ネクサスワールド
レム棟・コールハース棟
NEXUS WORLD/
Architecture:Rem Koolhaas/OFFICE FOR METROPOLITAN ARCHITECTURE

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最終更新日:2003年11月1日
作成日:2002年3月18日


DATA

 

所在地:
福岡市東区香椎浜4-11-33
基本設計:Rem Koolhaas/OMA
実施設計・施工:前田建設工業
種類:集合住宅
竣工:1991.4
構造:RC造
階数:地下1地上3階
敷地面積:3,472.84
建築面積:2,506.00
延床面積:5,764.76

交通:
西鉄バス「香椎浜4丁目」バス停徒歩約3分
JR香椎駅より徒歩約15分

周辺地図

関連サイト



Atsushi

磯崎新のプロデュースによって行われたネクサスワールド香椎のレム・コールハース棟。日本で 見ることのできる数少ないコールハース作品ではないだろうか?彼の設計は2棟で、それぞれ 左からレム棟、コールハース棟と名付けられている。
ガラス壁面の上にある、石垣を模したような黒いパネルの外壁が印象的である。テカテカと光沢 があって偽物っぽい石垣パネルは、意図的に安っぽく見せているのだろう。『本質的に建築は、 ナンセンスで独断的で見せかけであり、それを誇るべきである』という氏の言葉を思い出した。

レム棟(左)とコールハース棟(右)の正面のファサードは、一体的な曲面ラインを描いて、揺らい でいる。コールハース棟には銀行などのテナントが入居していたが、レム棟は数年前まであった 酒屋が潰れたらしくテナントは入っていない状態。『建築家の作品に入居するテナントが 流行らない』という忌まわしい法則(?)をここでも立証してしまった気がするが、機能的な問題点よりも家賃が高いことが 原因のように思われる。

偽石垣パネルの部分には小窓がついており、最上階の屋根部分(と思われる)には曲面屋根で 構成されたトップライトが3列ついていた。中の様子は外からでは全くうかがえず、内向的な デザインとも言えようが、それが即ち高級集合住宅としての風格と品位にも繋がっているようだ。
地下駐車場やスロープ通路によって自ら地形を作り上げそうな勢いの、レベル差の多い構成は コールハースの作品にはよく見られる手法ではあるが、他のどの集合住宅よりも奇抜な印象的を 与え、魅了されてしまった。

世界の流行の先端とも呼べる現代建築に並んで、普通の植栽があるので興ざめしてしまった。 手すりに"高級感"とは対極の素材…金網のフェンスが用いられていて驚かされた。 あと、くもりガラスからうっすらと内部の雰囲気がほのめかされているのが良い雰囲気。

 

曲面やスロープが多用されているので、写真にするとパースの効いて迫力があります。
福岡を訪れる機会があれば、ぜひ見学すべき作品だと思います。しかし、見学の際には 住んでいる人たちに迷惑のかからないように気をつけましょう。


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