第2章理想世界への誘い

(一)奉仕経済

「さて、これから紹介する世界を私は、『奉仕世界・奉仕社会・奉仕国家』と呼ばせてもらっておりますが、いずれにしても労働奉仕を唯一の動力源とする理想世界です。労働奉仕という言葉からも推測されるように、この世界の経済の大きな特徴は、万事が万事人の善意によって切り盛りされている点です。そこで私は、この経済を奉仕経済と呼ぶことにしました。

この経済は、次の二つの原理が中心となっております。

 

1、人々の善意を社会の駆動力としていること。・・・奉仕献身の原理

2、すべての価値を否定していること。裏返せば、すべての物やサービスの価値を同等に見る。・・・均衡均一平等の原理

 

ではなぜ、このような原理が採用されたのでしょうか?。

人生の目的は人格形成にありました。その目的が計画通り遂行されるためには、すべての人に平等な環境が保障(生活保障)されなくてはなりません。この二つの原理は、それを苦もなく可能にしたのです。それでは、一つずつ見ていきましょう。