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こんな人、そんな人シリーズ 01
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こんな人シリーズ 18−1

自慢の同級生 1

私と渡辺君とは、山梨大学の同級生、同じ応用化学科の40人の中の一人ずつでした。彼は地元の山梨県の出身で自宅から通学していたとおもう。それほど親しくはなかった、と言うのも、彼は本当に勉強が好きでまじめで、自宅から通っていたこともあって、大学界隈に下宿生活している学生とは生活のリズムが違っていた。そういうものである。地元の学生の方が総じてまじめで、勉強も出来た。例外は殆どいなかった。私も例外ではない。私は学校の近所に下宿していたので、全く勉強をしなかった。勉強をしなければ成績が悪いのは当たり前です。彼は常にトップにいた。トップ争うではなく、当たり前にトップだった。私は、ブービーメーカーにはならなかったが、ブービーに近かった。私も、その場所で安住していて、争いはしなかった。彼ががり勉だったというわけではない。一般的に自由な時間が持てる、持てないと言うことと、地元の大学を誇りにしていると言う意識違いがあった。物柔らかで、柔和な態度をしていて、どこにそれだけのしつこさがあるかと思うくらい研究熱心で教え熱心である。

彼の研究所のホームページ

http://www.ab11.yamanashi.ac.jp/~mwatanab/index.html

を、明けていただければ、その風格が分かる。なんの事が書いてあるかは失礼ながら一般の人にはわからない。

今、話題の燃料電池のことが書いてあることは分かるかもしれない。彼は、このことを40年以上前から、口にしていたのです。物になるの?と、かなり懐疑的に斜めからみていたが、実際、実用化寸前までこぎ着けている。かげながら声援を送っている一人です。

 

こんな人シリーズ 18−2

自慢の同級生 2

彼が有名なのはこの燃料電池では国際的である。燃料電池での彼の基礎研究がなければ、今の燃料電池車の存在はない。それほどの人である。

同級会を二年に一回ほど催しているようだが、私はインドネシアにいる変わり者なので、たまたま、日本にいれば皆さんと会うために出席する。彼は同級会には海外出張でもなければ必ず出席して、燃料電池について実用化はいつごろだとか熱く語る。甲府であるときは必ず、研究所の施設を案内してくれる。何の装置か皆目分からないが、彼のひたむきさは充分感じさせられるし、大変誇りに思う。ただ、この話を普通の人に話しても、何のことやら理解してくれる人がいないので、こういう同級生がいるぞと自慢できないのが残念である。

人当たりもいいし、彼を慕う後継者は山ほどいる。私が学んだ?学び舎に彼のような同級生がまだ活躍していると思うと私の励みにもなる。

先日も、メールを送ったら、忙しい中、直ぐ返事が来た。もう定年を大学から通行されたが、彼にとっては、“そんなの関係ない”

“新たな国の大型研究プロジェクトのプロジェクトリーダーを委嘱され、又その拠点機関に山梨大学がなったため、(70億円の予算規模で)向こう7年間は燃料電池(自動車)の本格普及を支える基礎研究に注力することになりました。又、このプロジェクトのために、今までのクリーンエネルギー研究センターに加え、新たに燃料電池ナノ材料研究センターを本学に新設し、県から無償貸与された八幡神社の隣の知事公舎跡に研究棟を新設します。したがって、 “老後をのんびり“ という生き方は、完全になくなりました。”

と、言ってきた。なるほど、歩む道は全く違うが、精神的に彼は私の支えになっている。海外でもっと多くの若者に私の技術を伝えたいと思うし、日系企業のお手伝いが出来れば、いいかなと思う。