10月4日に行われた「緊急集会」と
飯舘村の除染に関するまとめ・見解の紹介と村民集会アンケート

 10月4日に行われた緊急集会のディスカッションの場で、一般参加していた役場職員の発言中に、野次により発言を遮るような不適切な場面がありました。「村民がもとの飯舘村に戻れるまでの心の拠り所としての存在となること」を活動目的にしている私たちの集会でそのようなことがおきたのは残念でなりません。インターネットでご覧になっていた方々からも「村が割れてしまう。」「悲しい。」などの声がツイッターなどに書きこまれました。特に今回の震災で県外に避難された方々、飯舘村に実家、親戚がいて気にかけてくださっている方々、飯舘村の窮状に協力を申し出てくれている方々には失望させてしまったのではないかと思います。いろいろとご心配いただいた方々に、また、発言を遮られた役場職員の方には、この場を借りて謝罪したいと思います。申し訳ありませんでした。

 「いつの日か飯舘村に還る。」その思いは村民共通だと思います。「汚染されてしまったから捨ててしまおう。すべてを忘れて新天地に向かおう。」と考えられるほど人間は強くありません。ですが2年、5年、20年という年月は決して短くないのです。高齢者にとって、そして子どもにとっての数年はとても長いと思います。コミュニティが大切だと村は主張しますが、コミュニティの最少単位は家族です。今回のことで家族がバラバラになってしまった世帯が数多くあります。まず、家族が一緒に安心して暮らせるための生活基盤の安定こそが村民の第一の願いではないでしょうか。故郷も大切、家族も大切。いままで当然のように両立していた二つのテーマの間に私たちは立たされてしまいました。どちらかを選べという選択肢ではなく、両立できる道を模索したい。そう考えています。

 負げねど飯舘の活動でいろいろとお世話になっている方が、これまでの除染をめぐる村を取り巻く状況について私見をまとめてくださいました。
 村(役場の取り組みや住民の意向)、国、マスコミ等の情報を収集され、客観的な分析を加えておられます。
 本来、こうした情報は私たち負げねどのメンバーが自ら発信していかなければならないのですが、私たちが(特に若手メンバーの間で)共有している問題意識をとてもうまく整理しておられるので、以下に紹介させていただきます。

除染に関するまとめ・見解

 ここ数日、田中龍作記者と烏賀陽弘道記者、二人のフリージャーナリストの飯舘村に関する記事が続き、除染に対しての意見がTwitter上でよく見られるようになった。
村民同士のツィートや村民のブログにおいては、除染の話は結構前からの重要な話題であり、その話題を二人の有名フリージャーナリスト、特に田中龍作記者の記事が広めた形だ。

田中龍作ジャーナル
【福島・飯舘村】 「先ず帰還ありき」 農業の現実に目を背ける政府
http://tanakaryusaku.jp/2011/10/0002975

日本ビジネスプレス
放射性物質に狙い撃ちされた村 飯舘村の悲劇(前篇)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/24801

除染については賛否両論ある。
田中龍作記者の記事では、政府が積極的に(強権的に)除染を推進しているとの見方だが、飯舘村 菅野村長は飯舘村が積極的に除染計画を進め、国の遅々として進まない計画を飯舘村が実現に向け働きかけていると、インタビューで答えている。

「村へ戻る希望」を優先し、汚染土の村内仮置き決断――福島県飯舘村村長 菅野典雄(3) - 11/10/07

自分の地域の処理物質は自分の地域で処理することで前に進んでいくしかない。そこで、あくまでも仮置きという条件の下、村内処理するということを言い続け、この2カ月ほど政府関係者にも説明してきた。



村の除染計画目標は明確だ。

※参考…放射性物質の半減期
ヨウ素131…8日
セシウム134…2年
セシウム137…30年


【除染対策数値目標】
住環境:年間線量1mSv以下
農地:土壌中放射性セシウム濃度1000Bq/kg
森林:土壌中放射性セシウム濃度1000Bq/kg、年間線量1mSv以下

【計画期間】
住環境:今年度から2年
農地:今年度から5年
森林:20年

平成23年9月28日 福島県飯舘村
飯舘村除染計画 ~豊かな"ふるさと"を再生するために~ (pdf)



この除染に掛かる費用を飯舘村は3224億円と試算している。
国は第2次補正予算の予備費として2200億円を用意したが、それを全て飯舘村に投入したとしても足りない。なお、2200億円は飯舘村のためだけに用意されたものではない。

飯舘村は広い。総面積230.13キロ平方メートル、その約75%が山林だ。(東京都23区面積が621km²)

今年8月中旬の飯舘村 筆者撮影
飯舘村フォト1

除染に対して疑惑的な目を向ける村民は多い。
ただし、Twitter等では皆いちいち書かないが、「村が元のようになる」「線量が下がる」「以前の綺麗な飯舘村になる」ことを村民が切望していることは、言うまでもない。

それでも尚、除染については懐疑的である。
村では様々な除染試験が行われている。
NHKの放送により話題になった試験がある。原子力委員会委員長代理・元日本原子力研究開発機構特別顧問の田中俊一氏率いるNPO団体の20人が、ひとつの民家を二日間かけて行った除染試験だ。

「(線量が)十分の一になる」と作業を開始したものの、思ったような効果は得られずに大量の廃棄物が発生。その廃棄物の処理場を「これだけ広いのだから、谷のひとつぐらい潰して…」と発言した。除染の試験中にも関わらず、綺麗にプリントアウトされた処理場のイメージ図などを見せつつ、除染実験に家を提供した区長に対して建設への理解を求めるなど、その姿勢に疑問の声が多く発せられた。

福島県での放射能除染の必要性と課題(pdf)
2011年8月23日 原子力委員会 田中俊一

※除染で出た、民家一軒分の廃棄物写真は27ページ



この放送では、室内の線量を低くするために裏山の木の伐採や枝払いなども行われ、除染で発生する物量の具体的イメージ、線量が期待よりも下がらなかった事、そして、処理場建設の計画が徐々に進んでいる事を示唆するなど、除染の難しさを伝えることになった。

9月14日には農林水産省が、農地土壌の放射性物質除去技術(除染技術)について、試験結果を発表した。当初期待されたヒマワリによる放射性セシウム吸収は、この試験結果により効果は小さいとされた。

※一部に、このひまわり実験の方法に異を唱える意見があったが、おそらく国は、この結果によりひまわりに注視することはしなくなると思われる。


農地土壌の放射性物質除去技術(除染技術)について

2011年9月14日 農林水産省



実験結果の概要は以下のとおり。

■約4cmメートルの表土削り取り
土壌の放射性セシウム濃度、10,370Bq/kg→2,599Bq/kg(75%減)
空間線量、7.14μSv/h→3.39μSv/h
廃棄土壌量は 約40立方メートル(40トン)/10a

■固形剤により土を固化し、削り取り(表層2cmの土壌が、7~10日で固化。3cm削り取り)
土壌の放射性セシウム濃度、9,090Bq/kg→1,671Bq/kg(82%減)
空間線量、7.76μSv/h→3.57μSv/h
廃棄土壌量は 30立方メートル/10a

■草ごと専用機械で削り取り(3cm)
土壌の放射性セシウム濃度、13,600Bq/kg→327q/kg(低減率97%)
草含む排土量は約40トン/10a

■表層土壌を水により攪拌し、分離。
実験方法について、【別添4】各技術についての解説(PDF:2,219KB)9ページ参照の事
土壌の放射性セシウム濃度、15,245Bq/kg→9,689q/kg(低減率36%)
空間線量、7.55μSv/h→6.48μSv/h
廃棄土壌量は、1.2~1.5トン/10a(推計)

■30cm以上の反転耕(土壌反転する機械により、表土埋め込み)
空間線量は、
不耕起:0.66μSv/h
通常のロータリー耕:0.40μSv/h
プラウ耕:0.30μSv/h

■高吸収植物(青刈りのヒマワリ)
放射性セシウム吸収率は、植物体地上部生重当り52Bq/kg
単位面積当たりの吸収量は、作付け時の土壌の放射性セシウムの約1/2000

低減率で最も優秀な試験は、草ごと削り取りである。
この試験は農地であるが、山林は果たしてどこまで行うべきか、木を切るのか、落ち葉除去までか、土壌を削るのかは定かではない。

飯舘村除染計画対象は以下のとおり。

宅地…1733戸
企業・公共施設…110施設
道路…344.6km

田…1,178ha
畑…1,127ha
牧草地…124ha
雑地…258ha

森林…18,755ha

飯舘村の75%をを占める森林。
山林に囲まれた飯舘村は、その谷間、山々に見下ろされるように活動域が位置している。

8月中旬、飯舘村の展望台近くから。 筆者撮影
飯舘村フォト2

たとえ宅地部を除染したとしても、山林の除染が進まなければ、見上げる山々から除染されていない物質が来るのではないかという不安がある。風に乗る落ち葉、土、そして水。飯舘村は豊富な水源地域である。相馬市、新地町、南相馬市鹿島区は、その配水量の79.7%を、飯舘村を水源とする真野ダムの水でまかなっている。

飯舘村へ最初に、そして最も大きな被害をもたらしたのは3月15日であるが、水道水の測定は3月20日、厚生労働省が飯舘村に対し水道水を飲まないように要請したのは3月21日未明であり、その間、村民はもちろん、南相馬からの避難者に対しても水道水が利用されていた。

尚、この水道水の飲用制限は半減期の短いヨウ素検出によるものであり、4月1日に乳児以外に解除され、5月10日には乳児摂取制限も解除されている。

農業、畜産、酪農を主たる産業とする飯舘村では、水や山林は重要な資源であり、同時に、深い山林は除染における最大の難関となっている。除染試験踏まえ、この広域で険しい山林を除染できるのか、というのが除染に対し懐疑的になる最大の理由である。
山林において、飯舘村の目指す1mSv/yを達成する為には、筆者の私見だが、すべての木を伐採し、落ち葉を拾い、山を3~4cm削るしかないのではないかと思われ、実現に疑問の声が上がるのは当然であると感じられる。

また、飯舘村除染計画では宅地除染が2年、「までいな希望プラン」では2年後の全住民帰村を盛り込んでいることから、一部生活地域のみが除染され、それを名目に、村の大部分が除染されないまま帰村を迫られるのでは無いかという不安もある。帰村という事になれば、避難における各種支援、例えば借り上げアパートの費用負担などが終了することも予想される。

農地は5年、山林は20年を目処に除染を行う計画ではあるが、宅地へ2年帰村となれば、学校の設置も課題になる。恐らく、隣接の川俣町にて仮設学校になるのではないかと思うが、転校をするか、飯舘村から通うのか、保護者にとっては非常に難しい選択を迫られることになる。

一方、除染の計画は進みつつも、買い上げの話は進んでいない。
例えば農業については、作付けが禁止されている現状、あるべき収入は賠償対象になる。しかし、安全性やブランドの観点から、新しい土地への移住、代替農地を希望する場合、その買い上げについての受け口は現状、無い。「除染を行ったのだから農地としては復旧した」という論法の場合、数値上は復旧しても、その農家の希望通りなっているとは言えないのである。
先日行われた飯舘村村議会の東京電力申し入れでも、賠償や除染についての要望は申し入れられたものの、買い上げについては触れられていない。

10月7日飯舘村村議会による東京電力への申し入れ文字おこし(意訳あり) 10/08 (Sat)



事故から七ヶ月が経過し、避難先での再就職も徐々に進んでいる。
宅地のみの除染が計画通り2年で行われた場合、住民、特に若い世代や幼子を抱える世帯が帰村するかは分からない。帰村を選択せず買い上げが行われなかった場合には、避難先での家賃と村内の住宅ローン等、多重債務を抱えるケースが発生する。農機具等のローンも同様である。
「村ではもう農作物を作れない、作らない」と発言する農家もいるが、買い上げ・代替地が無いままに希望を実現させる為には、手持ちの資産を寝かすことを余儀なくされ、別途購入費用を自分で用意するしかなくなる。

反面、帰村を強く希望する住民もおり、積極的な除染作業も期待される。
高年齢者には放射能の影響が少ないことは、ある程度共有できる知識だと思うが、仮設住宅住まいにおけるストレス等と勘案し、早期帰村を実現させる必要もある。
この点に関し、帰村するのは高齢者ばかりになり、若い人が戻らず、結局村の存続は難しいのではないか、という意見もあった。対策として、広域収容、第二の飯舘村を作る、という案もあり、ある党から村へ申し入れはされたものの、村からこの案に対しての返答や意見は見ていない。

飯舘村では当初、健康には全く影響がない、作物も水で洗えば食べられる、避難する必要も無いという説明集会が開かれた。最後の集会の翌日、計画的避難が発表されるなど、一連の行政対応に強い不信感がある。

飯舘村がどのような状況であったのかは、以下の関連ニュースヘッドラインを見て欲しい。すべての記事を読むのは大変なので、記事タイトルだけでも読み流して欲しい。

愛する飯舘村を還せプロジェクト 負げねど飯舘!!
関連ニュースヘッドライン


踏まえ、除染に対しての意見は、住民でも賛否両論である。
飯舘村村民の避難は3割が仮設住宅、7割が借り上げアパート等であり、連絡ひとつとっても容易ではない。各自治体からの支援、イベント等の連絡すら行っていないケースも見受けられる。
この状況下で、村民の意見の集約は極めて難しいと思われる。

しかし、筆者である私が飯舘村の方々のお話を伺う限り、意見を出す場をほとんど与えられていないのも事実である。
大変難しいことではあると思うが、長期に渡る計画である。機会が設けられ、多くの村民の意見交換がされると良いのではないかと思う。

以上がいただいた記事の紹介です。ありがとうございました。

村民集会アンケート結果

 村民集会時に会場に参集してくださった方々を対象に実施したアンケート調査がまとまりましたので、ここで紹介させていただきます。

 少しばかり結論を先取りすると、上の記事でも触れられていたように、「除染計画や実際の除染効果に対して極めて『懐疑的』な考えを持っている村民の割合が多い」という状況が伺えました。ただし、参加者約160人(登壇者やマスコミ関係者を含む)余りが参加した集会で有効サンプル数が44票ですから、「この結果をもって村民の意向である」とは到底言い切れるものではありません。
 ですから、アンケート調査結果の扱いについては、負げねどの中でも賛否両論ありました。データ公表に慎重な意見は「あまりにサンプルが少なくデータに偏りがあるので公表すべきではない」「(データに偏りがあるので)村の方針を批判する声が多く、負げねどが役場を批判していると取れらかねない」「結果は活動の参考にすべきだが、公表についてはもっと検討すべき」などといったものです。
 ただ、私たちはこう思いました。「集まっていただいた方々、アンケートに記入してくださった方々には結果を示すべきだし、結果はどうあれ得られたデータはきちんと公表すべき。そうしなければ『不都合なデータは隠蔽している』と思われてもしかたがない。だったらキチンと結果を公表しよう。」

 10月4日の集会では、「とにかく、村民の声を聞いてもらえる機会が必要だ」といった主旨の発言が多かったと記憶しています。「できるだけ多くの村民の意向を聞くためにアンケートを行うことが急務だ」といった声も少なくありませんでした。
 先ほどお断りしたように、今回のアンケートは統計的には有意なものではないでしょう。これからは、キチンとした形でこうしたアンケートを実施したり、地区ごとで村民どうしが自由に意見を言い合え、役場や議員と話し合いができるような場を増やしていくことも大切な取り組みだと思っています。
 さて、前置きが長くなりましたが、参考までに、10月4日の村民集会での会場アンケートの結果を紹介します。

Q1 村民かそれ以外
度数 パーセント
1.村民 37 84.1
2.県民 6 13.6
3.その他 1 2.3
合計 44 100
Q1-1 行政区名
度数 パーセント
草野 7 15.9
伊丹沢 1 2.3
関沢 1 2.3
小宮 7 15.9
大倉 1 2.3
佐須 3 6.8
宮内 3 6.8
飯樋町 2 4.5
前田・八和木 2 4.5
大久保・外内 2 4.5
上飯樋 1 2.3
比曽 1 2.3
長泥 1 2.3
関根・松塚 3 6.8
臼石 1 2.3
前田 1 2.3
福島市 5 11.4
福島県内 1 2.3
福島県外 1 2.3
合計 44 100
Q1-2 県内市町村名
度数 パーセント
村内 38 86.4
白河市 1 2.3
福島市 4 9.1
福島市外 1 2.3
合計 44 100

Q2 年齢
度数 パーセント
1.20代・30代 14 31.8
2.40代・50代 19 43.2
3.60歳以上 11 25
合計 44 100
Q3 性別
度数 パーセント
1.男性 26 59.1
2.女性 15 34.1
無回答 3 6.8
合計 44 100
Q4 原発事故~避難までの自身の対応
度数 パーセント
1.役場や健康リスクアドバイザーなどの情報や指示に頼って行動してきた 10 22.7
2.役場の情報や指示に頼らず自分で情報を集め行動してきた 20 45.5
3.どこの情報や指示を信じていいのか分からないまま過ごしてきた 8 18.2
4.その他 2 4.5
無回答 4 9.1
合計 44 100
Q5 避難後の自身の対応
度数 パーセント
1.役場や健康リスクアドバイザーなどの情報や指示に頼って行動してきた 6 13.6
2.役場の情報や指示に頼らず自分で情報を集め行動してきた 23 52.3
3.どこの情報や指示を信じていいのか分からないまま過ごしてきた 8 18.2
4.その他 3 6.8
無回答 4 9.1
合計 44 100

Q6 村の復興(除染)計画について

Q6-1 2年で住環境の除染が完了するか
度数 パーセント
1.可能である 0 0.0
2.可能性は高い 0 0.0
3.可能性は低い 5 11.4
4.可能性はない 33 75.0
5.わからない 5 11.4
無回答 1 2.3
合計 44 100
Q6-2 2年後に帰村して生活するか
度数 パーセント
1.生活する 0 0.0
2.できれば生活する 3 6.8
3.できれば生活したくない 2 4.5
4.生活しない 24 54.5
5.わからない 13 29.5
無回答 2 4.5
合計 44 100
Q6-3 5年後に農業(家庭菜園含む)を再開するか
度数 パーセント
1.する 0 0.0
2.できればする 4 9.1
3.できればしたくない 1 2.3
4.やらない 25 56.8
5.わからない 11 25
無回答 3 6.8
合計 44 100

Q7 村民参加による除染作業に対する評価
度数 パーセント
1.賛成 1 2.3
2.どちらかというと賛成 0 0.0
3.どちらかというと反対 5 11.4
4.反対 25 56.8
5.わからない 8 18.2
6.その他 3 6.8
無回答 2 4.5
合計 44 100
Q8 除染や仮置き場などの政策決定過程に対する評価
度数 パーセント
1.非常時なのでやむをえない 1 2.3
2.非常時の範疇を超えていて許されない 37 84.1
3.その他 3 6.8
無回答 3 6.8
合計 44 100
Q9 原発事故以前の生活に戻ることの可能性
度数 パーセント
1.可能である 0 0.0
2.可能性は高い 0 0.0
3.可能性は低い 9 20.5
4.可能性はない 25 56.8
5.わからない 7 15.9
無回答 3 6.8
合計 44 100

自由記述

Q4 原発事故~避難までの自身の対応

  • 自分の状況によって(異なる)
  • 「2.役場の情報や指示」ですが、基本的に信頼できる人の話を伺いました
  • 子供と妊婦の妻だけは3/15に避難させた
  • 当初行政及びアドバイザーの指示を頂いて行動していたが、3/25より自分で情報を集め行動してきた
  • 自らの知識と判断で行動、ただし業務上制約あり

Q5 避難後の自身の対応

  • 避難はしていませんが、沢山の情報の中から自分で考えて選んでいます
  • 自らの知識と線量計測で対応を判断

Q7 村民参加による除染作業に対する評価

  • 簡単な研修程度では被ばく対策はできない 当初(3/15~)の被ばく量を考えれば反対
  • 放射線防護の知識を十分に研修すべき(除染技術の研修だけでは不可)
  • どちらかといえば反対であるが、きちんとした対応をすればいいのではないかという思いもある
  • 線量が低いところであれば賛成
  • なぜ自分がしなければいけないのか不思議である
  • 職がなければ食べられず、職を求めれば汚染される
  • 除染作業は安全委員、保安院、東電から人員を出すべきです
  • 東電にやらせろ、村長がやれ

Q8 除染や仮置き場などの政策決定過程に対する評価

  • 計画に限らず、当初から村民の意見は取り入れられない
  • 話し合いがないのはありえない
  • わからない

Q10 村民アンケート調査に対する要望

【帰村/移住について】

  • 帰村は、各世帯の世帯員の中でも意見が分かれると思うが、全体的な%で示せるような項目として聞き、村長と違う意見もあることをメディアに露出してほしい
  • 除染後、子供も戻しますか?
  • 戻れるか、戻れないかを
  • 移住について
  • 移住の希望をとること
  • 村の移住の賛否を取って欲しい(村全体) 除染後村民が戻るか、他市町村のどこかに移住するか

【生活や家計のことなど】

  • 今現在(避難先)の生活で不便なこと、困っていること 村(行政)への希望 村民の想いや村民の声が聴ける内容
  • 仕事や、家計の状況など
  • 今知りたいことベスト10くらい

【村の将来像など】

  • 村民が求める「復興」とはどんなかたちか?(帰村、生活の安定、新たな生活etc)
  • 何が村民にとっての幸せの形なのか? どんな状態になったら村に戻るか?

【土地の買い取り】

  • 住民の希望、東電・国による土地の買い取り

【その他】

  • 先の話はいいが、生活していくためのもっとも速い計画を実行できるようにしてほしい
  • 村長は人を殺す気か 村民の健康はどう考えているのか
  • 除染の是非は住民投票で
  • 議会はなにをしているのか3/11から何も見えない
  • 村長(菅野典)がいるかいらないか?リコールすべき
  • 今後について本当のことを聞かせてほしい
  • ない するだけむだ

Q11 村(村長、役場)に取り組んで欲しいこと

【村民意見聴取の徹底】

  • 村の方々の意見を聞く活動(公開で話し合う)
  • 村民の思いをもっとわかって欲しい
  • 情報の開示、意見の集約
  • 村民の声を聴いてください
  • 村民同士が集える場所、機会をもっと作ってほしい
  • 意見を聞け 自分で決めるな 本を書き出版している暇はない テレビに出ず村民の前に話を聞きにまわれ
  • 一人一人の話を聞いて一人一人の対応をしてほしい 帰る人帰らない人、などすべての人に平等に予算の分配をしてほしい 村長は今すぐやめてほしい 村長を何とかすべき 辞めさせるべき
  • さまざまな意見、要望があると思います それぞれの想いがあります 極力みなさんの希望がかなうよう、選択肢を沢山もうけてほしいと思います あくまで決めるのは村民だと思います
  • 住民の声にもっと耳を傾けてほしい 断片的な意見ばかりでなく、1人1人の声をきめこまやかに対応して頂きたい 村と住民との意見交換会は必ず行わなければならない
  • きちんと村民の意見を聞いてから行動してほしい 避難についてのアンケート(要望など)を記入してもらうと村長は発言していたが、そのアンケートは全くしていない あの広大な土地の除染を短期にするのは無理 今は現在の生活を安定させるべき
  • 村民集会
  • 村民の意見を聞け
  • 村のコミュニティをもっと取り入れてほしい

【情報の公開】

  • 村民を無視した取り組みをしないこと 情報の隠ぺいをしないこと 村民を平等に扱うこと
  • 情報は隠さず流してほしい 現実はかなり厳しい 除染計画はかなり危険 、ましてきちんとした除染の仕方をしなかったら後々の健康被害が出たときのこと、対策を考えているのか
  • 情報の伝達をもっとしてください

【村の移転・移住/帰村を望まない人への対応など】

  • 戻ることばかりでなく、見切りをつけて他で生活を始めたい人への支援をしてほしい
  • 移住や新しい土地に行けるように考えてほしい
  • 村全体で住める場所さがし
  • 除染をすれば戻れるような話をやめてほしい 不可能なら不可能で、新しい村を作る事を進めるべきでは?
  • 村全体をどこかに移転を考えたが村民は安心して暮らせると思う
  • 糸長先生の案に取り組むこと

【村民のくらし・生活保障】

  • 補償問題 これからの生活する場所
  • 保障を最優先して取り組むこと 代替地を用意して村民全体で移住すること 除染作業は無理なので税金の無駄遣いだ
  • 家・土地の国、東電への買い上げに向けてなるべく早く取り組んでほしい(希望者から優先して)
  • 東電との交渉、除染計画の是非

【村民の健康対策】

  • 子供を村に縛り付けないでほしい
  • 村民の健康をもっと考えてほしい
  • 村に帰村するとしても誰もが(村民も)安全安心だとならない限り戻ることは不安です

【その他】

  • 除染してすぐ生活基盤を作れるのか?除染してすぐ収入を得ていける計画が自分で作っていけるのか?
  • 妙な専門家は首 住民投票の実施
  • 住民と行政の融和
  • ない 期待していない

Q12 その他自由記述

【(子どもの)健康について】

  • 村民の命を最優先に考えるべき(特に子供、若い人の命) 線量など大切な情報は隠さず公表すべき 村民の要望はきちんと聞きいれ早急に対応すべき
  • 子供にガラスバッチを着けさせてほしい
  • 実効性が証明されていない技術は当てにできない まず完全な避難実施が先決 リスクが回避最低15年 国あるいは東電で所得不動産の買い取り 新飯舘村の建設(希望者)
  • まず、「子供を守ってください」と思います。今避難されている福島市も決して安全ではないと思います。どの市町村も子供を守ろうとしないように感じてなりません。まず子供に対して対策を立ててから次に進むべきだと思います。そうしないと何をやっても安心は得られないと、母親としては思います。ふるさと(飯舘村)へ帰るのは子供の為ではないのですか?どうして行政は除染、復興のことしか言わないんでしょうね。子育て中の母としてはすごく違和感を持っています。もう行政をあてにしている場合ではないと思います。

【除染の実現性への疑問、その代替策など】

  • 私は移住者です。夢希望をもってこの村に来ました。子供、孫たちは2度と遊びに来ることはないと言っています。除染計画も大変重要ですが、飯舘の汚染は特別です。もとに戻すことはできません。つらいですけど、現実を受け入れ、新しい生活に向けて出発することを村・村民は決断してほしい。村長は安易な期待は持たせないで、国・東電と交渉してほしい。(早急な土地、家の買い上げ)私たちはもう若くないです。飯舘村にはもう子供は帰れない、帰らないでしょう。村は子供がいない若い人がいない、いずれは廃村になる運命です。放射性物質のゴミの捨て場がどこにもありません。飯舘は受け入れる運命です。国にとっても一石二鳥です。3200億の除染計画予算は全く無駄になると思う。金は有効に使ってほしい。
  • 除染に無駄な金を使わない方が良いと思う 今の予算よりオーバーすると思うので・・だったら移住した方が予算が出なくて済むと思う
  • 常識的に考えて、村には多種、大量な放射性物質が降下したはず。しかし今やセシウムのみに焦点を合わせたかのようである。測定と対策が取られている。一方で市内では県補助金50万円で民間除染が行われている。しかもガイドラインのみで側溝の中の汚泥の堀上までさせている。人が触れない、住まない、蓋付き遮蔽効果ありの場所までなぜ? 9/30には、村でストロンチウム、プルトニウムが見つかったとの報道。すべて後出しで、当初の状況を隠し続けている。村(村長)はいまだに「悪い」情報を出さないように国に言っていると聞いている。国は確信犯、県は国の模倣犯、村は…無知を装った政治犯。村への繋ぎ止めに躍起になっている村・県は異常かつ滑稽。村を誰に乗っ取らせる気か? 国は核種ごとの詳細な計測値を発表すべき。(汚染マップを作るべき) 村は住民の意をはからうべき。県は国に加担した罪を「猛省し」至急、村民生活の為の支持を県自身が行うべき。

【村長のリーダーシップに対する意見】

  • 村長をよぼう 話を聞こう 意見を言おう リコールしよう 次回開催を待っています
  • 村長はやめるべき やめろ 私は100%村に戻る気はない
  • 飯舘村村長は露出が多く、村のことをとても考えて一生懸命だと思っていたのですが、「ふたを開けて」みないと分からないのですね。村民の皆様の苦悩をよく知らず申し訳ありませんでした。私は福島市に住んでいますが、どこの住民も正しい情報がなかなか得にくい状況でまるで戦争中の情報操作の中にいるのだと思います。でも飯舘村の皆さんは、こうして集会を開き声を上げ、自分たちのことを自分たちで何とかしようと動いていてすごいと思います。健康手帳など具体的に動いていて素晴らしいです。でも、こういうことは全て国がやるべきことです。国も県も市も対応が遅すぎ、信頼できるものではありません。口々に文句を言っても何もかわりません。住民一人一人が声を上げ、地域同士でつながり、全責任は原発なんだということを全国に伝えて国を動かすべきだと思います。うまく伝えられなくて、もうしわけありません。

【その他】

  • 伊達市では毎週広報を出し、線量や野菜などのベクレルを「不検出」という書き方でなく、しっかり数字を出しています。飯舘でももっと住民にどんどん情報を知らせてほしい。村からのお知らせをするための集会を開くのもいいのでは? 以前のコミュニティは壊れたといいますが、借り上げにいて元の区長から連絡がくることもありあせんし、村から発表してくるとも思えません。第2の飯舘村に期待します。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote Check