The 11th ACKid 2016/9.17-9.24/会場:キッド・アイラック・アート・ホール

ACKidはアーティストが協動して舞台を造り上げていく表現の試みです。


日程と参加アーティストの紹介

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9月17日(土)/フラクタルライン・海べの知覚

出演:d.ヒグマ春夫 HIGUMA Haruo+小松睦 KOMATSU Mutsumi(ダンス)+泉田茉菜 IZUMITA Mana (身体表現)+伊藤幸 ITO Miyuki(身体表現)

東日本大震災で海岸線の住民は、甚大な被害を受けました。あれから5年の歳月が経ちました。その「海べの知覚」は、どのように変わったのか。そして現在どんな状態にあるのか。海べに身を置き、海べの知覚を感じ表現します。 今、海べで何が起こっているのか? 何が起ころうとしているのか? 何が起きたのか?

小松睦/KOMATSU Mutsumi
宮城県気仙沼市出身。幼少よりクラシックバレエを学ぶ。 日本大学芸術学部演劇学科洋舞コース卒業。在学中より加藤みや子に師事。国内外の作品に出演。‘14年より平原慎太郎主宰OrganWorksに所属。自作のソロ作品としては「住まうモノたち」「oxymoron line」等を発表。また、MVに出演する等、舞台に留まらず、映像作家や音楽家とのコラボレーション、作品創作も展開。活動の場を広げる。

泉田茉菜/Mana Izumita
岩手県雫石町出身、好きな言葉は敬愛。歌うことが何よりも好き。

伊藤幸/Miyuki Ito
宮城県仙台市出身、現在オーディションを受けながら演技の勉強をし将来は女性声優を目指している。

ヒグマ春夫/Haruo Higuma(Artist)
'90年度文化庁派遣芸術家在外研修員。その成果発表が'09年国立新美術館で「DOMANI・明日」展として開催され映像インスタレーションと映像パフォーマンスを行う。 '02年映像を組込んだインスタレーション「DIFFERNCE」で、第5回岡本太郎記念芸術大賞展で優秀賞を受賞。'04年「水の記憶・ヒグマ春夫の映像試論」で川崎市岡本太郎美術館で個展。その後テヘラン現代美術館で「The Shining Sun」展。 '06年、'09年大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ」 '06年からACKidを企画継続中。'08年から「ヒグマ春夫の映像パラダイムシフト」継続中。


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9月18日(日)/ゴク私的ダンスシリーズ4

『ドクダミの傾斜』 ダンスの犬ALL IS FULL d.深谷正子 FUKAYA Masako(ダンス)+KO.DO.NA+関直美 SEKI Naomi(美術)

日々の中でぼそぼそと感じた事だけど、踊る私の身体にどうしても刻印を押し留めておかねばならない断片を綴るシリーズのvol.4
 昔、くみ取り式の便所の小さなガラス戸からドクダミの白い花が見えた。どの家の便所もなるべく近づきたくない、少し暗い影を背負っている場所である。そこはいつも不思議な静けさを持ち抱えている。なんだかその家の秘密のたまり場のような気がしていた。その空気を思い浮かべると、全身が硬直していき黒雲の波におそわれる。ドクダミの白は花びらだと思い込んでいたのに、苞(ほう、訓読みは「つと」)だという。花は中央の出っ張った黄色部分だ。思い込みですり込んだ事柄は思わぬどんでん返しがあるものである。

深谷正子/FUKAYA Masako(ダンサー・振付家、ダンスの犬ALL IS FULL主宰)
振付家としてのダンスの犬ALL IS FULL公演と、ダンサーとしてのソロ活動を縦横に展開している。2015年舞踊批評家協会賞受賞。
近年の主催公演 
2014年《たいらな場所なんて何処にもない》ダンスの犬 ALL IS FULL @日暮里d-倉庫
2014年《ダンスワームホールVol.1,2.3》ソロ @ストライプハウス
2014年《指先から滴り落ちる混沌》ダンスの犬ALL IS FULL @スタジオピエール
2014年《垂直思考 BaBaBi》ソロ @八丁堀七針
2015年《ソノトウリ》ソロ+飯島望美(写真) @キッド・アイラック・アート・ホール
2015年《宙づりというサスペンス1〜6》ダンスの犬ALL IS FUL @ストライプハウス
2015年《STILL 吸う場所と吐く場所の真ん中にいる》ソロ @八丁堀七針
2016年《枕の下の月もしくは逆さまつげ》14日間連続ソロ @八丁堀七針

KO.DO.NA (Trumpet、Electronics)
クラブDJ・即興演奏・現代音楽を経て、劇団唐組に入団。退団後は劇中音楽の作曲や、Improvisation主体のバンドにて活動。
2006年 Musical For Kitchen Records より『小人の化学』をリリース。2010年 ルクセンブルグの soundzfromnowhere より「riunione dell'uccello」をリリース。 現在は主に、西麻布「BULLET'S」六本木「SuperDeluxe」に出演。 2013年、NY、韓国、デンマークにてツアーを行う。 また、舞台音楽・即興演奏・楽曲演奏と幅広く活動中。2014年、デンマークツアーを行う。
2015年、コペンハーゲンのレーベル『HIPSTER record』より「Riunione Dell’uccello」リリース
また、舞台音楽・即興演奏・楽曲演奏と幅広く活動中。
http://kodona.web.fc2.com/indx.html

関直美/Naomi Seki
1974 多摩美術大学・同大学院で彫刻を学び終了
1994 第4回現代日本木彫フェスティバル大賞
1998 文化庁在外研修員としてアイルランドへ
2007 アイルランド現代美術館アーチストレジデンスプログラム滞在
展覧会
2000 「公開制作in上海」上海製紙研究所、中国
2002 「ロッフブーラ国際彫刻シンポジウム」オファリー、アイルランド
2003 「おんなのけしき・世界のとどろき」東京日仏学院、東京
2005 出雲・玉造アートフェステイバル 島根
2006 越後・妻有トリエンナーレ 新潟
2007 「出会いの翼」三越、東京
2008 「旅展」国立新美術館、東京
2010 「開放へ」Gallery KINGYO、東京
2011 「お大師様でアート」川崎大師、神奈川
2012 「立体造形」三条通、京都
2013 「宙ぶらりん」A・CORNS Gallery 、東京
2014 「ACKid」2008‾ キッド・アイラック・アートホール、東京
2015 「アートプログラム青梅」吉川英治記念館、東京


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9月19日(月・祭日)/「地震・アメリカ・貧乏神」

出演:大谷蛮天門 Ootani Batenmon(演劇)+吉野繁 YOSHINO SHIGERU(チンドン屋 音楽家)+関谷泉 Sekiya Izumi(パフォーマンス愛好者Performance lover)

演劇無宿・大谷の実体験が生む笑いと怒りは、現在から過去へ生々しい記憶を提示する。ある下層労働者が炎天下の白昼夢で見たものは何か。1923年9月、震災で廃墟と化した帝都の夜。からくも生き残った朝鮮人の証言が現在を照らし出す。今春公演に新章を加え、改作したスペシャル版公演。コラボするのはチンドン屋の玉三郎としても評判の哀愁のサックス奏者、吉野繁!

大谷蛮天門 Ootani Batenmon(役者)
かつて全共闘の時、人は情況により思想や感性が変わることを経験。以降1970年代から「曲馬館」~「風の旅団」~「独火星」とテントによる旅公演を続け、現在「演劇無宿」としておもに一人芝居を展開している。何度も芝居で取り上げた、1923年の関東大震災時の朝鮮人虐殺を切り口に、下層の視点から、この日本という国家を乗り越える表現に一歩一歩進んでいます。

吉野繁 YOSHINO SHIGERU(チンドン屋 音楽家)
1963年生まれ。
1984~1987年劇団燐光群で役者として出演。
1987年から荻窪GOODMANにて自身のライブ活動を始める。 この頃チンドン屋の二代目瀧廼家五朗八に入門。 リーダー作品として、吉野繁トリオ「ファーストステージ」、参加作品にコンポステラ「歩く人」、野戦の月楽団「バンブーゴスペル」などがある。
現在はチンドンよしの代表としてチンドン屋を営みつつ、高円寺に移転したGOODMANで毎月即興を中心に演奏活動をしている。

関谷泉 Sekiya Izumi(パフォーマンス愛好者Performance lover)
霜田誠二ディレクターのNIPAFを見てパフォーマンスを開始。「かわさきでアート2015」に参加。ヒグマ春夫の映像・インスタレーション「連鎖する日常/あるいは非日常の6日間・展」でコラボレーション。母親失格労働者失格の人生を寓話的に描くパフォーマンス。休止中の路上アート研究会も復活予定。凸凹した道に寝転んで一緒に空を見ませんか。


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9月21日(水)「ある、これ、いま、ここ」

出演:及川廣信 OIKAWA Hironobu(ダンス)+NECROMIST/ 大野慶人 OHNO Yoshito(舞踏) /ヒグマ春夫 HIGUMA Haruo(映像・美術)/d.宮田徹也 MIYATA Tetsuya(批評)

及川廣信/OIKAWA Hironobu(アルトー館主宰、after scorpio 代表)
ダンサー、演出家、プロデューサー/バレエ・マイム・演劇研究のためフランス留学(1954~1956)
SCORPIO制作:ヒノマタ・パフォーマンス・フェスティバル、東京アートセレブレーションなど
シュウ ウエムラ アートシアター:ヤン・ファーブル『劇的狂気の力』、パリ オペラ座GRCOP、ベルリン ダンス工場
演出:大沼哲郎の『傾斜の存在』(ケイ タケイ、三浦一壯、西森守のVAV公演(音=小杉武久/一柳慧/刀根康尚)、)阿部昭の『部屋』(大野一雄・慶人)、大沼哲郎の『ゲスラー/テル群論』(主演 土方巽)、ヒグマ春夫との共作『浮遊する細胞体』(勅使川原 三郎/吉本大輔/榎本晴夫・井川けい子)、ラインヒルトとの共作『シミュラークル』(ラインヒルト・ホフマン)ほか
著書:『シュウ ウエムラ』『アントナン・アルトー特集号』( 編集『肉体言語』肉体言語舎 絶版)『VISAGE』( 制作シュウ ウエムラ 編集 村田東治 絶版)。

大野慶人/Yoshito Ohno
1938 年東京に生まれる。 1959 年大野一雄「老人と海」でデビュー、その 1 ヶ月後、土方巽の「禁色」で少年役を演ずる。以後、土方の舞踏草創期の作品に参加、また及川廣信に師事。 1969 年初リサイタル「爪の孤独」のあと舞台活動を中断。 1985 年「死海」で大野一雄と共演し、土方振付作品によりカムバックした。近作に 2013 年「花と鳥」、 2016 年「それはこのようなことだった」等。

ヒグマ春夫/HIGUMA Haruo(映像作家・美術家)
'90年度文化庁派遣芸術家在外研修員ニューヨークその成果発表を’08年「DOMANI・明日」展(国立新美術館)。映像が介在する表現に固執し「ヒグマ春夫の映像パラダイムシフト」を継続中。他にコラボレーション企画「ACKid」、「連鎖する日常/あるいは非日常・展」がある。

宮田徹也/MIYATA Tetsuya
1970年横浜生れ。日本近代美術思想史研究。岡倉覚三、宮川寅雄、針生一郎を経て敗戦後日本前衛美術に到達。ダンス、舞踏、音楽、デザイン、映像、文学、哲学、批評、研究、思想を交錯しながら文化の【現在】を探る。

NECROMIST(音楽) 1993年より身体表現活動を始める。2001年及川廣信に師事。 2003年汚名ランド結成。新宿甲州街道沿いの歩道にて毎土曜日身体とノイズをぶつけ合うパフォーマンスを展開。 2015年ソロ名義NECROMISTでノイズ演奏活動を開始。



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9月22日(木・祭日)/「聴くための砂、観るためのサックス」

出演:本多真理子/HONDA Mariko(美術家)+木村昌哉/KIMURA Masaya(サックス奏者)

本多真理子/HONDA Mariko
1964年埼玉県生まれ。1992年東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。過ぎ行く「時」をテーマに赤い毛糸を空間に張り巡らしたその軌跡や砂を使って時の経過をインスタレーションで発表している。

木村昌哉/KIMURA Masaya
SAX5人衆で構成の SXQ Saxquartetとフリージャズでも独創的と言われる藤井郷子オーケストラ、ほかで活動。2008年ロシア・リトアニアへツアー。(SXQ saxquartet / SXQ saxquartet on Tour 2008 RUSSIA-LITHUANIA) 協力:よみがえるバンドによる「音のワークショップ」も再び!


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9月23日(金)

出演:桜井陽/sakurai yo+海保文江/Fumie Kaiho+桜井ただひさ / Tadahisa Sakurai

桜井陽/sakurai yo
子供の頃よりクラシックバレエを習う。その後モダンダンスを藤井公・利子に師事。近年は美術家とのコラボレーションなどで美術館、ギャラリー、屋外などで踊る。

海保文江/Fumie Kaiho
モダンダンスを志保野ひろみに学ぶ。`04年より藤井公・利子、上原尚美、藤井香に師事。(社)現代舞踊協会制定 `06年ダンスプラン賞 `07年 同 新人賞・同 新人振付賞・`10年 同 奨励賞 受賞。`07年 秋田全国モダンダンスコンクール グランプリ受賞。`14年 フインランド振付家 テロ・サーリネン作品『MESH』出演。近年は屋外や美術館、ギャラリーなどで踊る。
現在 彩の国舞踊団 団員

桜井ただひさ SAKURAI Tadahisa (写真家)
光は刻一刻と陰を刻み続ける。
この時でしかないその一瞬をこの場所で、この焦点距離・この絞り・シャッタースピードで撮りそれらの作用が全てが合致したときに振動する写真ができればとおもう。
「尼僧道場]寸感:彼はシャッターをきる時、おそらくは無量寿経に説く光雲無碍如虚空の心境にあるのかもしれない。山岸信郎
「平信」について:桜井ただひさの捉える光の世界は日常に非日常的な世界があることを示している。鳥原学


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9月24日(土)

出演:d.丹下一 TANGE Makoto(俳優)+花柳輔礼乃 HANAYAGI Sukeayano(舞踊)

丹下一/TANGE Makoto
様々な国の歴史や文化を背景に「日本」のエッセンスを探求する現代演劇活動を続けている。00年、プレイバッカーズに参加。04年から10年間、熊野天女座で「古事記」をベースにした「天女神楽」vol.1〜10(台本演出・出演)。10年よりTama+ projectを主宰。東日本大震災を忘れないための「Hamlets」ver.0-3、詩人・作家の寮美千子の「ことばたち」から再構成した「Project R」vol.1-4、アフガニスタンの弦楽器と舞踏に日本の古典を組み合わせた「Stones」など構成演出・出演。国内各地をはじめ海外での活動多数。

花柳輔礼乃/HANAYAGI Sukeayano
日本舞踊の伝統を踏まえた意欲的な活動に定評がある。国立劇場はじめ、明治座、コマ劇場など出演多数。主催の「踊民偶」は20年以上発表を続けている。伍代夏子ツアーの振付、出演も。樋口一葉を主題にした井村昂演出の舞踊劇「葉衣」1〜3の振付、出演ほか2016年、K’s Galleryでのヒグマ春夫映像インスタレーションにも出演。


ACKid

照明:早川誠司
企画:HIGUMA
協力:KID AILACK ART HALL