メニュー 1 2 3 4 5
北本市いじめ自殺裁判
デヴィ夫人が北本いじめ判決(舘内比佐志裁判長)を批判
後藤隆大裁判官の保護命令に誤審批判
桐生市いじめ裁判と北本市いじめ裁判
北本市いじめ裁判と中野相続裁判
AKB48ドン・キホーテ裁判と北本市いじめ・中野相続裁判

北本市中1女子いじめ自殺訴訟・東京地裁判決

北本いじめ自殺裁判は2005年10月に自殺した埼玉県北本市立中1年の中井佑美さん(当時12歳)の両親が「いじめの防止義務を怠った」などとして、市と国に計7600万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した訴訟である(平成19年(ワ)第2491号損害賠償請求事件)。成果主義の導入や不登校政策など文科省の施策がいじめ自殺や隠ぺいを助長したとして国の責任も追及した。文科省の施策をいじめ自殺裁判の訴えの対象にした初めてのケースである。

訴状によると、佑美さんは小学生の頃から、いじめ被害を受けていた。小学校6年生の時に「キモイ」「うざい」「死ね」などと悪口を言われたため、母親は担任教師に注意をするよう要請した。担任は佑美さんと同級生2名を交えた話し合いの場を設けた。しかし、その後、佑美さんは同級生2名らにトイレへ連れ込まれ、「便器に顔を突っ込め」と言われるなど、いじめは深刻化した。担任との交換日記には「いじめ」が綴られている。

中学校へ進学すると、さらに深刻化し、悪口や無視、靴を隠されるなどのいじめを受けた。文具を盗まれ、ジャンパーを鳥小屋に投げ入れられ、社会科見学では荷物を持たされるなどのいじめも受けた。

そして2005年10月11日午前8時20分頃、佑美さんは8階立てマンションの屋上から飛び降りて亡くなった。佑美さんの自殺後に仏前で謝罪をする生徒がいる一方で、「いなくなってせいせいした」と話す生徒もいた。佑美さんの机は「see you, the end」と落書きされた。また、佑美さんのいたクラスは、自殺後もほかの生徒の机がグチャグチャされることもあった。

佑美さんの遺書には「生きるのに疲れました。本当にごめんなさい。死んだのはクラスの一部に、勉強に、テストのせいかも。楽しいこともあるけどつらい。いやな事は何億倍もあるから」と書かれていた。「クラスの一部」との表現から一部の同級生のいじめが自殺の原因であると容易に推察できる。

それでも判決は「遺書の内容から自殺を決意した原因を特定するのは困難」とした。母親の節子さんは判決後に「優しい子で、遺書で誰に何をされたとは書けない。機械的な判決だ」と涙ながらに話していた(「中1いじめ自殺「認定できない」 両親の請求棄却、東京地裁」産経ニュース2012年7月9日)。

舘内比佐志裁判長
中央が舘内比佐志裁判長、右陪席が杉本宏之裁判官、左陪席が後藤隆大裁判官(判事補)
尚、右陪席・左陪席は裁判長から見てのもので、写真では左右は逆になる。


不当判決

判決は2012年7月9日に東京地裁103号法廷で言い渡された。裁判官が席を立つと、原告代理人の児玉勇二弁護士は「不当判決。あまりにもひどい判決だ」と叫び、怒りを顕わにした。原告側は控訴を表明した。

両親「いじめはコップに一滴一滴水がたまっていって最後にあふれ出すようなものなのに判決は一滴をみていじめがなかったとした。これではいじめに苦しんでいる全国のこどもたちが救えない」

父親の紳二さん「この判決で、いじめられている子どもたちがやっぱり何をしてもだめだと絶望して、自殺に走らないでほしい気持ちでいっぱい」(「女子中学生自殺「いじめ認められず」」TBS JNN News 2012年7月9日)。

母親の節子さん「他の(いじめ自殺)裁判の悪い判例にならなければいいが」(「<埼玉いじめ自殺>遺族敗訴 国の責任認めず 東京地裁」毎日新聞2012年7月9日)。「いじめの証言をもっと集められていれば…。学校や教育委員会が真相を明らかにしてくれると思って信じて待っていた私たちがバカでした」(「遺族敗訴の中1自殺裁判 市関係者「遺書にいじめ記載ない」」女性セブン2012年8月2日号)。

裁判官が原告側の主張立証を真剣に読み、内容を理解しているのか疑問視されている。その推測を補強する事実が結審後の裁判官の交代である。裁判長が志田博文氏から舘内比佐志氏に交代した直後の判決言い渡しである。舘内比佐志裁判長は以下のような緊迫した証人尋問には立ち会っていない。

「証人尋問では、当時の担任や教育委員会関係者が法廷に立ち、弁護団からの質問には答えに窮し、苦しまぎれの嘘を繰り返し、矛盾を突かれその場でしばしば沈黙した。法廷でそれらを実際に見聞していれば、今回のような判決文はとうてい書けなかったはずだ。」(三上英次「北本中学校・いじめ自殺裁判 東京地裁判決出る!」JANJAN Blog 2012年 7月 12日)

裁判所の不正を正す会では過去の舘内比佐志裁判官の判決も踏まえて、以下のように批判する。「結局何も記録を見ていないということです。今回のいじめ判決も当然舘内裁判官は交代した案件を深く読み込んで判決を下した訳ではありません。何も見ていないのです。」(北本中1女子いじめ自殺訴訟判決を出したのは被告館内比佐志裁判官!: 裁判所の不正を正す会)

東京地裁判決への批判

大津市立皇子山中学校いじめ自殺事件が大きな社会問題になっている。大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が2011年10月に自殺した問題で、いじめが原因との見方が強まり、社会的な関心を集めている。その中で北本いじめ裁判東京地裁判決は市民感覚から乖離した判決である。法律論以前に日本語の使い方に疑問がある。被害者は悪口を言われる一方であり、イジメは一方的である。また、イジメは小学生の頃から行われており、十分に継続的である。

いじめっ子達は外道である。それを組織的に隠蔽するならば、組織的な意図が疑われる。学校から提出された報告書が黒塗りだらけであるのに、学校に有利に判断することはフェアではない。イジメよりもイジメ発覚を恐れる人々を喜ばせる判決である。それは事故防止よりも事故が起きた時の責任追求を恐れる人々を優先させてきた日本のダメなところに重なる。何故、被害者の意見が取り上げられないのか。

何故、隠蔽体質が治らないのか。「テンプル大学日本校の人類学者、堀口佐知子氏は、いじめは日本特有の問題ではないが、日本で繰り返し問題になるのは、学校や教育委員会がいじめの存在を認めないためだとの見方を示す」(「日本のいじめ問題 対応めぐる遺族と学校の間の深い溝」CNN 2012.07.30)。判決に対して多数の批判が表明されたことも当然の成り行きである。

前中央大学教授で教育臨床心理が専門の横湯園子さんは、裁判所の事実認定について「いじめのプロセスが全然分かっていない」と批判する。佑美さんがナイフで自分を刺す場面を絵に描いていたことを明らかにし「佑美さんは自分の心を一生懸命、けなげに絵にしていた」と述べた(「いじめとの関連否定 北本中1女子自殺訴訟」埼玉新聞2012年7月10日)。

デヴィ夫人「非常に残念なことに 昨日 東京地裁( 舘内比佐志 裁判長 )は 「いじめ」 を認定せず 遺族の請求を 棄却しました」とブログに書いた。その上で「一体 どの程度の 「いじめ」 であれば 自殺との因果関係を 認めてくれるのでしょうか。」と嘆息する。

作家兼陽明学研究家・林田明大「この判決も、事件の中身をよく精査するなら、誰が見ても、不当としか言いようがないものなのだ。公平であるはずの裁判も、ねじれているとしか思えない。」と指摘する。

詩人・中園直樹「今日は埼玉のいじめ自殺裁判の判決が出ましたが、ため息しか出ません。」

尾木直樹(教育評論家)「いじめの定義そのものが2007年に変わっています。本人がいじめと感じたらいじめになんです。今回はそれに基づかないで裁判が行われた。裁判所の怠慢です。とんでもない」

早川信夫 ・NHK解説委員「判決でいじめと言えるほどではなかったと否定された悪口や靴隠しは、当時の文部科学省の定義でもいじめにあたるもので、それを覆す判断を示したことは今後の教育現場への波及が心配です。」(時論公論「"いじめ自殺"の真相解明は」NHK 2012年07月10日)

佐藤光一・元川崎市議会議員「こんな判決を出されては、尊い娘の命を失った両親はやりきれないでしょう」「最近、驚愕する様な判決を出す裁判官が増えている様に感じ、真相の究明を求めて裁判所に訴えているのにも拘わらず、そうなっていない現状にもどかしさを感じます。」

森田義男・税理士・不動産鑑定士「法廷に提出された生徒へのアンケート結果は全部黒塗り。破棄されたものもあったという。常識からすればこれは隠蔽以外の何ものでもない。だから裁判所は「黒塗りをやめよ」と命じさえすれば、いじめの有無ははっきりしたはずなのだ。」(「裁判官の無能の証明、いじめ自殺放置・隠蔽の埼玉北本中の無罪判決」2012年07月10日)

三上英次「今回の「北本中学〈いじめ自殺〉裁判」のようにいじめの事実については絶対的に証拠が十分であっても「請求棄却」になる非常識な判決を目の当たりにすると、権力を持つ者が「それなりのシフト」を敷いて組織の防衛をはかるという話が、あながち絵空事とも思えなくなる。」(「主権者のための司法へ 〜ハト時計判決は「司法過誤」?〜」


ブログの反応

舘内比佐志裁判長についてはブログ記事などでは「館内比佐志」と表記しているものもあることに注意して下さい。

「判事の判断能力はいつも遅れている。下情に通じていないのさ。市井と無縁なところで生きているから。これじゃ〜原告の哀しみは共有できはしないさ。いい気なもんだ。」(空は晴れても「舘内比佐志裁判長は「自殺の原因がいじめと認定できない」ってさ」)。

「はじめから原告敗訴ありきだったのではないかとすら疑わせるほどの不当判決」(塵埃日記「大津いじめ事件所感 : いじめ定義の曖昧さ」)

「裁判官しっかり聞け。中学一年生の女の子がマンションの屋上から理由もなく無飛び降りたとでも言うのか。館内裁判官。一度マンションの屋上の縁にたって下をのぞいてみろ、どんなに恐ろしく恐怖を感じるか、遺書には、いじめであることが分かるノートもあったというではないか。」(こてつのつぶやき「悲しい痛ましい少女の自殺。」)

「私は判断した「館内比佐志裁判長」は、自殺した中学生故人の人格を蔑ろにしたと、憤慨している立場です。」「ご両親の心の内は裁判長に届かなかった。その無念の気持ちは手に取るように分かります。」(HIKOZAの世相雑感と趣味などの話「中学生が学校での「いじめ」でまた自殺した」)

「なんだか本気度がないというか、情熱がないというか。それが何を意味しているかというと官僚的で役人的で、事なかれ主義の自己保身なのでしょう。ホントは、そういう対応をするという事は、大人として、ヒトとして、恥ずべき事ではないだろか。」(どーか誰にも見つかりませんようにブログ「いじめ自殺の底にある想像力とリアリティー」2012年07月10日)

Twitter上の反応

Twitter上も以下の意見が出されている。

「東京地裁の舘内比佐志の「いじめではない」判決に違和感。行政責任といじめの認定は別だし、下駄箱から靴を落とすなどいじめそのもの。判決文をみていないが、負のインパクトが予想される悪い判決ではないか。」

「お前の息子が殺されて同じことが言えるか!」

「この裁判長のいじめの定義はなんですかね。当人の所感など無視するのが法治ですか。甚だ疑問です。」

「「いじめ」は、私刑とかリンチとか拷問とか嫌がらせとか責め苦とか、名称を換えたらいいのに」

「北本市のイジメの判決も信じられないよね。東京地裁の人は血が通ってないの?自分が同じ目にあってみたら?大人だって充分につらい事をこの女の子はされてたじゃん。」

「北本の自殺訴訟の判決は裁判官が頭おかしいか何らかの利権が絡んでいるとしか考えられんような内容だな。そしてやはりいじめという曖昧なキーワードはあかんとしか思えない」

「大津市のイジメに対する対応もひどいが、北本市のイジメ裁判の判決もひどすぎないか、これではイジメはなくならない!」

「北本の判決もねぇ…小さいいじめでも、毎日チクチクずーっとやられたら心折れるんだよ。他の理由も遺書にあったからって、一因なのには間違いないのに。想像力無いのか。」

「子を持つ親の立場からすると、今回の判決には納得いかないね…。」

「北本のいじめ事件の判決。裁判長の判断がどう考えてもいじめられた子の精神状態について理解が及んでいない。やっぱり司法の無力を感じる。」

「大津のいじめの記事読んだり、北本市の判決とかみるとさ、なんかね。悲しくなるよね。」

「大津市だけじゃなく北本市のいじめの判決もほんとひどいよね、非道い」

「TVも新聞もない環境で生活してたから今更知ったけど『北本市・大津市の いじめ自殺問題』で自殺者側全面敗訴とかありえない話だ。当時12歳の内向的な少女が書いた遺書を鵜呑みにして、真意を推し量らずに判決するとか何考えてるんだ!? 法に関わる検事や裁判官まで腐ってるとは思いませんでした」

「司法の人間達が学生時代に一度でもいじめが原因で自殺を考えた過去があるなら北本市の判決は違ったはず。事件の起きた2005年から昨日までの遺族の気持ちとか考えた事あるのか」

「判決は「遺書から自殺の具体的な原因は特定できず、小中学校で自殺につながるようないじめはなかった」と。 この裁判長、人の、然も中1生の心も法律文章の如く常に理路整然と分かたれているとでも思っているのだろうか。」

「大津の件といい、今回の判決といい、何かがおかしいと思う。虐められても泣き寝入りしろってことか」

「いじめを助長するかのような判決結果なんて考えられない。」

「いじめた側の罪を償う機会も奪うことになる!当事者が誰も救われない最低の判決!得をしたのは誰?体裁や金に群がるお役人?」

「この学校も東京地裁も「ことなかれ主義」なんだろうね。この国の将来を考えれるならば、この判決は間違ってると思うよ。こういう裁判官がいる限りお先真っ暗さ。」

「数年分の日記にいじめがあったことを明記してあるにもかかわらず『認定しない』とは、どんだけ不当なんだこの判決!」

「判決は意味不明。いじめがなかったわけがない。」

「被害者にあまりにもとって過酷な判決だ。 このままでは、いじめが減ることはないと考える。」

「こういうわけのわからない判決がいじめを増長させる」

「あまりに虚しい判決だな」

「埼玉県北本市のいじめ裁判の判決もおかしい!裁判官の頭、狂とるやろ!判決文一般常識で考えられん(怒り心頭)じゃ!! 被害者の弁護士先生がんばって控訴して下さい。」

「この判決は納得できない。ちゃんと徹底的な調査をしっかりと行って欲しい。」

「日本はいじめで自殺しても罪に問われないので、自分の子供にはいじめる側にまわって一緒にやらないと駄目だよ!という判決か」

「酷い判決だな、彼女の日記見れば解る。やはり、裁判所も人じゃない。こんな判決が出せるか?」

「この判決をみるかぎりいじめで子供が自殺しても国では裁けないから家族が裁けばよいってことかしら」

「死してなお裁判長までもがいじめに加担幇助するのか」

「なんで国民審査は最高裁だけなの?!七年前のいじめ問題の裁判官(東京地方裁 舘内比佐志裁判長)不信任投票したい」

「裁判官ってどうやったら罷免することが出来るんだろう。とりあえず舘内比佐志は罷免でいいな。」

「北本市のいじめ自殺のほうがずっと陰湿でなかなか裁判所には伝わらないけど遺族の気持ちも汲んであげなよ」

「親がもらったアンケート資料は殆ど全て一文字残らず黒塗りのものだった。これっておかしいよね。最初からいじめではないという勝手な学校・教育委員会側判断によるものと思われる。」

「「いじめがあったとは認められない」なんてふざけた判例を残すべきではない」

「どうして明らかな犯罪行為を裁くことができないんだ?今後も犠牲者が出る可能性を広げた判決に唖然とする。」

「いじめがなかった根拠を述べよ!!」

「実際いじめはあったと思うし、裁判所もグルで隠したんだろうな。」

「徹底的に再調査した方がいいだろうなぁ  事なかれ主義は のちに真実をねじ曲げてしまう可能性が高いぞ〜」

「虐めが継続的ではなかったとどうして言えるのか、裁判官に聞いてみたい」

掲示板上の反応

「裁判所も、今は権力の支配下なのか?そんな印象を強く受けました。」

「自殺の原因となるようないじめとはどんないじめなのか聞きたいわ。いじめに対しての忍耐力も人それぞれ違うだろう。」

「杓子定規で物事を進めていては何の解決にもならないし進歩もない。法はそこに血が通ってこそ法となる。融通の利かない人間が裁くなら最初から裁かないほうがましでっせ!」

「こういう判決が国民の反発招くんだよ」「バカ裁判長の書類だけ目を通した判決」

「この判決は、よく考えると恐ろしい。官が一体となって、何も無かったことにしようって考え。大津の事件もマスコミがとりあげなきゃ同じだったろうな。」

「裁判所もいじめに対する判決は筋道とおらない判決だし素人の俺達が見てなんでそういう判決?と疑う日本は破滅だね。」

Q&Aサイトの反応

「北本市のいじめ自殺裁判。やはり、裁判官は屑だと確信した。」

「みんなで東京地裁、北本中にメール、ファックス、電話で抗議しましょう。」「小さな力でもみんなで力を合わせれば道は開けます。」

「当然「何を根拠に」と疑ってしまう判決だと思います。」

「裁判官の認識不足による判断間違いであり、不当判決です。北本中の不当判決は東京地裁と、北本中に電話、ファックス、メールして抗議しましょう。」

「資料全部黒塗りで、いじめがあったとは認められないって、論理的思考回路がないとしか言いようがないです。」

「これが、全国のいじめをしている子供達やいじめられている子供達にどう影響するか、裁判官は考えることもないのでしょう。これで、いじめをしている子供はエスカレートするでしょうし、いじめられている子供は絶望するでしょう。」

「裁判長に「(市や教育関係者から)いくら包まれたの?」と聞きたくなるような判決でしたね。」

「自殺した人たちを冒涜してるとしか思えない、気の毒すぎます」

北本市中1女子いじめ自殺訴訟が控訴

北本市中1女子いじめ自殺訴訟で両親は7月23日に「いじめがあったとは認められない」とした一審判決を不服として控訴した。両親は判決はイジメの定義を不当に狭く捉えていて、納得できないとする。母親・節子さんは控訴後の会見で、「このままでは佑美の無念な気持ちは浮かばれない」などと話した。父親・紳二さんは、大津市の中2男子生徒自殺問題に言及した。「大津では物理的な傷害事件があったが、女の子は心を殺されるいじめを受ける。違いを裁判官に理解してほしい」と訴えた。

北本イジメ裁判控訴声明文

 この判決の誤りは、まず第一に、「一部いじめがあるとしても」と言っているが、一部いじめを認めているが、全体としては、「いじめはない」という結論を出した点です。
 文部科学省による「いじめ」の定義によれば、「いじめられている被害児童の立場に立って」いじめかどうかを判断しなければなりません。しかし、東京地裁判決は、いじめられていた佑美さんの視点から同級生によるいじめを判断していません。
 うざい・きもいとの言葉、靴隠し、トイレに連れて行き便器に顔を浸けられそうになるなど、これらはいじめの典型的な事例です。裁判所は、これらを「不愉快であったかもしれない」という程度にしか認定していません。
 心を傷つける言葉の投げかけという心理的ないじめが続くと、その与える精神的苦痛は計り知れないこと、圧倒的な行動によるいじめは抵抗する気力を失わせることなど、この裁判でも横湯教授、武田さち子氏など専門家などの鑑定意見を出してきましたが、そのような専門家の意見も全く検討された余地も伺われません。遺書には「死んだのはクラスの一部に勉強にテストのせいかも」と書かれていて、遺書そのものからでも、交換日記など、裁判での数々の証拠から考えても、いじめ以外の理由があるとは考えられず、単なる言葉だけを捉え、これら4人の裁判官(判決前に審理した裁判長は代わってしまいました)は佑美がいたたまれない、押しつぶされそうな苦しみに耐えていたことへの共感と配慮が全くなされていません。
 死人に口なしで苦しみおののいて死んでいった生徒への共感と配慮が全くない冷たい判決です。
 佑美は、建物の8階から飛び降り自殺をしたのです。現場に行けばお分かり頂けると思いますが、あのような高い所から飛び降りるということは、通常では考えられないことです。それでも飛び降りた、ということは、佑美に耐えがたい、極めて大きな苦しみがあった、ということです。このことからも、佑美がいじめにより自殺をした、ということは、その疑いがあることはもちろん、むしろ、明らかであることは、直ちに理解されることであるにもかかわらず、原判決は、死ぬほどの事実は認められないとして、遺族の請求を退けたのですから、驚くばかりです。これは、いかに裁判官が形式的な判断をしたかを示しています。

北本イジメ裁判控訴声明文

市民団体が北本市中1女子イジメ自殺訴訟に抗議

市民団体・市民が求め創るマニフェストの会は北本市中1女子イジメ自殺訴訟の東京地方裁判所民事第31部判決(平成19年(ワ)第2491号損害賠償請求事件)への抗議文「北本市中1女子イジメ自殺訴訟の不当判決に抗議します」を判決を言い渡した舘内比佐志裁判長、杉本宏之裁判官、後藤隆大裁判官宛てに送付した。

マニフェストの会は福島第一原発事故などの問題で活発に活動している団体である。マニフェストの会は「いじめは人権侵害」と指摘する。人権を擁護する司法の責務を放棄した判決と抗議する。抗議文は転載や転送を歓迎するとしている。今が正念場です。みなさんもぜひ抗議の声を!

市民が求め創るマニフェストの会

北本市中1女子イジメ自殺訴訟の不当判決に抗議します

貴部裁判官は7月9日、平成19年(ワ)第2491号損害賠償請求事件で原告らの請求を棄却する不当判決を下しました。これは、イジメに対する無理解に基づくものであり、市民感覚から乖離した判決です。このような判決が言い渡されたことに強く抗議します。
2005年10月に自殺した埼玉県北本市立中1年の中井佑美さん(当時12歳)は同級生から「きもい」と悪口を言われ、下駄箱から靴を落とされ、「便器に顔をつけろ」と言われるなどのイジメを受けています。それにもかかわらず、判決は「一方的、継続的ではなく、自殺の原因になるようないじめがあったとは認められない」としました。これは「一方的」「継続的」の言葉を誤っています。
佑美さんが同級生に対しても「きもい」などの悪口を言い、同級生の靴を隠し、同級生に「便器に顔をつけろ」と言っていた場合にのみ「一方的でない」と言えるものです。
また、佑美さんは小学生の頃から、イジメを受けており、継続的ないじめです。担任教師との交換日記には、イジメの事実が記されています。このような言葉の使い方が許されるならば裁判官の恣意によって、どのような事実認定も可能になってしまいます。

遺書には「生きるのに疲れました。本当にごめんなさい。死んだのはクラスの一部に、勉強に、テストのせいかも。楽しいこともあるけどつらい。いやな事は何億倍もあるから」と書かれていました。判決はイジメが原因であることを明記していないことから「遺書の内容から自殺を決意した原因を特定するのは困難」とします。しかし、「クラスの一部」との表現から一部の同級生のいじめが自殺の原因であると容易に推察できます。判決はイジメ加害者を指弾できないイジメ被害者の心理を理解していません。いじめは明らかな人権侵害です、
司法に携わるものが人権侵害を放任することは許されることではありません。
私たちはこの不当判決に対し抗議致します。           以 上

リンク

いじめ裁判のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/ijime_saiban
デヴィ夫人オフィシャルブログ「デヴィの独り言 独断と偏見」
http://ameblo.jp/dewisukarno/day-20120710.html
林田明大の「夢酔独言」:●7年前にいじめ自殺した中井佑美さん(当時12歳)の今日の裁判には、腐った大人のにおいがする
http://blog.livedoor.jp/akio_hayashida/archives/1487415.html
空は晴れても
http://iza-yoshikono.iza.ne.jp/blog/entry/2751203/
冷たい司法 - MASQUERADE(マスカレード)
http://blog.goo.ne.jp/tama-4649/e/f177415a3e1e39a73988aa581b9042d7
埼玉・北本中学校いじめ自殺裁判判決・遺族敗訴「いじめなかった」東京地裁!
子供の気持ちを無視した不当判決だ!
http://ameblo.jp/jmuzu10812/entry-11298815952.html
悲しい痛ましい少女の自殺。
http://asanokane.exblog.jp/16314639/
時論公論「"いじめ自殺"の真相解明は」NHK 2012年07月10日
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/126011.html
時論公論「" いじめ自殺" の真相解明は」 | 週間サトウ 佐藤光一blog!
http://blog.sato501.com/?eid=1082384
裁判官の無能の証明、いじめ自殺放置・隠蔽の埼玉北本中の無罪判決 - 相続税対策専門 税理士・不動産鑑定士 森田税務会計事務所(東京都千代田区)
http://www.moritax.jp/column/004/post-134.html
どーか誰にも見つかりませんようにブログ:いじめ自殺の底にある想像力とリアリティー
http://blog.livedoor.jp/ussyassya/archives/51932544.html

同一裁判官の訴訟

北本いじめ裁判と同じ裁判官が担当する東京地裁民事第31部に係属する訴訟に最高裁裏金裁判や中野相続裁判がある。

#いじめ #学校 #教育 #北本 #イジメ #虐め #自殺 #埼玉 #裁判 #education #gakkou #kitamoto