
例えば、あなたの撮った写真はいかがですか?おそらく、視線の高さで撮ったものが多いのではないでしょうか?
これは、あなただけの話ではなく、一般的にそうなのです。
つまり、言い換えれば、地上高160〜170cmぐらいから撮られた写真であふれかえっているのです。
これは、よくある写真という埋没ポートレートの原因です。
ですから、隣人と違うアングルを常に模索し、埋没しないポートレート写真に仕上げるべきですよね。
その、テクニックのひとつが、アングルの高さを頻繁に調節するということです。


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POINTC  ピント位置はどこ? 自動選択AFではダメ! 

ピントの位置は目です。これは必ずそうしてください。もし、目にピントがない場合はピンボケか、甘い写真になります。
そう書くと、難しいのでは?と思われるかも知れませんが、AFフレームを目にもっていきピントをあわせたあと、
フォーカスロックでフレーミングを作り直せばよいのです。デジイチユーザーならできてあたりまえですよね。



言い切りポイント 目のあるモノは目にピント 目にピントがないとピンボケ?

ピント位置比較

シャープ感に注目!

 
検討写真@ 検討写真A

 2枚の写真があります。どちらか一方は、目にピントがあり、一方は自動選択AFで目にピントはありません。
さて、どちらがシャープに見えますか?(Web圧縮のため低画質で確認しにくいと思います)


では、正解発表です

分かりやすいように拡大してみました

 
検討写真@ 検討写真A

 目にピントがある写真は@の方です。髪の毛の描写で見ることができますね。目にピントがあるほうが、目元はもちろん髪の毛もシャープです。一方で、自動AFは、シャープ感に乏しいということが分かります。目にピントは絶対ですよ。



総括    

ピント(被写界深度)攻略

 美しいポートレートはピントの攻略がカギです。ポイントは2つあり、ひとつ目は、目にピントを合わせることです。
 なぜ、目なのか?その答えは単純明快で、写真を見れば違いが分かるからです。目にピントを合わせず、自動選択ピントのまま撮られたポートレート写真は、シャープ感が甘く、なんだかピンボケしているように見え、目にきちんとピントのあるものは、シャープ感が強く、その違いはプロでなくても分かります。
 
 次のポイントは、背景ボカシにこだわること。理由はとても簡単です。なぜなら、背景までピントがあるポートレート写真と人物のみピントがある写真では、明らかに、人物だけにピントがあるほうが、良いと判断されることが多いからです。

※ただし、このなんでも背景ボカシは初心者がもつべき剣、中上級者は、中上級者用の武器があるものです。
 被写界深度に関してはこちらのページで詳細に解説しています。


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POINTD  ボケ感のつくり方 背景ボカしは人気のテクニック 

ボケ感を写真に取り入るには、前提としてデジイチを使うことです。タブレットカメラやコンデジでは無理です。
なぜなら、イメージセンサーの大きさでボケ量が変わるからです。小さなイメージセンサーではボケません。
ボケのつくり方は4つのことを知る必要があります。この4つの足し算でボケ量が変化します。


言い切りポイント コンデジやタブレットでは× デジイチならではな技法

ボケのつくり方

望遠+絞り値 が キーとなる

70ミリ F2.8 70ミリ F5.6

 背景ボケを狙うなら、まずは50ミリ以上の望遠側を選ぶこと。その上で、絞りがF5.6以上にしないことです。
写真で分かるとおり、F5.6よりF2.8のほうが大きくボケていますね。F2.8が厳しければF4はほしい。


ちなみに

コンデジなら、この程度のボケ感

 
Canon PowerShot G9 Canon PowerShot G9

 コンデジとデジイチを比較するのは酷なことだけど、今一度、ボケについて見直してほしい。デジイチのボケの大きさ、クオリティー共、コンデジのそれは遠く及ばない。また、コンデジでもみたいな中途半端なやさしさはバッサリ切るのも愛情。



総括    

 ボケのつくり方に関して当ホームページ「川名範幸のちょっといい写真が撮れるかも」のいたるところに書いています。よって、ここでは省略して書きました。デジイチのボケのつくり方はこのページと、このページで詳細に書いています。ご参考にどうぞ。

 さて、皆さまの中には、コンデジではどうなんだ、ということでここにたどり着いた方もたくさんおられると思います。コンデジでのボケの表現は諦めてください。それより、入門機+キットレンズセットで十二分ですからデジイチを心からおすすめします。ちなみにこのサイトでも過去にたくさんのコンデジのボケについて取り上げました。それはこのページと、このページに書いてあります。ご参考にどうぞ。

  

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POINTE  背景も作品 背景を考えること 

いい写真とはどのようなものでしょうか?その答えのひとつが背景がしっかりしていることです。
絵画の分野では背景を書き落とせば、未完成という評価になります。それは写真でも同じです。
主題となる被写体だけを撮ればよいというわけではないことをいち早く気がついてください。



言い切りポイント 背景が悪いとどんな写真でも× 風景写真だと思うこと

背景がきちんとしている写真

それだけで完成度が上がるよ!

 
街中などの建物背景 公園などの新緑背景

 人物だけを撮ればよいのではない。よい背景を得るためにロケハンもするし、遠くへ出かけることもある。これをするかしないかでプロとアマの差がクッキリと出るポイントです。近所の緑地公園でも背景はきちんと選定する。


みなさん、手順が逆ですよ!

先に背景を決めてから人物に入って
もらうのが正しい順番です。

 
@ まず、背景を探す A 決めた背景に人物を入れる

 とりあえず、立ってもらってみたいな撮り方をしていませんか?人物を先に入れると大抵は背景をおろそかにします。先に、背景を決めてから人物を入れる。これを守るだけであなたの写真は一気に変わる。ほんとうに。



総括    

背景を忘れていませんか?

 なんにつけ”背景ぼかし”ポートレート撮影から、ジャンプアップをするときがきました。背景の選定を入念にすることで優れたポートレート作品が生まれるのです。つまり、優れたモデルさんを用意しても、背景やシチュエーション次第で良くも悪くもなるのです。これは紛れもない事実です。

 とは言っても難しくありません。風景写真に人物を添える、そんな撮り方をすれば良いのです。この方法はプロカメラマンもやっています。言い換えれば、背景をつくらずパチリとやるプロカメラマンはいません。ここで、素人とプロの差がハッキリと出るポイントです。


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POINTF  明るさの話 肌の明るさが基準 

ここがポートレート特有の考え方です。風景なり一般的な写真の場合は、カメラ露出計により適性露出が求められます。
その適正露出どおり撮れば失敗のない写真となります。しかし、ポートレートの露出は違います。
ポートレートの露出は再現される肌の明るさが基準なのです。カメラの露出計は無視してください。



言い切りポイント ポートレートの露出は肌で決める 女性は明るめが喜ばれる

失敗やダメという話ではなく、

好みの「肌の明るさ」を見つけること。

   
   

明るさの話

暗くすれば………色っぽく
明るくすれば……元気よく

        がそれぞれ表現できる

 
暗く撮る 明るく撮る

 風景や日常のスナップの明るさは自動露出で撮りますが、人物だけはカメラマンが明るさを決めてください。なぜなら、ポートレートの露出は肌の明るさが基準だからです。背景がどうであれ、カメラの露出計がどうであれ無視してください。



総括    

 冒頭でも書いていますが、ここがポートレート特有の考え方をする肝なのです。ここを知らないで撮ると、いつまでたってもプロのような写りにはなりません。さて、プロが撮るポートレートでは必ず単体の露出計が登場しますよね。あれは何をやっているのか?その答えがコレです。ようするに、モデルさんの肌に露出を合わせるために行っています。カメラの露出計だと、人物+背景のトータルの露出を見てしまうため、これでは美肌の美写真にはなりません。

 私たちプロカメラマンは、露出計を用いることが常ですが、なれてくるとカメラのプレビューだけで判断する場合もあります。その時は、肌が白とびする手前をめざして露出を決定しています。もちろん、カメラに頼る方法なので、個人で判断してくださいね。また、乱暴な書き方をすれば、女性ポートレートの場合は白とびしてるぐらいのほうが美白効果で美しく写ります。ちなみに適正露出に関してはこちらで解説してます。





POINTG  ライティング 太陽光の位置を確認 

ライティングという言葉を使いましたが、ここでは太陽光の使い方と考えてください。もちろん太陽でもライティングに違いはないです。
ここでは、一般的に向き合う3つの光線について書いています。それは順光と逆光と間接光(日陰)です。
光の当たり方ひとつで大きく作風が左右することを学んでいきましょう。



言い切りポイント 逆光や斜光、日陰が向く 順光はあまり使わない

光の当たり方に注目!

ちなみに、日陰は曇り空でも可


 順光 逆光 (露出補正+1) 日陰 


では、

光線別にみていきましょう

順光

<光線の状態>
カメラマンの背後に太陽がある状態
ハッキリ、クッキリ写る。また青空をより青く撮ることができる。

 ポートレートの場合、順光はあまり使いません。なんと言っても、まぶしくてモデルさんのお目が開けにくくなります。
 基本的に影は出ませんが、出た場合は濃い影が出るのでそこも向きません。

 絶対的に避ける必要はありませんがオールで撮るのは避けましょう。

逆光

<光線の状態>
カメラマンの前に太陽がある状態
物体の輪郭が光輝く、水面がキラキラするなどの効果がある

 ポートレートの定番です。髪にハイライトが入り美しくなります。その際は、アンダー露出になりがちなので、最初から+1段の露出補正を入れておきましょう。これで美しいポートレートとなります。
 

 さらにはレフ板を使いたいです。もし、一人なら、露出補正を1〜2段と大きくプラスにしてもきれいなポートレートになります。

日陰

<光線の状態>
直接光がない状態。なので、影もなくフラットな写りになる。
曇り空や室内の間接照明でも同じ効果

 プロが撮るポートレートの定番です。この光線は、直接光がないので、無駄な影がでません。写真を汚す真犯人は無駄な影だということを知っているプロカメラマンならではの回避方法です。

 また、大掛かりなロケの場合はサンシェードを使って影をわざわざつくったりします。



総括    

 先ほどは、明るさについて書きました。明るさはポートレート特有の考え方をする肝でした。これができていないと素人とプロの境目がハッキリするポイントです。それに次ぐポイントが光です。これをしっかりとやらないといつまでたってもプロのような美写真にはなりません。逆に言うと光を読まないプロカメラマンはいません。
 さて、レフ板はもう一般的でメジャーになりましたね。しかし、一方で光線を読まずしてレフを使っている光景をよく見かけるようになりました。”とりあえず当てとけ”的な”なんとなくやってる”なあ、と目を覆いたくなる光景です。
 レフを使う前に光線を知らないといけません。もっと書けばレフなんていらないです。プロカメラマン全員がアシスタント付きでお仕事をしているわけではないです。カメラマン一人で撮影をすることはザラにあります。そんなときはレフは使いません。そのかわりに、レフなしでも美しく撮る光の状態を知っているのです。ちなみの光と影の話はこちらでまとめています。


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POINTH  ポートレートレンズ どんなレンズでも使えるが 

本来どのようなレンズでもポートレートを楽しむことができます。それが大前提となることを頭に入れておいてください。
ここで紹介するレンズは、背景ボケを簡単につくれて扱いやすい画角があるレンズを選びました。
さらに、リーズナブルという切り口からも単焦点レンズがマストです。



言い切りポイント 大口径望遠系 単焦点がリーズナブル


ポートレートに効くレンズは

単焦点レンズ

50ミリF1.4 アンド 85ミリF1.4 がおすすめ

 
レンズ/50mmF1.4 撮影時絞りF2.2 レンズ/SIGMA 85mmF1.4 撮影時絞りF1.4

 50ミリ&85ミリのセットでポートレートのほぼが撮れます。作例でも、引きの絵からアップまで、たった2本でいけそうな写りになっていますよね。だまされたと思って2本だけで撮ってみてください。


室内やスタジオでは
明るい単焦点レンズが活躍

50ミリF1.4がとてもキレイ
APS-C機なら 35ミリF2をチョイス 


 
レンズ/50mmF1.4 撮影時絞り F2 レンズ/50mmF1.4 撮影時絞り F1.4

 大口径単焦点レンズなら、室内や蛍光灯照明のスタジオでも威力を発揮します。さらに、50ミリなら室内でも振り回せる画角があります。グッと寄れば望遠レンズのようにも使えます。


APS-Cの単焦点の場合

焦点距離×1.6(1.5)倍で計算します。

35ミリF2 & 50ミリF1.4 がお勧め!


 想定写真
 
レンズ35mmF2 なら50ミリF2 相当になる。 レンズ50mmF1.4 なら80ミリF1.4 相当になる。

 APS−Cの場合、×1.6倍(キヤノン) ×1.5倍(キヤノン以外)で計算してください。50ミリ単焦点なら、50ミリ×1.6倍=80ミリ相当、という計算です。APS−C以外は掛け算の値が違いますが、取扱説明書には必ず35ミリ換算と載っていますので。お使いのカメラの取扱説明書をご確認ください。



総括    

 冒頭でも書きましたが、ポートレートレンズというカテゴリーがあるわけではないです。これは、売り手が考えたセールストーク用の言葉です。ですから、誤解せずにポートレート撮影はどんなレンズでも楽しめます。
 さて、一方で、おすすめのレンズはあります。おすすめのポイントは、@手っ取り早くボケを作れること。A扱いやすい画角があること。Bリーズナブルであること。この3つが当てはまるレンズがお勧めです。
 それは何かと言いますと、単焦点レンズです。@単焦点レンズはズームレンズと比べると安価であります。A単焦点レンズはズームレンズにはない開放絞りがあり、手っ取り早くボカすことができます。B画角で言えば、50ミリレンズ、85ミリレンズが扱いやすい画角をもっています。APS−Cなら、35ミリ50ミリレンズのセットです。この2本でポートレートは撮れます。私もこの2本だけで撮り終えることはめずらしくありません。絞りで言えば、50ミリはF1.4がマスト、85ミリはガンバッテF1.4がほしい。私ももっていますが、シグマなら7万〜8万円台で買えます。ポートレートなら85ミリF1.4は手放せないレンズです。なぜなら、全身カットでも背景を大きくボカすことができるからです。最後に35ミリ換算やレンズの解説はこちらにまとめてあります。

  


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POINTI  まとめ とりあえず4つをやってみる 

総合というまとめではなくて、ゼロから始めるにはこの4つを守ってほしいという思いをこめました。
もっと書けば、この4つだけで絶品ポートレートは撮れてしまいます。
あした撮影するんだ、という時間のない方はこの4つを反復して覚えてレッツゴーです。よい結果が出ますよ。



言い切りポイント とにかくこの4つをやる 難しいことは後回しで!

即席フォト とにかくやってみる!

@フレーミング、A向き、BCアングルの切り替え


 ケース@

@フレーミング
ニーショット
ひざが見えるぐらいの位置で切る。

A向き
体は45度向き。
顔は右面をやや多くみせる。

BCアングル
上から撮るハイアングルで調整。

--------------------
プラスα
◆背景大ボケ◆露出+1◆光線は順光。
背景を見せる必要がないので大ボカシに。

 ケースA

@フレーミング
全身ショット
つま先の空間、頭上の空きまできちんと入れる。

A向き
体は45度向き。
顔は動きの中で撮ったのでラフに。

BCアングル
下から撮るローアングルで調整。

--------------------
プラスα
◆40ミリ広角◆露出+1◆光線はやや斜光。
 広角で下から撮る理由は、足長、手長、小顔を狙うため。

 ケースB

@フレーミング
ウエストショット
ウエストを見ることはできないが、想像であってもきちんと切る。

A向き
体は45度向き。
顔は上を向いてもらった。

BCアングル
上から撮るハイアングルで調整。

--------------------
プラスα
◆背景ボケ◆露出+1〜2◆光線は半逆光に近い。
露出は肌が白く飛んでも構わないぐらいプラス。
結果、ダークトーンに光りが入り、きれいになる。
 

 ケースC

@フレーミング
ロングショット
背景にフレーミングがある。人物の位置は人物像の大きさで調整する。

A向き
体は45度向き。
顔はお姉さんっぽく、自然な振る舞いの中でかしげてもらった。
かしげの強弱、方向別も撮っておく。


BCアングル
下から撮るローアングル
あおらないのは建物や柵の歪みを出さないため。

--------------------
プラスα
◆背景見せ◆露出+1◆光線は曇り(弱逆光)。
ロングですので背景をきちんと見せないと意味がありません。よってある程度絞る。
  



総括    

 お急ぎの方へ、とにかくコレが特効薬です。難しい話は後回しで。@定型フレーミングであること。A体、お顔の向きは45度向きがあること。または45度など角度が付いていること。Bしゃがんでローアングル、C高いところからハイアングルであること。この4つで即席プロフォトになります。これは、私たちプロカメラマンのひとつの方法でもあります。なぜなら、撮影時間、撮影場所が限られたお仕事なんてザラにあるからです。そこで”撮れない”なんてギャラをもらう立場のヒトではないですよね。
 そこで、即席フォトを考えます。@短時間で、Aモデルさんに負担をかけない、Bプロっぽいフォト。この3つを成立させる方法がコレなんです。ゼロから始めるポートレートでも使えますのでご紹介しました。

  


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 第二部



POINTJ  ポージング ポーズには定型がある 

ポートレートのポーズには定型があります。これはなかなか知る機会の少ない事柄でしょう。
私たちプロカメラマンは、まずこの定型ポーズを覚えることから始めます。つまり出社第一日目にすることです。
ポーズと流れを覚えて、モデルさんにうまく伝えられるようにトレーニングをします。


言い切りポイント 撮影テンポを崩さない 自然に流していく

ポージングの種類


 全身 全身アップ 中腰 
 しゃがみ 座り  座りアップ

   
 うつぶせ 仰向け


個別に
ポージングの種類



全身

<カメラの設定や撮り方>
焦点40〜50ミリでしゃがんで撮る。絞りF5.6あたり。ボケがほしいなら85ミリF2.8。撮影モードはAの絞り優先で。

<写真考察>

撮り始めです。お互いに緊張しているので、近すぎず遠すぎずな距離感がウォーミングアップにちょうどいい。動きを加えてお互いの緊張をほぐそう。

全身アップ

<カメラの設定や撮り方>
カメラの設定は変えない。しゃがんだ状態から立ち上がる。カメラの高さはモデルさんの胸の位置と平行に。

<写真考察>

お互いに慣れてきたら、立ちポーズのアップカットを撮っていきます。お顔の表情や手の動きも見せて行こう。よくなってきたら全身ショットに戻っても構いません。この全身とアップがワンセットです。

中腰

<カメラの設定や撮り方>
カメラの設定は変えない。85は50ミリに換装。F2.8のボケを使いたい。背伸び、かがみとアングルを変える。

<写真考察>
 
基本的には、全身アップの変形といったところ。ポーズ自体もあまりない。レースクイーンのお姉さん方が得意なポージングといったところ。撮る側もアングルなど作風にこだわる。

しゃがみ

<カメラの設定や撮り方>
カメラの設定は変えない。ここで大事な注意、50ミリ以下の広角では撮らない。頭でっかちになるので。

<写真考察>

立ちの全身、アップとノッてきたら、しゃがみへ移行です。ここでは自然に上目遣いとなるので、とびっきり可愛い表情を狙おう。ポーズ自体はあまりありません。アングルの高さも要調節。

座り

<カメラの設定や撮り方>
カメラの設定は40ミリなどのチョイ広角。手長足長小顔に撮れるから。足元からなめるように撮る。

<写真考察>

さて、ここまで十分な時間をかけたら、今度は座れる場所をみつけよう。休憩中のようなリラックスした表情やポーズで自然なカットが撮れるはず。手長足長小顔はチョイ広角で下からあおって撮ること。

座りアップ

<カメラの設定や撮り方>
カメラの設定は80付近の望遠側を使って、大ボカシを狙ったり、アングルを工夫したりと作風にこだわる。

<写真考察>

座りのアップを普通に撮ると、全身のアップカットと同じになる。それは意味がないので、ニーで撮ったり、ハイアングルで撮ったりとグルグル動いて撮ろう。モデルさんも安定しているので大ボカシでシビアにピントを追い込むのもGood。


室内ポージング

レンタルスタジオやプライベートな空間で


うつぶせ

<カメラの設定や撮り方>
室内は50ミリ単焦点が便利。ズームならF2.8が使えないとちょっとつらい。カメラ直のストロボは使わない。

<写真考察>

屋外は公共の場なので、一般的なポーズがメインです。しかし、ここではプライベート感ならではのポーズがよいでしょう。うつ伏せまさにプライベートな一枚です。

仰向け

<撮り方>
カメラの設定は変えない。50ミリか40ミリでもいい。F5.6などある程度絞ったほうが室内はいい。

<写真考察>

仰向けは最後に撮ります。なぜなら、仰向けは髪型の崩れ、服のシワなどが入るため最後にします。また、仰向けはポーズが少ないが、とっておきの一枚が撮れるカット。服の乱れ、髪の乱れなど細部まで手直ししてカッチリ撮ろう。



総括    

私たちプロカメラマンはやみくもに、あるいは思いつきでポーズをつけているわけではありません。
ポーズにもきちんと意味があります。ここではポーズのひとつひとつの解説はしませんが、セオリーがあるんだとご理解ください。
そして、そのポーズですが、ざっくりと分類していて、撮影の順番も大体決まっています。

<撮る順番>
@全身ショット
A全身ショットのアップ
B中腰のポーズ 
Cしゃがみポーズ
D座りの全身ショット
E座りのアップショット
-------屋外はここまで-----
----室内なら----
Eイスやソファーを使った座りポーズ
Fラグマットを敷いて、仰向け、うつ伏せのポーズ

となります。
  


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POINTK  キャッチライト 瞳の中の光の粒 

プロ技ですが、こちらはかなり一般的になりましたね。レフ板やストロボを使って入れます。
注意ですが、発光面積が大きくないとキャッチライトはうまく入りません。クリップオンストロボほどの発光面積では難しいです。
注意2は、発光強度です。弱い光はうまくキャッチが入りません。強い反射光やストロボ程度の発光量が必要です。



言い切りポイント なくてはならない レフ板で入れたりする

キャッチライトの有無を確認

瞳に注目!

 
キャッチライトあり キャッチライトなし

瞳の中に光の粒が確認できると思います。これがキャッチライトと呼ばれるものです。なしと比較すると、表情が活きたり、目力が出たりします。キャッチライトの有無は肉眼で確認できます。弱い場合は、光量を増すか、発光面積を増やしてください。


キャッチライトの有無を確認

屋外でも自然に入る 


 
キャッチライトあり 拡大

レフ板で入れるのがお勧めですが、補助をしてくれる人がいない場合も多いですよね。そのときは明るい場所、白いものの近くで撮影をしてください。自然に入るキャッチライトもあります。これも肉眼で確認できます。



総括    

キャッチライトを入れていますか?

 キャッチライトとは、瞳の中に光の反射を写り込ませることです。これはレフ板を使います。レフ板とは、銀もしくは白の反射素材を用いて、陰に光を当てたり、キャッチライトを入れたりするときに使う撮影用品です。

 一昔前のポートレートではレフ板を用いて強制的にキャッチライトを入れていましたが、自然に入るキャッチライトもあり現在では無理にレフを使うことは少なくなりました。また、キャッチライトの有無は撮影時に目視で確認できます。

 なぜ、キャッチライトを入れるのか?それはあるほうがいきいきとした表情で写るからです。その効果は一目瞭然です。


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POINTK  レンタルスタジオ リーズナブルで敷居も低い 

写真レンタルスタジオは利用したことありますか?まだという方、ぜひ一度はトライしてみてください。
ちなみに、写真レンタルスタジオで検索してください。全国にたくさんあることが分かると思います。
皆さんの心配はモノブロックストロボの扱いかも知れませんが、難しいと思うなら蛍光灯タイプの照明を選んでください。



言い切りポイント 天候、気温に左右されない 快適撮影

写真レンタルスタジオを利用する


レンタル撮影スタジオ atelier Rara
http://rara.jpn.com/index.html

osaka city and toyonaka city



レンタルスタジオとは……    

写真レンタルスタジオを使ったことはありますか?

 写真レンタルスタジオの魅力はたくさんあります。まずは気温天候に左右されないこと。雨でも関係ないので、予定が立てやすいですよね。それに気温の問題も大きいです。夏場の暑い日なら、屋外で30分ともたないときもあります。一方で、冬場も同じです。ガタガタと寒さに耐えながらの撮影は笑顔も出ません。
 次いで、重い荷物を持ち歩かないで済む。トイレに困らない。食事もスタジオで済ませられる。背景(シチュエーション)選びが楽ということも。そして、コレもあげておきたい。それは、室内なので、人目がないこと。屋外は公共スペースなので、占有もできませんし人目に付くものです。
 それを解消するには室内で撮るべきですよね。また、男性カメラマンにはうれしい、いろいろな衣装で撮影ができるのもスタジオならではです。
 
 という具合に、よいこと尽くめなスタジオ撮影です。なぜ利用しないのですか、と逆に質問したくなるぐらいです。ひょっとして敷居が高いと思われているかもしれませんね。ホームページを出して宣伝しているレンタルスタジオは100%一般利用OKなスタジオです。もちろん商用でも利用しますが。
 一般利用を想定していますので、敷居が高いというのは思い込みかも知れませんね。



写真レンタルスタジオを利用した
写真を見てみよう!

撮影場所  atelier Rara (大阪市内・豊中)
備考
    蛍光灯タイプの照明機材

 
ライティングが可能 多様なシチュエーション

大阪圏にお住まいなら、アトリエララがお勧めです。なんと言ってもリーズナブルな料金。それでいて不足を感じることのないレンタル写真スタジオです。照明が蛍光灯なので露出計いらず、電気スタンドのスイッチを入れるだけで使える。

 
ホワイトルーム ホワイトルーム

アトリエララのホワイトルームです。私たちプロでは、「白ホリ」と言われるスタジオで、一面白い空間なので、光がよく回り込み、誰が撮っても、どう撮っても美しく撮れる場所なんです。プロも使うホワイト仕様のスタジオもせひ。



写真レンタルスタジオを利用した
写真を見てみよう!

撮影場所  ホイップクリーム (大阪日本橋)
備考
    モノブロックタイプの照明機材

 
豊富な壁紙 豊富な壁紙

ここのスタジオはモノブロックのストロボです。一発の光量がたいへん大きいのでハイライトを入れやすいです。ただし、フラッシュメーターがいりますので、それまでにフラッシュメーターの扱いに慣れておくことです。

 
ラグマット敷いて撮影 個性的なブラックルーム

ラグマットを完備して頂いているスタジオは多いです。ラグマットはゴロンと出来るのでポージングの幅は広がります。また、このホイップスタジオには個性的なブラックルームがあります。


追記    

<写真用レンタルスタジオ 追記>

 用途に合わせてほんとうに多種多様なスタジオが用意されています。もし、ストロボ撮影に自信がなければオール天然光で撮影ができるスタジオもあるし、部屋ではなくて屋外のスペースを借りるタイプもあります。また、蛍光灯照明を常備するスタジオも多く、蛍光灯照明は定常光ですので、メーターで計る必要もなく、普段どおり撮影が可能です。こうなってくると、気軽に、カメラとレンズだけでふらっと行くことができますね。ただし、基本的には要予約です。当日ありもやっていますが、予約のほうが割引もあり便利です。

 あと、心配ごとと言えば、大きなストロボの扱いですよね。難しければ、蛍光灯タイプを用意してもらえば済みます。とは言っても、電源スイッチと、出力調整(バリエーター)の2つが分かれば誰でも扱えます。プラス、ストロボ同調用の端子がカメラにあること。一眼レフである以上基本的な装備ですが、コンデジ、安価すぎるデジ一、入門デジ一には無い場合があるので仕様書でチェックしてください。

 注意事項はひとつだけ、ストロボなどのスタンドは非常に倒れやすいです。コードも引っ掛けることでしょう。絶対に慌てない、動作は確実に慎重に。ひっぱらない、力をかけない。スタンドを不要に触らないこと。大人なら普通にできることです。


川名が勝手にお勧めするフラッシュメーター

 

株式会社COMET

プロユースなストロボ機材老舗メーカーです。
私たちプロカメラマンから絶大に信頼を寄せるメーカーでもあります。

コメット フラッシュメーター EX-1
実勢価格2万円台 

http://www.comet-net.co.jp


お勧めの理由

@ボタン類が少なく、直感でも操作できるほどの簡単さ
A必要最小限の機能、とはいえ不足部分なし
Bなので低価格
C高価なメーター類と変わらない測光精度と品質



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POINTL  撮影当日までの準備 ロケハンから始まっている 

ポートレートの場合、必ず相手がいます。ですので相手さんのために準備をするべきです。そう考えると準備も
楽しくなるはずです。また、私たちプロカメラマンでも準備をしないなんてヒトはいません。
すべての手順を守る必要はありませんがご参考にどうぞ。


ロケーションの情報収集
 



 インターネットで情報収集です。商業地などは撮影許可がいる場合が多いので、大きな都市公園などが良いかも知れません。人が多すぎるのも×

 アクセスのしやすさ、周辺で食事ができるか、トイレや休憩の情報も大切です。そして何より撮影したいポイントがあるのか、何箇所くらいか予想するのも大切です。


イメージやポージングのリサーチ
 



 インターネットで情報を集めます。自分は何が撮りたいのか固めましょう。例えば、元気さ、可愛い、萌、かっこいい、スタイリッシュななどです。

 ネットが無かったころはファッション誌などの雑誌や本からポージングなどの情報を集めたものです。もちろん現在でも有効な手段です。イメージを固めよう。


実際に訪れる
 



 可能なら実際に行こう。カメラを持って、「モデルがいる」というシュミレーション撮影をしよう。これで、撮影ポイント、可能なポーズ、背景の処理など得られる情報は計り知れない。

 写真レンタルスタジオを考えているなら、一度行ってみるのも良いでしょう。ただし、見学できるかどうかはその店によりますが、下見しないより、したほうが良いに決まっています。


必要な機材を選ぶ
 



 場所、撮影イメージが固まれば、必要な撮影機材は見えてきます。なるべくコンパクトにまとめよう。いらないものは持っていかない。

 機材を選ばなかったらこうなります。荷物の山ですね。機動力は奪われ、体力が奪われ、いつしか気力も奪われ、それが失敗なんです。


打ち合わせ
 



 お膳立てはすべて終わりました。ここで工程表を作ろう。タイムスケジュールから、休憩時間、食事場所、終了時間、細かく決めます。また、ほしいイメージも書き留めれば、まさに台本の出来上がりです。

 撮る前に、モデルさんと打ち合わせをします。作っておいた工程表を見せながら、意思統一をしておきましょう。これでモデルさんも動きやすくなると思います。


進行はカメラマンがする
 



 カメラマンがリーダーです。進行、気配り、転換、すべてしきってください。これでモデルさんも任せられるという安心感のもと気持ちよく撮影ができます。

 複数で撮影する場合もモデルさんのみならず、お手伝いをして下さるお友達にもきちんと指示をして楽しくできるように気を配ります。嫌なムードではモデルさんにも伝わります。楽しいムードも伝わります。


モデルさんを一番に考えること


 嫌なムード、楽しいムードは伝わるものです。いきいきと可愛らしく撮りたいとおもうなら、自らがムードメーカーになることです。また、室内なら、目の前に姿見を配置するなど気配りも大切です。

 屋外は人目も気になるものです。まして通行の邪魔になってはモデルさんの表情も活きてくるわけありません。人のいない場所を選ぶ、周囲への配慮、モラルを見せることも撮影ムードが良くなります。



総括    

ポートレートを成功させるために

@ロケーション選び

A可能なら事前に予定地を視察
込み具合、広さ、撮影許可の可否など

Bどう撮るのか、何を撮るのかをイメージを決める
イメージやポージングをリサーチ


Cそれらに似合う機材をチョイス

Dできれば台本の作成
(全体のプランを構築)

E台本を使ってモデルさんと打ち合わせ

F天候、気温、風速などをチェック

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POINT difference  ポーズ付けの手順 下から付けるといい 


ポージングの手順教えます

ポーズは下から作っていくと上手くいきます
現場で培った川名流のポージング術を伝授したいと思います。

ポートレート撮影のカメラマンさんもモデルの皆さまも必読です。

はじめに

 プロのモデルさんは素敵ですよね、だって、現場経験が豊富だし、レッスンを受けているおかげでプロ技を簡単にこなしてくれるし。なんといってもこちらから指示しなくても、素早く一瞬でポーズを決めます。しかし、私たち皆が経験豊富ってわけではないですよね。経験が浅いためうまくポージングができない、でもグラビアっぽい本格的な写真が撮りたい。そう思うなら、ポーズを分解して建設的に作っていくことをお勧めします。

 図のように、3ブロックに区切り、下から上へと組み立てていくことが、私の経験上しやすいです。
 
 足をまず決めて、決まれば足をロックします。上半身を作ります。完成すればロックします。そうやって3ブロックすべてに手が入りポージングは完成します。
 また、ポージングは筋という筋を伸ばし、関節という関節を動かしロックしていくというとっても痛くつらいものです。(厳しいですが痛くないポージングはどこかに甘えがある)

 ですから、素早さが命、ポージングは1分以内に完成させましょう。撮影は4カットほど素早く撮り、速やかにポージングを解除しましょう。


解説のポイント

<Check>
 立ちポーズについて手順を追います。その際、カメラマンはどこに注意してるかを「Check」マークで表しました。

<フレームチェック>
 フレーミングにも注視しています。その際、どこを見てるか「Check」マークしています。

<Check>
 座りポーズを見ていきます。基本的には立ちも座りも同じところに視線をやり作っています。「Check」マークで表しています。

<フレームチェック>
 立ちポーズ同様、カメラマンはどこを見ているのかをCheckマークしてみました。

<モデルさんへ配慮>
 

 配慮点を書いています。モデルさんの視点に立つこともカメラマンの大切な役割です。
 またすべてのモデルさんが体が柔らかいわけではありませんので無理は厳禁です。

<モデルさんへ配慮>
 

 配慮点を書いています。モデルさんの視点に立つこともカメラマンの大切な役割です。
 またすべてのモデルさんが体が柔らかいわけではありませんので無理は厳禁です。

@足をつくる

<Check>
 
 つま先はカメラに向かってピンと伸ばすこと。これはつま先まで足とみえるため足長に写る。足ポーズは数多くないけど綺麗な立ち姿の元点。
<フレームチェック>
つま先からわずかに地面を感じさせるくらい開ける。、頭上はゲンコツ1コ〜2コが良い。

<Check>
 
 つま先はカメラに向かってピンと伸ばすこと。足の軸を回転させ、内股にする。さらに足の甲が見えること。
<フレームチェック>
 隅につま先をきちんとフレーミングする。レンズ特性上四隅はひっぱられるので足長に写る。下着が見えないこと。

 <モデルさんへ配慮>
 
 まず、足に集中してもらう。つま先ピンを維持するには足全体を強張らせる。けっこうきついです。
 バランスは自然に付いた姿勢がべスト。足が決まれば動かぬよう足をロックする。

<モデルさんへ配慮>

 この足の形は足長写真の鉄則。実際にするとヒールがひっかかったりアキレス腱が伸びたりと、非常に苦痛を伴う。必要以上の無理は厳禁。ひざは必ず閉じる。

A上半身、ウエスト周りをつくる

<Check>
 足を動かさないで、上半身を45度にひねってもらう。ウエストをひねることで、くびれができ強調できる。さらに胸を張る、お尻を突き出す、背筋を伸ばすこと。

<フレームチェック>
先ほどのまま。

<Check>
 足を動かさないで、上半身をひねってもらう。ひねることでウエストを出すこと。
 この場合、前に上体を倒すことで胸を強調している。

 <モデルさんへ配慮>
 上半身をひねってもらうのですが、足が動かないように注意。さらに胸を張っておしりを突き出してもらう。  体が硬いとかなり痛くなる。

<モデルさんへ配慮>
 座りながら上体を動かすには手でバランスをとる。
 手をついたりバランスをとったほうがポーズは自然になる。胸を張っておしりを突き出す。かなりキツイですが上半身ポーズの鉄則です。
 

B手のポーズをつくる

<Check>
 足、上半身をロックした状態で、手、腕に動きをつけよう。これは腕を動かすことで、上半身の大きな筋肉が動きプロポーションに影響する。腰周りに手をやるのはくびれを強調するため。
ここまでくればほぼ完成。全体をとおしてもう一度見直しチェック。

<Check>
 座りの場合、上半身を決めようとすると、手をつくなど自然にバランスをとることになる。それでもよいが、本当の本当は、「手を見る」という心理を利用する。胸に手をやるポーズは胸に視線を集める。顔に手をやる、足に手をやるも同じ。

<モデルさんへ配慮>
下半身、上半身ともロック状態にあるので、自らが目視で手の動きを確認するとは不可能。ここで動けばせっかく作ったポーズがパアになる。腕や手の力を抜いて、自然でしなやかに動きをつければ良い。
   

<モデルさんへ配慮>
下着が気になるポージングです。ですが、撮影意図を明確にし見えない角度で撮ると伝える。
 このポーズはとても可愛らしく、ちょっとセクシーな要素があります。

B表情、かしげ、視線あり、なし、など頭部をつくる

<Check>
 かしげを作る。どちらかにかしげるわけですが、どちらがしっくりくるかは両方すれば良い、あごの引き、あご上げ、視線のありなしでもうんと変わってきます。口びるは、「い」「う」「ん」の形が良い。

<Check>
 頭部はひとつ覚えで構いません。かしげ、視線、あごの引き、上げ、です。また、右向き顔、左向き顔は違います。それだけでもレパートリーが増えます。手のポーズが変わりましたが、微調整やちょっとした変更でも立派な1つのポーズです。

<モデルさんへ配慮>
 首の稼動域は小さいです。体をロックした状態で首だけを動かすには不可能な方向もあります。

 がんばって「かしげる」と「筋肉構造上無理なかしげ」をきちんと分かって指示すること。
 

<モデルさんへ配慮>
 座った状態で猫背にならぬように常に背中に力を入れ、足をピーンとしていると芯から痛くなってきます。素早く撮って解除してあげましょう。

 C衣服のよれ、髪型の乱れを直して完成

 体をあれこれひねるわけですから、自ずと衣服は乱れます。どこがどうなってるのか、なおしても良いか、一言確認してからなおしましょう。その際も、ポーズ継続中であるので、素早く動くこと。ポーズのクズれなどから、モデルさん本人が直さないほうが良いでしょう。


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POINT difference   ダメなポーズ例 これだけはやめて 

一言でポージングと言ってもたくさんあります。
何が良いのかは、実際にやってみて判断することも多々あります。
そんな中、これだけは絶対にダメポーズがあります。
ダメポーズを知ることは良いポーズを見つける手助けになります。





猫背


   
下品



 

老若男女問わず、立ち、座り、寝転び問わず
猫背は美しいポーズの大敵です。常に背筋ピーンです。

セクシーさを求めるあまり、過激になり下品になることも。セクシーさと下品さは紙一重。少しの乱れのほうがセクシーな場合は多いですよ。女性のおっぴろげは論外です。


奇妙



 隠しすぎ


古いポーズです。未だ変わったポーズを要求するプロカメラマンはいないと思いますが、ナチュラルポーズが現在の主流です。

 これは意識しないとこうなります。写真を見る側が「見たい」という欲求を満たさないと女性ポートレートは失敗します。せめて男性カメラマンなら、何を撮れば良いのか分かりますよね。


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 あとがき

 難しいポートレート撮影を簡単に解説しています。ではなぜポートレート撮影は難しいのでしょうか?それはたくさんの「知っている」ことを「たくさんつなげる」ことが必要だからです。つまり「ひとつのテクニック」で「プロ技ポートレート」になるようなウソは通用しないのです。
 

 ではほんとうに単一のテクニックだけでは通用しないのでしょうか。確かに背景を大きくボカすなどの際立ったテクニックがあります。それを「なんでもかんでも背景ボカシ」と言うことにします。
 では、有名グラビアカメラマンの写真作品をもう一度観察してみてください。「なんでもかんでも背景ボカシ」オンリーでしたか?答えは違いますよね。単一の技術を振りかざして撮影ギャラを頂いているわけではありません。

 
 「ひとつのテクニック」で「プロ技ポートレート」がいかにうそであることが分かります。
 冒頭で申し上げたとおり「知っている」ことを「たくさんつなげる」こと。これが結果としてよいポートレートとなります。



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撮影中/川名(石田)
後ろ姿で失礼致します。
これからもどうぞよろしくお願い致します


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